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ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ

人材紹介会社の事業企画・マーケティング担当。しごと・キャリア・マーケティング・雑誌・ネット・スポーツ・デザインなど関心分野は際限ありませんが「これは」と思った情報を自由奔放に発信してゆきます!新たな気づきや共感・笑いを感じていただければと思います。

・遊び過ぎて夏休みの宿題を残り3日でやらなければいけない。
・資格試験の勉強を試験1週間前になって慌てて取りかかる
・会社の報告書を一夜漬けでなんとかカタチにする
・メルマガ配信3日前にまだ文面をつくり始めてすらいない

こんな風な、いわゆる「追い込まれる」経験を多くの人がこれまでしていると思います。以前に確か、「人は与えられた時間だけ消費する生き物なのだ(放っておくといつもギリギリになる)」の類の記事を書いた記憶がありますが、できることなら完璧なスケジューリングで余裕を持ってやるべきことを着々とこなしたいといつも思うわけです。

ただ、ふと気がつくと追い込まれ、尻に火がつき、綱渡り状態に陥ってしまいます。頻度を減らしたり、深刻な追い込まれ方はある程度未然に防ぐことができますが、やむをえないケースも…。

こうなったら生きるか死ぬか、「綱渡り状態」を楽しむほかありません。

うんざりするようなトラブルも、突然どこからともなく湧いてくる仕事も、非生産的な社内調整もあって当然。80%の時間や力を発揮すればガッツポーズできてしまうような平和で退屈な日々が続いていたら進歩も成長もないでしょう。

とまあ長い前置きになりましたが、
仕事での「綱渡り状態」の辛さなんて全然大したことないなと思えるような、これこそ本物の「綱渡り状態」な世界を発見しました。(愛読しているFacebookページ「ビジュアルシンキング」での投稿より)



「綱渡り状態」で持てる力を極限に発揮し、目標を成し遂げた時の彼らの満足げな表情から感じられる達成感は何物にも代え難いことでしょう。

ここまで深刻な追い込まれ方をしないように、気をつけるようにします。
テクノロジーは今後益々進歩し、近い将来、人々の生活はこんなにも便利になるのだというイメージを「Productivity Future Vision」と題したMicrosoft社制作の動画がYouTubeで話題になっているようです。



人々は交通手段を使って移動するときも、仕事をしている時も、料理を作る時も、離れている家族とコミュニケーションをとる時も、勉強するときも常に洗練されたタッチパッドに囲まれてそれを優雅に操作しながら快適そうに暮らしています。とてもリッチでクールな印象を受けますね。

面白いなと思ったのはこの動画へのYouTubeでのコメントの中には、技術進歩が過剰に進むことで失われるものについての皮肉ぽいものも少なからずあったことです。いくつか抜粋します。とこうしている間にもどんどんコメント数が増えていきます。すごい注目のされ方です…。

“it looks like everyone is an art director in this world”
“sad future, they look robots not people.”
“Too much touching, WAAAY too much.”
“so no one talks in the future....”
“there is no paper in the future???”
“Please.... let your children write on a real paper and read real book”
“the future is voiceless!”
“only rich people can afford this”

ただ、僕らがここ数年、新しいiPhoneが発売されるたびに夢中で飛びついているように、便利なものがいざ発明されると、いいのか悪いのか、こういったことはきっと頭の隅に追いやられてしまい忘れてしまうんじゃないかという気がしています。

急にこんなに便利にならなくていいからとりあえずiPhone4S欲しいです。
僕自身は転職者の方にふだん実際にお会いすることは滅多にないですが、仕事柄、数多くの転職者のエピソードを耳にします。自分の友人も含めて、ある会社で経験を積み、数年後、次の会社にステージを変えて活躍し、数年後に経験を活かしてまたステップアップするという、いわゆる「輝かしいキャリア」を積んでいる人々が世の中にはいます。

そういう人々を僕はとても尊敬します。

それはもちろん、転職回数が多いから、という理由ではありません。
回数が多いか少ないか、や転職する理由は別にして、それだけ「環境=会社を変える」、ということには想像以上のエネルギーと勇気ある決断が必要で、かつ「これまで築いてきたスキルが全く通用しないかもしれない」という不安とリスクを伴うからです。

外の世界に活路を見出してステップアップすることに成功できている人たちは、新しい環境でどのように組織に順応し、存在感を発揮し、おそらくは即戦力として短い期間で結果を要求されるであろうプレッシャーの中でうまく能力を発揮しているのだろうか、ということがとても気になります。

僕は新卒で入った大手企業をたった1年で辞めてしまったので、今の会社に入社した時は180度違う雰囲気に驚きはしましたが、それまで築いたキャリアなどほとんどないに等しく、前職の「やり方」に染まっていなかったのと、当時まだ若かったので「即戦力=即結果」というレベルまで高い期待はされていなかったと思われるため(こんなこと言うと怒られるかもしれませんが)、それらが幸いしたのか順応に苦労した記憶はありません。

ただそれなりに年を重ねてくると、ふとこんな疑問が湧きます。

ある日突然、別の会社や組織で働くことになったとしたら?
それも全く違う業界、全く違う職種や領域で。

どこの組織でも通用するような能力を日々、身につけられているのか
そして、そのために何か具体的な努力をしているのか


ソーシャルメディアの台頭で会社の外の人たちとの接点がここ最近でとても増えたことで、こういう「良い意味での」焦りと危機感が日増しに強くなってきた今日このごろです。

文字どおり「ある日突然」は前触れもなく明日やってくるかもしれないんです。


そんな時、天を仰ぐことのないように「日々前進」を心がけたい。
恵みの雨なんてそう簡単に降ってきません。