● 「お金払ったら、お客さんですか?」
こんにちは! 三浦真弓です。
昨日は、瀬戸市で開催されていた「市民力アップセミナー」の最終回でした。
講師は、セミナコーディネーターの前田恭子さん。
恭子さんが簡単に自己紹介された後に出てきたフレーズが、これ。
「お金払ったら、お客さんですか?」
イベントに参加するとき、参加費を払ったら、あとは主催者が何でもしてくれると想ってはいませんか?
セミナーに参加して、受講料を払ったら、自分は何もしなくても、講師の先生が成功へ導いてくれると思ってはいませんか?
税金を払っているのだから、なんでもサービスを受けて当たり前と思っていませんか?
という問いかけです。
確かに、お金を払ったんだから、その分のサービスは受けられないと困りますよね。
でも、だからと言って、受け身でいいのかな?
この問いかけは、市民力アップ講座5回中、どの場面でも、根底に流れていたように感じます。
自分ができることは何なのだろうか?
したいことは、地域の役に立つことなのだろうか?
そういう視点で自分の住む町を見ると、何かできそうなことがあるような気がします。
ドカーンと大きなことではなく、ちょっとしたことでいいんですよね。
公共の施設の使い方とか、駐車場の利用方法とか。
図書館の本を期限までにきちんと返すとか。
市民一人一人が、何か、一つ「ま、いいじゃん」と思わずに、よりよき一歩を踏み出すことで、街は、元気になっていくことでしょう。
最終回ということで、先の講座をつとめられたかわのゆみこさん、柴田朋子さんもいらして、まとめの時間もありました。
今回の講座、モリコロ基金の助成をいただいているということで、受講料は0が一つ足りなくね?と思うような金額でした。
「安く受けられて、ラッキーだったね♪」で終わらず、きちんと行動に移すことで、お返しをしていきましょうと語る、かわのゆみこさん。
「学んだことを活かそうとする人が、好きです♪」と、柔らかいトーンにびっくりした(笑)けど、その後のQ&Aでは、ガツンと答えた柴田朋子さん。
本当にありがとうございました。
この市民力アップ講座、80名ほどの受講生がいました。
ブログやfacebookで参加者が様子をアップするたびに
「そんな素敵な内容なら、次回、受講したいです~」
というコメントが入っていました。
次回、あるのかな?
主催者の育笑みネットの湯浅亜紀さんに、質問&リクエストしてみてくださいね。
確かに、今回の3名の方から学ぶ講座は、あらゆる面で(内容も参加費も)すごい企画でした。
でも、それぞれの先生方は、より専門的な分野で講座をなさっておられます。
「一市民として、どんなことを…?」というのでなければ、
それぞれの先生方に、がっつり学びに行かれた方が、より、深く学ぶことができますよ。
近々には「柴田朋子さんの講師力アップセミナー」があります。
こちらはセミナーコーディネーターの前田恭子さんが、主催されています。
また、かわのゆみこさんのソーシャルプランナー育成支援養成講座。
一市民としてという視点から、子どもの発達支援のこと、マーケティングから組織論まで、1年かけて、幅広く学ぶことができる講座です。
こちらは、通年の講座なので現在の募集はありません。
ゆみこさんのブログをチェックして、来年度の募集をお待ちくださいねー。
ということで、とても充実した5回の市民力アップ講座でした。
お昼ご飯に伺ったベリーベリーカフェさん。
お料理はもちろん、とてもおいしいのですが、お料理を引き立てるお皿が魅力的。
子どもが小さいと、割れてけがをするのが心配とか、気になることはあることでしょう。
でも、土のぬくもりや重み、自然な形がとても素敵です。
瀬戸は瀬戸物と、わかりやすいかもしれません。
有名な「もの」がない街だって、あることでしょう。
でも、自分の住む町を一人一人が誇りに思い、少し視点を変えたり、意識を変えたりして、過ごすことで、よりよいまちづくりができると思います。
私も、自分の住む地域で、できることをしていかなくちゃ♪
すてきな講座をありがとうございました。