The world of imagination -2ページ目

今年は春前から雨

ドメーヌ・クヘイジ、コトー・ブルギニオン、2020.

色は他の2020と同様にやはり濃いルビー。香りはどうか。ふむ、けっこう酸味も期待させる範囲内での(つまり甘くない)フルーティー感じ。飲んでみる、と、最初の一瞬だけフルーツ由来の甘みを感じはするがすぐに構築性のあるニュイらしい香りが来て、
ふっと、青みさえ来てくれる。
そもそもリリ-スが他の多くの作り手より2年後なので、そこもアドバンテージ持っているのかもしれない。

酸が表に徐々に出てくる。徐々にむしろ(他のコテコテの作り手と違って)古典性が見えてくる。二杯目の咀嚼で、力強い酸が全体をきれいなヴェールで覆ってくれていく。
15分で従来的なブルのおいしさになって透明感出てる~~。
マグロの刺し身にさえ合う~~
20m、あ~うめ~。ええわこれ。あと、全くガメイにネガティブな点が無い、むしろ青っぽさでこの暑い年をバランスしている。
ビシッときまってるな~。徐々に明るさも感じる。

1h弱、強さと酸味と蒼さのバランスで、逆に通常よりゴージャスな旨味でよっぱらいそうだwwwあーいい感じで梅も感じてきた。やはり長い時間が掛かるね。
1.5h、うーむいい感じの梅鉄~2Hで安定した旨味と梅鉄。。よいニュイ。。

 

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この季節にさかのぼる海鮮のお店を。。。この撮影時も晴れ間が無く、光が足りない。今年はもう、年明けからずっと梅雨のような気がする。ダラダラ半年間の梅雨。先週、まだ6月中旬だったのに初の熱帯夜。

長崎県の本物のウニは、桐箱とかではなく、こうした簡易な包装のものが多い。かえって地のモノとわかっていい。隠している地名は、私の住んでいる市の隣の市。

シマアジと真鯛。たれがまた昆布細切りでいい。

この頃だけの若筍。

SAKE。

さっきのウニと。

SAKE.

菊芋のから揚げ。

炭水化物の後に炭水化物!!

それを、陸のTKGと海のTKGとで。

焼き魚定食の体にするため、サバも。

豪胆に!!じゅわじゅわ美味いわ!!

 

 

で、その一か月後。県内で野岩ガキの養殖でのブランドもの到着。

当然オーダー。あ~、ミルクうま~。

こちらも。。。

あ~、くえ美しいわ~。咀嚼が幸せ。

白甘鯛炙り!

ぷるっぷる!じゅわ~!

SAKE.

この時は、赤ウニの出始め。左がむらさきで、右が赤。赤はやはり出始めは酸味先行で、むらさきの濃厚さより独特の透明感がある。

SAKE.

この炙りはイサキだったか。。。

和食屋さんって、多くがこういうものなのかもしれないが、この店ではいろいろオーダーすると、こうしてどんどん美味しいタレが溜まっていくので、ずっと手元に持ち続けます。

美しいサバ!

美しいマグロの赤身!

アジフライ!

対馬アナゴの炙り!

食いすぎ!(掲載してないが一合のコメも)引き続き毎月行きます~。

 

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引退が近づくにつれ、あたかもそれに同期するかのように、ブルゴーニュは異次元の高騰をして、自制することの言い訳になっているが、

ドイツのピノも同じで、フーバーが2020からドーンと値段上がっているのに気づいたので、取り急ぎ2018,2019でいくつか確保しておいたのだった。。。

地域名称の白ラベルはもうちょっと買い足す。

 

元々、ベルンハルト・フーバーは、昔からバーデンの著名なつくり手であって、しかし日本ではそう話題になることもなく、故にあまりこだわるつもりなく、以前から、リストにあれば飲んでいた。。。といった感じだったのですよ。

この、旧ラベルで。。。(というか、なんと、ちょうどこの2014に先代が無くなって、この広域クラスの生産はやめたんですね。。。from 輸入元ヘレンベルガー・ホーフのHP)

 

