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ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ

人材紹介会社の事業企画・マーケティング担当。しごと・キャリア・マーケティング・雑誌・ネット・スポーツ・デザインなど関心分野は際限ありませんが「これは」と思った情報を自由奔放に発信してゆきます!新たな気づきや共感・笑いを感じていただければと思います。

3月号のGQ特集は「アジアンエグゼクティブの世界戦略2011。」です。K-POPを聴き(最近ようやく知った…)インド人エンジニアがプログラミングしたソフトでコンピュータを作動し、中国製のガジェットを駆使するのが当たり前になった今、停滞する欧米諸国を尻目に、元気な中国、インド、韓国を中心としたアジア諸国は今後どこへ向かおうとしているのか、的なテーマです。(一部誌面の表記抜粋)

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その中でも「世界はインド人でできている!?グローバルインディアAtoZ」は圧巻。今や世界中で活躍しているインド発の人材・テクノロジー・文化をアルファベットでご紹介。

A ArcelorMittal Orbit(12年ロンドン五輪に向けた鉄製タワー)
B Boxer
C Curry
D Doctor America
E Electrical Engineer(BOSE創業者のAmar Bose)
F Flash (アドビシステムズCEOのShantanu Narayen)
G Google(Google社長のNikesh Arora氏)
H Harvard Business School(同校第10代学長Nitin Nohria)
Ⅰ Icons (象徴的な画家、音楽家、作家達)
J Journalist (CNNホストのFareed Zakaria)
K Kolkata (欧米ベストセラー作家のAmitav Ghosh)
L Lotus(F1ロータスオーナーのTony Fernandes)
M Master Card (マスターカードCEOのAjay Banga)
N Nobel Prize (経済学者Amartya Sen)
O Obama Administration(連邦最高情報責任者Vivek Kundra)
P Powerful Supporters(ベンチャーキャピタリストVinod Khosla)
Q Qualcomm (モトローラ共同CEOのSanjay Jha)
R Random House (出版社社長のSonny Mehta)
S Steel (ミタル社SEOのLakshmi Mittal)
T Tata (タタ財閥会長のRatan Tata氏)
U USB (インテルでUSBを発明したAjay Bhatt)
Ⅴ Vodafone (ボーダフォン元CEOのArun Sarin)
W Warren Buffett (バフェットの懐刀とされるAjit Jain)
Ⅹ X-ray Eyes (金融危機を予言した経済学者Raghuram Rajan)
Y Yoga (ヨガに通じたアメリカを代表するグル、Deepak Chopra)
Z Zubin Mehta (クラシック界巨匠とされる指揮者Zubin Mehta)
(※敬称略)

登場している人の大半は知りませんでしたが、こんなにも世界の第一線でインド出身の方が活躍しているとは。詳しく知りたい方はGQ本誌をどうぞ(営業みたいになってきてしまいましたが、ただの1愛読者に過ぎません)

インドといえば、twitterでカレー屋さんを営んでいるマツヤさん↓のtweetがかなりお薦めです。(アカウントは @Matsya_ ) インド人も「しょうみな話」と関西弁を使うこと、日本の寒さに滅茶苦茶弱いこと、インドの蚊が巨大なこと、インド人はごまかす時にラッシーを飲んだりすることなどを学びました。

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फ़िर कभी (ではまた今度!)
「実際に仕事をするのが自分じゃないからってみんな言うのはタダだと言わんばかりに発言は好き放題…。」こんな風に思ったことはありませんか。僕は事実、そう思う機会が多々あります。でもその「言いたい放題な発言」の中に実は本質的なヒントが隠れていたりします。現実的ではないから、効率悪いから、面倒くさいからとついできない理由を考えてしまってはいないだろうか…。

$ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-プロヴォカティブシンキング

「プロヴォカティブ・シンキング 面白がる思考」は、富士写真フイルムを経てマッキンゼーで消費財・小売業グループのリーダーとして活躍されている山梨広一氏が著者です。最新号の「Think!」誌でも特集で採り上げられていました。

彼が提唱するこの思考法は、簡単に言うと、「何でも面白がって可能性を否定せずに考える」というもの。誰でも無意識のうちに「できない理由、制約条件(時間、コスト、工数、期待される効果、前例etc)」をこれぞとばかりに挙げまくり、どうにかしてそれをやらずに済む方法をひねり出そうとします。なぜなら、今までのやり方の方が楽だから。失敗したくないから。面倒だから。

