あさひのブログ -66ページ目
ものっすごい久しぶりに映画館まで映画見に行った。
アカデミー賞ノミネートもされたアイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、フランス、デンマーク合作長編アニメーション。

「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2014年 原題「SONG of the SEA」 監督/トム・ムーア)
93分

※現在ロードショー中

アイルランド伝承の土地神(精霊、妖精)をモチーフにした物語。

――幼いベンは母ブロナーが話してくれる精霊たちの物語が大好きだった。臨月を迎えたブロナーがある夜突然姿を消す。灯台守の父は母の代わりに生まれたばかりの赤ん坊を連れて帰ってきた。父はこの子はシアーシャと言い、妹としてよく面倒をみるようにとベンに言う。

6年後。愛犬のクーだけが友達のベンは口のきけない妹シアーシャの気ままなふるまいのためにいつも叱られるため妹を疎ましく思っていた。シアーシャの6歳の誕生日を祝うため街から祖母がやってくる。祖母は孫を心配して街でくらすようにとしきりに勧めるのだった。
その夜、シアーシャは灯台の地下へできらきら光る白いコートを見つける。コートを身にまとい光に導かれ海へと入っていった・・・。夜中にふと目が覚めた祖母が海岸に打ち上げられているシアーシャの姿を発見し無事保護されたが、今後こんな危険な事があってはいけないとベンとシアーシャは祖母に引き取られ街で暮らすことになった。
妹のせいで父だけでなく愛犬とも引き離されたベンは自力で家である灯台へ帰ろうとする。ここへ連れてこられる時に書いておいた自作の地図を頼りに祖母宅をこっそり抜け出しハロウィンで賑わう街中へ出掛けて行った――

[ここからネタバレ------
その兄の姿をじっと見ていたシアーシャは自分も祖母宅を抜け出しついていく。追い払ってもついてくる妹をベンは愛犬クーの代わりにリードにつないで連れて行く。ところが妹が唐突に何者かに攫われて行った。リードでつながっているためひっぱられるようにして飛び込んだマンホールの奥では、奇妙な三人組がシアーシャを取り囲んで「セルキーを見つけた」とさわぎ歌い踊っている。セルキーとは母がよく話してくれたおとぎ話に出て来る海の精霊。その歌声は全ての呪いを解き放つ力があるという。よく見ると周囲には人の姿にも見える石像が並んでいる。奇妙な三人組は精霊のディーナシー。魔女マカによって石に変えられた仲間たちをセルキーの歌で助けようとしているようだ。島のように大きな巨人マクリルを石に変えたというマカの物語もまた母がよく話してくれたものだった。
ディーナシーらはシアーシャに歌わせようとするのだがシアーシャは声が出せない。そこへ突然フクロウが襲い掛かって来た。フクロウはマカの手下。シアーシャを狙っている!ディーナシーのおかげでなんとかシアーシャを守り切るがディーナシーらはフクロウの魔法で石になってしまった。

石になってしまった精霊たちを助けるためには魔法のコートが必要だと知ったベンは妹を連れて再び灯台を目指す。だが道中でシアーシャは突然井戸に飛び込み姿を消してしまった。後を追ったベンはその先で髪の長い精霊シャナキーに出会う。この世の全てを記憶するシャナキーから、セルキーであるシアーシャが声が出せないのは魔法のコートがないからで、コートを着れば喋れるようにも歌えるようにもなると教えられる。そしてシアーシャが魔女マカの手に落ち、今晩中にコートを手に入れて歌わなければ石になってしまうと知らされ、マカの居城へと急ぐ。
城へやってきたベンを、魔女は優しく迎える。感情を奪い瓶詰めにするマカは魔法でベンから感情を奪おうとするが、愛犬クーが助けてくれた。シアーシャを見つけたベンは弱っている妹を励まし母の形見の貝殻笛を吹かせる。その音が響くとマカの瓶が次々と砕け、マカは自ら封じていた感情を取り戻し改心した。

マカの魔法で灯台まで飛んで行ったベン達。真っ青な顔の娘の姿を見て父はすぐさま医者に診せなければと雨の中ボートを出す。父が魔法のコートを海に捨ててしまったと知ったベンは海へと飛び込んだ。アザラシたちに導かれ海底に沈んでいる箱から魔法のコートを手に入れたベン。シアーシャにコートを着せると彼女は弱々しくも歌を歌う。不思議な光が海を空を駆け巡り、石にされた精霊らは元の姿を取り戻していく・・・あの島のような伝説の巨人マクリルも蘇り、母である魔女マカと手を取り水平線の彼方へ消えて行った。
そしてコートを纏い輝くシアーシャの背後にもう一人、やはり白く輝くコートを着たセルキー、母ブロナーの姿が。そして精霊が元の世界へ戻るには今をおいて他はないとシアーシャの手を取る。ベンは妹を連れて行かないでと懇願し、シアーシャ自身もこの世界にとどまりたいと答える。ブロナーはシアーシャからコートを脱がせ、そしてゆっくりと消えて行った・・・。
そうして精霊の力を失ったシアーシャは完全な人間となり、父と兄と祖母とで仲良く暮らしていくのだった。(終)
-----ここまで]