で、去年の夏に、福岡のイノヴェーティブ「シン」さんに行った際にペアリングにしたら新ラベルのフーバーの、しかもこともあろうにグローセス・ゲベックス(GG)級が出てきて、これが思わず「いや、これほとんどシャンポール・ミュジニーのええやつですな!」と言ってしまって、お代わりした位であって。

まあ、この店自体もゴ・エ・ミヨ2024で特別賞とってるくらいリキがはいっているからこそ、こういう銘柄も出せるのかもしれない。

 

GGを飲むのは引退後。

 

ドイツのピノで後、悩んでいるのは。。これまた昔から有名ではあるが昔から高いので手をあまり出せてない、フュルストどうするのか。。。

まあ、今日は地味に過ごします。。。

 

 

 

 

 

 

今日は地味に。。。明日は昼ホテル鮨だけど。。。

 

久々のグランメゾンクラス

前回の続き、5か月ぶりのグランメゾンクラスの店です。美しいプレゼンテーション。

行ったのは昼ですが、夜のコースの、3種ある中の中間にしました(素材の値段で値段3種)(電話で訊ねれば夜のコースも可能な時有り)

シャンパーニュのバイザグラスは、ヴォーベルサン、オジェ グランクリュ、エクストラブリュット、BdB。詰まった酸とミネラルでエクストラブリュットで良かった。。。もうそういう時代か(シャンパーニュももうあったかくなってドサージュいらんね、、最低限、メイラード反応狙い以外は。。。)

以降、お料理名称は、いただいたメニューのままに。

 

アミューズ・ブーシュ。最初からすっかり満足でした。このあと個々に。

じゃがいも、宮崎キャビア。これ最高だったわ。まあ、組み合わせは王道ですが使ってる素材の旨味引き出しが最高。ジャガイモがキャビアと出会ってうまくなるという。

コーンスポンジ、明太ごはん、子牛・枝豆・カメノテ、サザエ、特製バター。枝豆のタルトうまー。コーンも予想以上、それぞれ、見慣れた食材なのになんかギアあがってる。

これは手前のいわし?と干したものを成形したものの模様。うまみ魂やね。

で、先ほどオーダーしたボトルワイン御到着。。。

ピエール・ブレ、クロ・ド・ラ・ロッシュ、1996!!!

なんかうれしい価格設定でかつ妥当でよかったのでオーダー。いや今日当たり。

 

良い状態!中心にはまだルビーの核もある。最初から完成された宝石のような香水の香りが!そして口の中では透き通ったイチゴと、ジビエの似たような味わいと、未だ力強い酸と鼻に抜けるミネラルとが、混然一体と言うか、素敵に手を取り合って幸せにしてくれる!

毛ガニ、ホワイトアスパラ、花穂紫蘇。なんかロブション的な手間のかかる美しさ!

ジュレ旨味凄いし、私、この春、ホワイトアスパラ食い損ねまして(ある店では二回言って二回とも欠品だった。長崎内にずっといると本当に海外の食材体験がむつかしい)、ここで食えてうれしいし! 途中の断面。

で、キター!シェフのシグニチャー、ミッシェルブラス仕込みのガルグイユのシェフオリジナル版!

九州野菜、ハーブ、花。 特注のデカ皿!

いやー、これ感激やわ。しかし食べると更に感激が。中にはベーコンなども入っていて総合的な旨味の組み合わせになっており、野菜と言っても、根菜と葉物野菜のピューレとの組み合わせなど、フレンチ的な、構造の楽しみを存分に楽しませてくれた!

