続きです...
数学においては馬連や3連複の購入点数の計算を、組み合わせ、コンビネーション(C)と呼びます。
また、馬単や3連単の購入点数の計算を、順列、パーミテーション(P)と呼びます。
そして、異なるn個の中からr個を選ぶ組み合わせの総数、コンビネーションは nCr で表します。
定義:nCr=nPr÷r !
やはり、文字であらわした定義は難しいので簡単にすると...
nCr=「順列の計算をして、順列の重複分(r !)を割り算する」
ですので、先程の馬連5頭ボックスなら...
5C2=(5×4)÷(2×1)=10(通り)
になる、と計算できます。3連複5頭ボックスも...
5P3=(5×4×3)÷(3×2×1)=10(通り)
簡単ですね!
※ ここで、順列の重複分について少し説明すると、馬単と馬連、3連単と3連複で考えてみれば簡単です。
馬単と馬連の場合、馬単1-2、2-1と購入点数2点でも馬連だと1-2と購入点数1点になります。
3連単と3連複の場合、3連単1-2-3、1-3-2、2-1-3、2-3-1、3-1-2、3-2-1と購入点数6点でも、3連複だと1-2-3と購入点数1点になります。
つまり、馬単・馬連のように2個を選ぶ組み合わせの場合は、いわゆる表と裏というように2通りが重複しています。
3連単・3連複のように3個を選ぶ組み合わせの場合は、6通りが重複しています。
組み合わせの場合にはこの重複分を除くため、2個選ぶときは2通りの重複分(計算は2の階乗【2×1=2】)で割り、3個選ぶときは6通りの重複分(計算は3の階乗【3×2×1=6】)で割ってあげます。
最後にまとめ...