成功して一躍ヒーローになれるチャンスをやりもせずに潰してしまうのと、「たぶん、できるはずだ。そのためには…」と考え方を転換してチャレンジするのとでは結果や達成感は大きく変わってくることでしょう。

プロヴォカティブ・シンキングの実践により、3つの素晴らしい効用があるといいます。個人だけではなく、組織全体をポジティブにすることができます。

1、新しいアイデアを創出し、ブレークスルーをもたらす
2、高揚感や一体感を生み出す
3、次々にアイデアが生まれる土壌を醸成する


話は変わりますが、「楽しいことを仕事にしたい」「好きなことをしたい」。良く耳にする言葉です。じゃあ楽しいことや好きなことって一体何なのでしょうか。一方で「今やっている仕事を楽しもう」「目の前の仕事を好きになろう」って言う人もいます。これも何となく違和感が…。

「面白がる」という、本著で度々出てくる言葉に僕はしっくりくる何かを感じました。それは「好き」とはニュアンスが違います。世の中の人みんなが朝起きたら突然、今やっている仕事が「好きになる」なんてことには絶対ならないからです。「面白がる」=「(みんな面倒くさがってやらないだろうし)かなりキツいけどこれを巧く成功させたらしめたものだ。面白い、やってやろうじゃないか」こういう風に置き換えることができるのではないでしょうか。

以前手にして感銘を受けた「大人げない大人になれ!」(成毛眞氏)に登場した、上司がびっくりする顔が見たい一心で尋常ではないスピードでプログラミングを完成させたエンジニアや、面接で落とされて、それが悔しくて採用担当に復讐するために翌年度また応募して入社してきた大学生のエピソードにも通ずるものがあると思います。

物事もとらえ方次第。果たしてどんな仕事が好きか、どんなことが向いているのか、正直いまだに全然分からないですが何でも「面白がって」取り組むようにします。

140文字に慣れすぎてこんな長い文章を書くのが久々なので今回はオチはありません(息あがってます)







「もしドラ」昨年話題になりましたね。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」。恥ずかしながら読んでません(積ん読)。今回は、同じ「もしドラ」でも「もしドラえもんの『ひみつ道具』が実現したら」です。

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ドラえもんのひみつ道具


著者はレオス・キャピタルワークス創業者、取締役CIOで現役ファンドマネジャーとしても活躍されている藤野英人さんです。twitterでも非常に勉強になるtweetをされています。(アカウント: @fu4 )

ドラえもんが22世紀からもってきたひみつ道具はどれも現実にはないとても便利なもの。(いつも使い方を間違えてのび太君は痛い目に遭いますが…)タケコプター、ほん訳こんにゃく、どこでもドア、ガリバードンネルetc.本著は、これらが本当に発明されたとしたら、世界、人々の暮らし、経済はどのように変貌するのかをかなり具体的に展望しています。

例えば、タケコプターが発明されたらその部品や素材はどのメーカーが製造し、通学や通勤手段の変更がどんな影響を与えるか、ラッシュ時の空の交通規制や新たな保険商品の登場など、興味深い予想です。他にも、ガリバートンネル、フエール銀行、どこでもドア、アンキパンなど、計10個のひみつ道具が登場。この発明により利益を享受する業界や企業、逆に打撃を受ける業界、企業なども具体的に挙げられていて、極めつけにタケコプターが流通した場合の架空のファンド「やちよタケコプター関連株ファンド」の目論見書まで掲載されているのは現役ファンドマネジャーの著者ならではの遊びゴコロの表れです。

IT技術の目覚しい進歩により、全体の3、4割位の「ひみつ道具」が製品化の可能性を秘めているか、半ば実現しているということが意外でした。主にSNSやiPadの登場や通信技術の進化により、まだ子供だった僕らが観ていた時よりもはるかに現実味を帯びています。

読み物としても面白いですが、ビジネスマンは常に発想を豊かにし、想像力を養い、何かの事象が周囲にどんな影響・インパクトを与え、その結果どんなことが起きるのか、自分(自社)はどんな影響を受けるのかを先読みする能力が大事だといった点にも触れられていました。

今年こそはブログの更新頻度を上げたいと思います。今日曜夜の会社なのですが、これからどこでもドアで家に速攻帰り、タイムマシンで2日前にタイムスリップし休日を謳歌し、ほん訳コンニャクで3月のTOEICテストを乗り切りたいと思います!