且つ、中心部は実は温製で(7月から冷製とのこと)、これは店情報でも知らなかったので予想以上の旨味をなって感じさせてくれて、まあ、あと、ワインもおいしく飲める!無くなるのが惜しいが。。。

無くなった‥もうこの時点で満足100%ですが、まだ序盤(<--でもよい店っていうのがだいたいこうだよね)

途中でパンも着たのでソースも掬い取らせていただきました(きれいすぎてはしたないとか思っちゃうくらいでしたがまあ、美味しく食べました)

オマール・ブルー、フォワグラ、シャガール

画家の名前はオマージュでしょうね、この複雑なソースの構成の色合い。

非常に複雑かつすっきりしていて、オマールブルーがこう変身するとはwwww

一応、白ワインのグラスも。

ノドグロ、ワタリガニ、ワラスボ。

いやもうノドグロとワタリガニを一体加工して熱を加えるとかフレンチでしか食えないよね。雲丹は色合いが複数あるように見えますが、同種とのこと。

さっこんの店はドレスコード緩めで助かる。。。1月のアポセオーズも、ジジャケット無ジーンズでもokであった。・・・もっとも、周りは結構しっかりした客ばかりで恐縮。

仔牛、モリーユ茸、アオリイカ。

また季節の食材うれしー!モリーユ茸、長崎では食えねー!(ただし後日の記事で、国産の亜種を出してくれる店が出てきます、そこがあるから救われてる)

そして仔牛、大変美味しくいただきました!フレンチの妙としての組み合わせでびっくりなのが、イカスミと素敵に合わせてくれていること!いいなー!

で、肉料理2皿目、メイン。インスタのストーリーズで週に二羽しか来ないと書かれていた福岡の鳩で。。。

 

仔鳩、ヴァンドゥバン、すぎ茸。(の、パイ包み)古典もイケるな!

ステキー!、

色々映してしまう。

これは古典だからもうただ、完成されて美味いとだけ書く。

そしてここでも、、、アスペルジュ・ソヴァージュ食べれて嬉しー!(長崎では(略)

クロドラロッシュ、ピークのまんま、澱の領域に到着しましたので、いかがしますかと聞かれて、別のグラスへ全部入れてくださいと所望(右)。あー、左右交互に飲んで幸せで美味い。

いちご、りゅハーブ、フロマージュブラン。

ちょうどよく1本空になったので、棚の上に見えた、

ポール・ジロー25年を。

オレッツァもあったので、ミネラルウォーターは途中からこれを飲んでいたが、もうこれが在庫の最後の一本tのことで、輸入が終わりらしい。しかしオレッツァは以前から輸入終了&再開が何度もあったからね。。。

枇杷、トンカ豆、アカシア。

いや完璧な時間でした~、何とか引退後も年に一度くらいはこういったクラスの店に行けるように家計簿調整したいところ、ワインは無理でも。。。(事前検証はスタディを続けているのだけど、引退してみないと本当のところは分からない。。)

シェフともいろいろとおしゃべりを最後にできてよかった。引退まであと1.5年だができればもう一度以上は来たいが。。。

素晴らしい時間をありがとうございました!

 

タクシー呼んでもらって、アイランドシティから博多駅へ戻り。

インスタ記事の多いシェフはさっそくストーリーズを挙げられていて(引用)。

真ん中の「長崎」がワタシ。客が全員県外というのが現代のガストロノミーらしいね。

この日の夜は博多駅の駅弁だけでさっと終了。いや完璧な日曜でした!

あと10日で、ついに、最終出社まで1.5年を切る。

僕はその前後を上手く対応できるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵は、先週フィレンツェから戻ってきたシェフのトラットリアへ。

 

夏的な白と、4か月ぶり散財その1

前の記事でクヘイジさんのアリゴテ挙げましたが、通常は村名以上のラベルを剥いで保管する私ですが、日本人で頑張る作り手+手に入るところ+感性に合ってる作り手は、他にあまり多くないので、広域呼称分の銘柄も記念に剥ぐ予定。。。

さてGWの、地域から外に出ない飲み食いの残り1,2軒の中から。。。

 

もう、今の時代、住む地域での週末飲みでレストランでオーダーできるルフレーブは、引退前の私にとってはこのクラスまでだなぁと感慨。。。

 

D.ルフレーヴ、マコン・ベルゼ、レ・シェーヌ、2021.