なんてなんて美しい作品…!
予想以上にきれいな映画だった。まるで動く絵本!やさしい色使い、幾何学的で民族色あふれる曲線模様。丸々としてかわいらしいキャラクターが人形劇のように平面だけど奥行きをもって重なり動く。そしてなんといってもこの懐かしさと繊細さをもってほぼ全編にわたって流れる北欧音楽。ディズニーの「ファンタジア」のような、美しい音楽と映像がピッタリと当てはまった幻想世界。

アドベンチャーとしてのストーリーはしっかりしてるし所々のコミカルなシーンもわかりやすくて一応子供でも楽しめるようにはなってるんだけど、これはやっぱり大人向けかな。大人が感動するような美しさを描くシーンがけっこう長いので子供はそういうとこは退屈してしまうかも。

最後スタッフロールで製作過程の絵がいくつか出て来るけど、そこで初めてこれがCG映画だと知った!あの淡い水彩画のような絵がCGだとは!!
でも反面、あの美しく描かれる曲線や光の動きはなるほどコンピュータだからあんな規則性を持ってるわけだ、と若干ガッカリ。
しかし本当に美しい画面。キャラクターもかわいいけどそれ以上に背景や効果に目が行く作品。動く絵画。動く紙芝居。心洗われる芸術作品です。



映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』公式サイト
あらすじがほぼ最後まで書いてあるので先に読まないことをおすすめします。

『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』オリジナルサウンドトラック

日本版サントラにはEGO-WRAPPIN'の中納さんが歌うテーマ曲が入ってます。

チャウ・シンチー(周星馳)監督最新作!

「美人魚」(2016年 邦題「人魚姫」 監督/チャウ・シンチー 主演/ジェリー・リン、デン・チャオ)
93分

※日本語版はまだありません。

(10/25追記:日本語版は2017年1月公開予定。)

美人魚は日本語の人魚、英語でマーメイドのこと。
なおシンチー本人は出演してません。

――成金の大富豪・劉軒はある珊瑚礁の島を巨額で競り落とし、海をテーマにした一大テーマパークを建設することを計画する。埋め立てなどの建設がスムーズに進むようにするため(?)建設地一帯の海に魚が嫌がる超音波を流すようにした。
ある日劉軒がホテルのプールで美女をはべらせて遊んでいると、人魚に扮したダンサーのブサイク女がしつこく言い寄ってきて電話番号の紙切れを差し出す。さっさと追い払いたい劉軒は紙を受け取り彼女を帰らせた。

さてそのダンサーの女とは…実はこの近辺の海に住む本物の人魚だった。劉軒が海に超音波発生装置をつけたために彼女らは海に住めなくなり、断崖に漂流した大型船の中へと避難し隠れ住んでいた。人魚らは憎い劉軒を暗殺するため、色仕掛けとして仲間うちで一番の美女・珊珊を送り込んだのだ!――
※中国語で観たので内容は多少間違ってる可能性があります。
[ここからネタバレ------
珊珊のスマホに劉軒から電話が。面会することになった珊珊に蛸の兄貴・八哥は毒を持たせる。劉軒の会社へやってきた珊珊は厳しいボディチェックもなんとかかわして、ついに劉軒のいる社長室へ忍び込んだ。物陰から刺殺しようと試みるが偶然に偶然が重なって失敗に終わる。劉軒は自分につきまとうあやしいブサイク女を追い払うため金を渡すが、珊珊は金はいらないと言う。じゃあ何が欲しいんだと訊くと、珊珊はただきれいな水と空気が欲しいだけだと答えた。その場へやってきた共同出資者の美女・李若蘭。彼女を面倒臭いと思っている劉軒は咄嗟に珊珊を連れ出し忙しい風を装って外へ。だがその後は珊珊のペースにのせられ屋台で一緒に焼き鳥を食べ遊園地でおおいに遊び回る。貧しい少年時代があったために金が全てだと思っていた劉軒は、金ではない幸せを持つ珊珊にいつしか心惹かれていくのだった。

