ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ -13ページ目

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ

人材紹介会社の事業企画・マーケティング担当。しごと・キャリア・マーケティング・雑誌・ネット・スポーツ・デザインなど関心分野は際限ありませんが「これは」と思った情報を自由奔放に発信してゆきます!新たな気づきや共感・笑いを感じていただければと思います。

「暗いよね」「子供なんだから外で友達と遊べばいいのに」などと言われるのが嫌なので、今まであまりオープンにしてこなかったのですが、小学生の頃、僕は熱心に切手を集めていました。(昭和か!)

新しいシリーズが発売になるたびに皆がこぞってビックリマンシールやガンケシやキンケシやカードダスを買いに駄菓子屋やゲームセンターに走る一方、僕は記念切手の発売日のたびに近所の郵便局に走っていました。(まじめか!)

それは祖父や父の影響が大きいです。昔は切手を集めるのが流行っていたようで、大正や昭和初期の古い切手を持っていて、僕にくれました。さらに祖父は日頃から葉書や封筒に貼られた使用済み切手をはさみで切り、いつも僕に届けてくれました。僕の切手の枚数は日増しに膨れあがっていったのでした。

小学校時代の仲間内では一時本当に切手収集がブームになり、みんなで郵便局に通ったのを今でも覚えています。そして自分ではまだほとんど切手を持っていないのに、親類が切手集めが趣味だったりすると、とんでもない価値のある切手を沢山もらったりして一躍コミュニティ内での人気を集めていたりしました。(自分の実力じゃないくせに!)

↓はいわゆる「普通切手」というやつです。1円から順番に並べてみました。
消費税の関係で1円や2円はまあ必要だとして、果たしてどういうシチュエーションで7円や9円や12円の切手が使われるのかいまだに謎です。そしてなぜ、「1円切手だけモデルが人間なのか」という困難な問題も僕の今夜の睡眠時間を縮める原因の1つとなっています。

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-秋田犬 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ほととぎす ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ベニオキナ ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-こぶはくちょう ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-なんてん ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-金魚 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-かもしか
ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-シオカラトンボ ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-福寿草 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-かぶとむし ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-きく

この1円切手のモデルになっている前島密(ひそか)さんは、明治時代に政治家として活躍し、日本の近代郵便制度の創設者の1人で、「郵便」「切手」「葉書」などの名称を定めた人物だそうです。それくらい偉大な人なので、聖徳太子が長きにわたって紙幣のモデルとして登場していたように、彼もまた昔から密かに1円切手の座を守り続けたのでした。(今知ったわけですが。)

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密1 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密2 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密3
ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密4 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密5 ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-前島密6

歴史を感じますね。右下は若い時の写真だそうです。年取ると全然変わってしまいますね。
彼は大隈重信とともに立憲改進党を創立したり、早稲田大学(当時の東京専門学校)の学長を務めるなど、幅広い領域で活躍したのでした。色々歴史が知れて面白いです。

当時はこの切手があと30年もしたらどんどん高価になっていって大金持ちになれると本気で思っていたものですが、最近では海外の切手も含めて、こういった味のある形状やデザインにファンが増えているとかいないとか。

年賀状を送る習慣が薄れてきたこともあって、そういえばお年玉年賀はがきの下2ケタの年賀切手シートが久しく当たっていない気がします。世の中が変化してもずっと残ってほしい文化って意外と沢山ありますね。

切手については懐かしいのでまたいつか書こうと思います。



下の街並みが歪んで見えて、「まるで異空間への入り口のようだ」、と思った方は明らかに働き過ぎで疲れが溜まっていますので、ゆっくり睡眠時間をとって英気を養っていただくことをおすすめします。健康第一ですから。

というのは悪い冗談です。

これはサンフランシスコを拠点に活動するフォトグラファーNicholas Kennedy Sitton's氏によるユニークな作品「Twisted」で、1枚の写真の一部を分割して少しずつ歪ませることで不思議な世界を表現しています。

なんだか見ているだけで目が回りそうですね。
この歪みを見て「まるで異空間への入り口のようだ」、と気分が悪くなってしまったという方は明らかに働き過ぎで疲れが溜まっていますので、ゆっくり睡眠時間をとって・・・。

というのはえっと、悪い冗談です。


ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ゆがみ2

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ゆがみ3

ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-ゆがみ1

(出典元:design works 空間を歪ませて表現されるフォトアート「Twisted」 )




今日開催された業界内での交流飲みで特別ゲストとしていらっしゃっていた経営者から出たお言葉。

「素人だから細かいことは良くわからないけど、人材業界ってこれまで僕が見てきた数ある業界の中でも異質で、強烈な個性を持っている会社って1つもないよね。「みんなおんなじ」に見えるなあ」

人材採用をお願いしようと思いつく人材会社8社の営業マンを呼んだところ、皆一様に同じような契約の説明、同じような商品の説明、同じようなサービスの説明をしたのだそう。違いは営業マンのビジネスマンとしての能力差のみ。

僕ら業界内の人間は、当然のように自社の内情や競合会社のことをよくお勉強をしているから、

「あの会社はこの分野に強いよね」
「あの転職サイトはユーザ数では圧倒的でさ」
「このエージェントは報酬体系が特徴的だ」
「外資系といったらあの紹介会社かな」

といった風にいくらでも業界の勢力図を説明できたりしますが、
人材採用を考えている企業や、転職を考えている人々にとっては、実は「みんなおんなじ」に見えているのかもしれません。各社が自覚しているほど、差別化なんてできていやしないのかもしれません。

この方がおっしゃった、「みんなおんなじ」発言に落胆するのか?それとも好機ととらえるのか?

人々のはたらき方の多様化、ソーシャルメディアの台頭、人材・経営のグローバル化、新卒・中途採用の垣根撤廃の動き、就業構造の変化など、人材業界をとりまく目まぐるしい環境の変化により、今後数年のうちに企業の「人材採用」の手法・求められるサービスそのものが一変する、という論調までもあり、何も手を打たずに僕らが生き残ってご飯を食べていくことはできないことがかなり現実味を帯びてきているといえます。

これまでのような、業界大手や先進的な企業が画期的な商品を開発し、それを見たその他大勢のプレイヤーが後から一斉に真似て同じマーケットで熾烈な競争を繰り広げパイを奪い合うやり方では、お互いに疲弊し、消耗し、力尽きた者から続々と市場からの退出を余儀なくされることでしょう。なぜならマーケット規模は(海外に新たに目を向ける場合は別として)拡大どころか縮小することが予測されているからです。

ポジティブにとらえれば、「みんなおんなじ」 = 横一線 だということです。
僕らのような業界内ではまだ発展途上の企業が「みんなおんなじ」状態を変えられる
スタートラインにいられる。
こんな刺激的なことはないんです。