●続けた方がいいか、やめさせた方がいいか?
こんにちは! 三浦真弓です。
子どもがなにかやりたい!と言ったとき、
ものすごくお金がかかるとか、場所がとても遠いということでなければ、
私は割と前向きに「どうぞ」という気持ちになります。
その子どもにあっていることなのかな?という確認はします。
OKでしたら、
わが子の活躍する姿や、感性が磨かれる姿、芸術性が高まる姿を想像すると、
親としては嬉しくなります。
したいことが、何か「お得」なことがあるとは
限らないですけどね〜
その一方で、
これまでやってきたことを「やめたい」と言いだすこともありますよね。
そのとき、どう感じますか?
確かに、親の目から見ても、うまいお友達がたくさんいて、選手にはなれそうもないですし。
でも、ここでやめさせたら、「チャレンジしても無理そうだと思ったら、すぐにやめる子ども」になりませんか?
特に男の子ですし、目の前にある、壁とか岩とか、そういうのにもぶち当たって乗り越える強さも欲しいと思うのですが。
どうしたらよいでしょうか?
というご相談を受けました。
新しい学校生活を考えるなかで、
今までしてきたことを続けるかどうかの、
悩みが生まれてきているようです。
ご相談を受けながら、
・選手になれなくても、チームの一員として頑張る人であって欲しい。
・目の前に壁や岩があっても、乗り越えようとする人であって欲しい。
・目の前の壁や岩を、乗り越える強さを持って欲しい。
という、母の愛を感じました。
そうですね。
新しいことに挑戦しようというチャレンジ精神は素晴らしくても、
まずは、今やっていることを、
しっかり取り組んで欲しいという気持ちもありますよね。
ただ、お話を伺っていたら、
息子さんが、このスポーツよりも、
もっと興味を持っていることがあることに、
お母様は気づいていらっしゃるようでした。
今習っているものよりも、もっと興味があり、
そちらの方が息子さんにあっているように感じられるのなら、
やめてもいいんじゃないですか?
「でも、まだ、小さいうちに(小学6年生です)、
目の前の困難とかを乗り越えることも、させたいような…」
それもそうですね。
この先の人生、目の前に色々なモノがやってくるでしょうからね。
でも~
好きなこと、自分に合っているとおもうことをやっていても、
壁や岩はやってくると思うんですね。
例えば、フィギュアスケートで
オリンピックに出場していた浅田真央ちゃん。
大好きな、そして、
自分が頑張りたいと思っているスケートをしているのに、
壁や岩がいっぱいでしたよね。
自分が大好きなことだから、
何とか頑張って乗り越えて、
感動のフリーにつながったのだと思います。
これが、親とか誰かの意志でさせられていたとしたら、
とても壁を乗り越えることができなかったでしょうし、
あの、感動のフリー演技にはつながらなかったと思います。
「すごく気が楽になりました!
どこにいても、何していても、壁とかありますよね!
本当はどうしたいのか、子どもと相談します♪」
よかったです。
こんな短時間で、スッキリされる方は珍しかったのですが(*^_^*)
こんなに素早く、すっきりされたのは、
息子さんの様子をよく見られていて、
ママご自身が、自分がどこに引っかかっているのかを、
わかっていたからだと思います。
お子さまをよく見られていると、
どうしたらよいかという決断や、タイミングがわかると思います。
お子様の行動や考え方などで悩まれている方は、
ぜひぜひ、お子さまの様子、話すことなどをよく見られてくださいね。
それでも、お困りの場合は、ご相談下さいね~
思春期子育ての不安を解消したいお母さんのための「元保健室教諭の個別相談」