劉軒は珊珊を自宅まで送っていく。八哥らは珊珊がうまく劉軒をおびきよせたと喜び手に手に武器を持って待ち構える。だが珊珊は直前になって劉軒と別れ彼を帰らせてしまった。八哥らは珊珊が劉軒に惚れたのかと怒る。
翌日も珊珊は劉軒に誘われ食事へ。人間に扮した八哥が暗殺を試みるが失敗。
人魚らは暗殺が成功しないのは珊珊が劉軒に肩入れしてるからだと口々に文句を言う。そこへ突然劉軒が珊珊を訪ねてやってきた。人魚の姿を見た劉軒はあわてふためき、だがすぐに捕えられ激しいリンチを受ける。珊珊の手助けで命からがら逃げだし警察署へ駆け込むが誰も相手にしてくれない。

劉軒は人魚らが自分を狙っているのは海に仕掛けた超音波装置のせいだと知り、すぐに装置を止めさせる。その行動を不審に思った李若蘭に問い詰められ、劉軒は信じてもらえないだろうと知りつつも人魚の話を伝える。若蘭は意外にも信じると言う。そしてこれは大きなビジネスチャンスだ、と。実は彼女は極秘裏に入手した人魚の死体を研究させ人魚の生息地を探していたのだ。人魚の珊珊が崖の漂流船にいると聞いた彼女はすぐに捕獲へ動き出す。

漂流船を武装した大勢の男らが取り囲む。船内に隠れていた人魚たちは容赦ない銃撃に次々と倒れ生きている者も袋詰めにされていく…珊珊は超音波装置が止まり安全になった外海へと逃げ出すがモリで打たれ引き揚げられる。若蘭は女の嫉妬もこめて彼女を殺そうとするが、そこへ駆けつけた劉軒が彼女を守る。劉軒は背中に若蘭の放ったモリを刺されながらも珊珊を抱き上げ、海へと放り投げ、そして力尽き倒れた・・・。

数年後。劉軒は財産の殆どを環境保全団体に寄付し、海を臨む小奇麗な家で平穏な毎日を送っていた。妻のルーシーこと珊珊と一緒に。(終)
-----ここまで]

あはは、これはイイわ。ぜひ日本でも公開してほしい。
チャウ・シンチーらしい爆笑コントなネタの連続は手堅く大笑いできるし、一応筋の通った物語で最後はホロリとさせてという王道中の王道。ネタが魚…じゃなかった、人魚で非人間なだけに暴力シーンもそんなに酷くない。王道少年ギャグ漫画のようなわかりやすさ、下品さw 日本なら若干眉をひそめられそうな笑いもドカンとやれるから香港娯楽映画は良い。小学生から大学生カップルくらいまで、おおいに笑えるエンタメ作品。

人魚や彼らが泳ぐ姿などはすべてCGだけどなかなか見事。下半身タコの八哥(日本語では「ハチロー」みたいなニュアンス)がね、もういろいろ目が離せない。俳優さんの表情とCGとがイイ感じに合体して笑える楽しいお芝居に。

キャストは主役の人魚・珊珊を演じるジェリー・リン(林允)がとても素晴らしい!(-^□^-) 爽やかアイドル風なのに芝居がとことんできる、こんなにかわいらしいのにものっすごいブチャ顔とか変顔とか思い切って演じてるところがすごく印象的。調べてみたら彼女はこの映画のオーディションでいくつもの厳しい審査をくぐり抜け見事主役の座を勝ち取りデビューしたという実力派だった!いや本当にかわいいし一所懸命な表情がとても好印象。
相手役の劉軒、物語の性質上この役って難しい。どこからマジメでどこからコメディにするかすっごく微妙。でもそこうまいことすり抜けるように、カッコよさをギリギリ維持しつつのお芝居は見事。演じるデン・チャオ(鄧超)は、「戦場のレクイエム」で準主役のアルドゥを演じてた人だった。
とってもオイシイ八哥はショウ・ロー(羅志祥)。いやなかなかの演技派だと思ったけどアイドルなのねこの人。「西遊記-はじまりのはじまり-」にも出てたみたいだけどさっぱり印象に残ってないなー。

ほんのワンシーンだけど日本人の若い女の子が出演してて、ノリはローラみたいだけどアジア人の顔だし…調べると松岡李那という香港を中心に活動してる女優さんだった。セリフは「かわいーかわいー金魚ちゃんでーす♪」(日本語で言ってる。)
 

 

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ついで借りの一枚。
中国の秦始皇帝陵と兵馬俑群をモデルにしたというアメリカ映画。

「ハムナプトラ3 -呪われた皇帝の秘宝-」(2008年 原題「The Mummy:Tomb of The Dragon Emperor」 監督/ロブ・コーエン 主演/ブレンダン・フレイザー)
112分
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝 [DVD]/ジェネオン・ユニバーサル