マコン系商品の中では、プイィ・フイッセ一級畑のやつはレストラン出しだと確実に30K台だろう。アテクシは、週末飲みは、一級じゃないけど単一畑名付きのここまで。。。

まあ、プロミッシングな美味さよな。マコン側醸造所といえども、この鉱石感と強靭な酸の土台は、PM側醸造所と基本形は変わらない。。。5月にしてすでに暑かったこの日、この選択は良かった。

 

突き出しの、サバのカルピオーネが、手ブレ。。。

ルレーブ頼む前の駆けつけ一杯はシャンパーニュ。

暑くて。。。すぐ、ロゼ。ロゼはイタリアが最高だな。。。

その暑い日に、アツアツのトリッパ!肉だけどさすがにルフレーブは上手く合う!

恥ずかしながら爪楊枝を所望したら、

「目の前のそれなんです~」とソムリエエクセレンス。

おどろいた!開店以来10数年?初めてこれの意味を知りました~~

ゴルゴンゾーラ・ペンネ。

グラスの赤。いろんな大手も、多くが洗練されてきていてよい時代。

豚とかでもよかったんですが厚いのでめづらしくおさかなで。

真鯛のアクアパッツァ。うめ~~~

そろそろ残り少ないデュジャックのマールと共に。。

またきます~~~

 

  ★

 

早くも、もう、2024年の折り返し地点である。

1月末に虎ノ門ステーションタワー地上250mの「アポテオーズ」で散財して以降、

4か月も地域から出ず、引退に向けて、体をすこしづつ慣らしていっている。

そのうえで、先週月に社内ネットの自分のページにポストされた確定支給値を見て、よし、一度福岡に行くところまでは自分に許そう、

と、いたしました。

12時スタートの店にこの時間余裕。。心配性だから時間の余裕持たないと悪いことばかり考えてしまうのでねぇ。その分、それぞれの地点で、ゆったり寄り道楽しいな。

 

行く店は、ネット予約はポケットコンシェルジュですが、ランチは、ディナーに比べて相対的にお値打ち(素材の値段で決まる)のコースだけ選択できるのですが、インスタでは、夜のコースもご相談と書かれていて、なので電話したら、全く問題なし!

 

ここは違いますが一人客もネット予約できない店は多く、しかし電話すると枠内で可能と言うところもあるので(「ロオジエ」も、「セザン*」も、そう)、私は結果的にネット予約を使わないことが増える。

福岡と言ってもこのお店は、ほぼ隣の市と言ってもよいくらい、中心街から離れており、いろいろと、店側の推奨も含めて公共交通機関の検索を行って確定。こういうのもたのしい。

新しいレストランに行くということは、知らない街を探検する楽しみでもある。

 

天神のバス停に着てびっくり!さすが大都市!天神バス亭だけでこれだけある!

さすがバス・アイランド九州。

しかしそもそもこの今いる↑赤色のバス停が、行き先に合っているのかどうかも不安だったけど、↓このモニターの左下に行先見えて、やっと安心。(いつも最悪のケースを想定しており、もし見つからなかったらタクシー散財も視野であった)

このバス停だけの特定の路線図。右上から、ほぼ左下に行きます。

乗ってすぐ、都市高速にビューーーン!小学生男子と化しております。

★客は私含めて2名だけで、周り人居いませんので念のため。

福岡の都市高速って、周りビル無くて海の上を片側一車線で分岐してガードレール無いに等しいってのがジェットコースター感覚だというのは、福岡あるあるですかね?

私には運転できなアルネ。

目的地のアイランドシティのタワーだけ見えてきまして(シュールだ)、一般道へ。

レゴランドのような光景。

田舎者的には、なかなかコーフンします。

このでかい公園の前に。。。

着きました~。

では、次回はその、本編を。。。

色々とご苦労おありと思いますが、頑張ってほしいものです。

 

 

出張の関係で、いつもは金曜にしている人間ドックが変更時に他の金枠がもう無く、火曜になってしまったので、

この土日は、カロリー<1600kcalキープの為外食なし。。。。

 

 

 

*:「セザン」は、まだ行けてないのですが、フォーシーズンズ丸の内に電話で訊くと、そういうこととのことでした。行けるかねぇ。。わからんね。。