久々のグランメゾンクラス
前回の続き、5か月ぶりのグランメゾンクラスの店です。美しいプレゼンテーション。
行ったのは昼ですが、夜のコースの、3種ある中の中間にしました(素材の値段で値段3種)(電話で訊ねれば夜のコースも可能な時有り)
シャンパーニュのバイザグラスは、ヴォーベルサン、オジェ グランクリュ、エクストラブリュット、BdB。詰まった酸とミネラルでエクストラブリュットで良かった。。。もうそういう時代か(シャンパーニュももうあったかくなってドサージュいらんね、、最低限、メイラード反応狙い以外は。。。)
以降、お料理名称は、いただいたメニューのままに。
アミューズ・ブーシュ。最初からすっかり満足でした。このあと個々に。
じゃがいも、宮崎キャビア。これ最高だったわ。まあ、組み合わせは王道ですが使ってる素材の旨味引き出しが最高。ジャガイモがキャビアと出会ってうまくなるという。
コーンスポンジ、明太ごはん、子牛・枝豆・カメノテ、サザエ、特製バター。枝豆のタルトうまー。コーンも予想以上、それぞれ、見慣れた食材なのになんかギアあがってる。
これは手前のいわし?と干したものを成形したものの模様。うまみ魂やね。
で、先ほどオーダーしたボトルワイン御到着。。。
ピエール・ブレ、クロ・ド・ラ・ロッシュ、1996!!!
なんかうれしい価格設定でかつ妥当でよかったのでオーダー。いや今日当たり。
良い状態!中心にはまだルビーの核もある。最初から完成された宝石のような香水の香りが!そして口の中では透き通ったイチゴと、ジビエの似たような味わいと、未だ力強い酸と鼻に抜けるミネラルとが、混然一体と言うか、素敵に手を取り合って幸せにしてくれる!
毛ガニ、ホワイトアスパラ、花穂紫蘇。なんかロブション的な手間のかかる美しさ!
ジュレ旨味凄いし、私、この春、ホワイトアスパラ食い損ねまして(ある店では二回言って二回とも欠品だった。長崎内にずっといると本当に海外の食材体験がむつかしい)、ここで食えてうれしいし! 途中の断面。
で、キター!シェフのシグニチャー、ミッシェルブラス仕込みのガルグイユのシェフオリジナル版!
九州野菜、ハーブ、花。 特注のデカ皿!
いやー、これ感激やわ。しかし食べると更に感激が。中にはベーコンなども入っていて総合的な旨味の組み合わせになっており、野菜と言っても、根菜と葉物野菜のピューレとの組み合わせなど、フレンチ的な、構造の楽しみを存分に楽しませてくれた!
且つ、中心部は実は温製で(7月から冷製とのこと)、これは店情報でも知らなかったので予想以上の旨味をなって感じさせてくれて、まあ、あと、ワインもおいしく飲める!無くなるのが惜しいが。。。
無くなった‥もうこの時点で満足100%ですが、まだ序盤(<--でもよい店っていうのがだいたいこうだよね)
途中でパンも着たのでソースも掬い取らせていただきました(きれいすぎてはしたないとか思っちゃうくらいでしたがまあ、美味しく食べました)
オマール・ブルー、フォワグラ、シャガール
画家の名前はオマージュでしょうね、この複雑なソースの構成の色合い。
非常に複雑かつすっきりしていて、オマールブルーがこう変身するとはwwww
一応、白ワインのグラスも。
ノドグロ、ワタリガニ、ワラスボ。
いやもうノドグロとワタリガニを一体加工して熱を加えるとかフレンチでしか食えないよね。雲丹は色合いが複数あるように見えますが、同種とのこと。
さっこんの店はドレスコード緩めで助かる。。。1月のアポセオーズも、ジジャケット無ジーンズでもokであった。・・・もっとも、周りは結構しっかりした客ばかりで恐縮。
仔牛、モリーユ茸、アオリイカ。
また季節の食材うれしー!モリーユ茸、長崎では食えねー!(ただし後日の記事で、国産の亜種を出してくれる店が出てきます、そこがあるから救われてる)
そして仔牛、大変美味しくいただきました!フレンチの妙としての組み合わせでびっくりなのが、イカスミと素敵に合わせてくれていること!いいなー!
で、肉料理2皿目、メイン。インスタのストーリーズで週に二羽しか来ないと書かれていた福岡の鳩で。。。
仔鳩、ヴァンドゥバン、すぎ茸。(の、パイ包み)古典もイケるな!
色々映してしまう。
これは古典だからもうただ、完成されて美味いとだけ書く。
そしてここでも、、、アスペルジュ・ソヴァージュ食べれて嬉しー!(長崎では(略)
クロドラロッシュ、ピークのまんま、澱の領域に到着しましたので、いかがしますかと聞かれて、別のグラスへ全部入れてくださいと所望(右)。あー、左右交互に飲んで幸せで美味い。
いちご、りゅハーブ、フロマージュブラン。
ちょうどよく1本空になったので、棚の上に見えた、
ポール・ジロー25年を。
オレッツァもあったので、ミネラルウォーターは途中からこれを飲んでいたが、もうこれが在庫の最後の一本tのことで、輸入が終わりらしい。しかしオレッツァは以前から輸入終了&再開が何度もあったからね。。。
枇杷、トンカ豆、アカシア。
いや完璧な時間でした~、何とか引退後も年に一度くらいはこういったクラスの店に行けるように家計簿調整したいところ、ワインは無理でも。。。(事前検証はスタディを続けているのだけど、引退してみないと本当のところは分からない。。)
シェフともいろいろとおしゃべりを最後にできてよかった。引退まであと1.5年だができればもう一度以上は来たいが。。。
素晴らしい時間をありがとうございました!
タクシー呼んでもらって、アイランドシティから博多駅へ戻り。
インスタ記事の多いシェフはさっそくストーリーズを挙げられていて(引用)。
真ん中の「長崎」がワタシ。客が全員県外というのが現代のガストロノミーらしいね。
この日の夜は博多駅の駅弁だけでさっと終了。いや完璧な日曜でした!
あと10日で、ついに、最終出社まで1.5年を切る。
僕はその前後を上手く対応できるだろうか。
今宵は、先週フィレンツェから戻ってきたシェフのトラットリアへ。