¥1,800
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原題のMummyはミイラの事。Dragon(龍)という形容はおおざっぱに中国を指す時に好んで使われる。カンフー映画のタイトルなんかドラゴンだらけだし…。
で、これは発掘家か考古学者かなんかの主人公が遺跡発掘してたらミイラが蘇ってきて…というシリーズらしい。

――太古の中国、強大な勢力をもって世界を支配した皇帝は魔女ツイから不老不死の秘術を得ようする。皇帝配下のミン将軍と恋仲だったツイは不死の秘術を与えるかわりにミン将軍と結ばれることを望んだが、皇帝はツイを騙してミン将軍を処刑、ツイをも刺し殺そうとする。だがツイは皇帝に呪いをかけ逃亡。皇帝と将兵らはみるみるうちに体がどろどろにとけて人形と化してしまった…。

2000年以上もの時を越えた1946年。元冒険家(スパイ?)のリックと作家のエヴリンの息子アレックスはウィルソン教授の指導の元、古代中国の遺跡発掘にいそしんでいた。そしてついに地下に眠る巨大墓地の入口を発見、教授や仲間たちと探索を開始。だが墓地内には数々の罠が仕掛けられていた…――

[ここからネタバレ------
次々と仲間が罠にかかり命を落とす。生き残ったアレックスと教授は墓地の仕掛けを解きついに皇帝の棺を発見。だがその時覆面の忍者がアレックスを襲う。死闘の末なんとか撃退し、皇帝の棺を博物館へ持ち帰ることに成功した。

その頃リックの元へ外務省高官が訪ねてきた。イギリスから中国へ返還されることになった巨大ダイヤ「シャングリラの眼」を上海博物館へ届ける役目を依頼してきたのだ。妻エヴリンの兄が上海に住んでいることからリックは義兄を訪ねるついでにと承諾する。
上海でリックとエヴリンははからずも息子アレックスと再会。そして上海博物館へ息子が発見したという皇帝の棺を見に行く。そこへやってきたウィルソン教授に頼まれていた「シャングリラの眼」を引き渡すが、教授はダイヤを手にした途端リックらに銃を向ける。実はこのダイヤは皇帝の呪いを解く秘宝だった。ダイヤの力で皇帝の呪いが解け人形のようなその体が動き出した!皇帝は共に蘇った馬車でダイヤを手に教授や中国軍のヤン将校と共にどこかへ去っていった。
そこへかつてアレックスを襲った覆面の忍者リンが現れる。彼女は皇帝の復活を阻止するためにずっと皇帝の墓地を監視していた一族だと言う。皇帝の狙いは強大な軍隊を復活させる力が眠るシャングリラへ向かうこと。「シャングリラの眼」をネパール山脈にあるゲートと呼ばれる場所に置くとシャングリラの場所が判明するのだ。アレックスらは皇帝を阻止するためリンの案内でゲートに先回りする。

ゲートで皇帝とヤン将校率いる軍隊を待ち伏せしたアレックス。リンが呼び出したイエティ達の助けで軍隊を撃退するが皇帝の力は強大でついにゲートにダイヤが設置されてしまった。ダイヤの光が山脈のある一点を指し示す。
皇帝との戦いで胸に致命傷を負ったリックを救うためアレックスらは奇跡の力があるというシャングリラを目指す。ようやくたどり着いたそこにはリンの母ツイがいた。彼女は2000年以上も前に皇帝に刺され逃亡した後イエティに救われこのシャングリラに運ばれ不老不死の体を手に入れたのだ。そして彼女の娘リンは亡きミン将軍との子なのだった。
リックはツイの術で回復するが、間もなく皇帝がやってきた。皇帝はシャングリラの力で巨大な三つ頭のドラゴンに姿を変え、リンをさらって飛び去っていった。皇帝の向かう先はおそらく自身の皇帝陵。地下に眠る軍隊を復活させる気だ。アレックスらは急いで後を追う。

皇帝はその力で軍隊を復活させ、大量の人形のような軍隊が整然と陣を成す。彼らに対抗するためツイは秘術を用い、自分と娘の不死の能力と引き換えに万里の長城に埋められた無数の労働者を復活させる。人形軍隊とゾンビ集団の戦い。リックとアレックスは皇帝と対峙し、リンの持つ唯一皇帝を滅ぼすことのできる龍剣によってついに打倒した。皇帝が滅ぶと同時に人形軍隊は力を失い消滅、そして皇帝への恨みが晴らされたゾンビ集団も霧のように消えて行った。

戦いが終わり、アレックスとリンは恋仲に。リックとエヴリンは今度こそ平穏な日々が送れると安堵し、そして戦いの最中であの巨大ダイヤを手に入れたエヴリンの兄はこれを元手に商売を拡大するため南アメリカへ飛んだ。
…その後、ペルーでもミイラが発見されたという。(終)
-----ここまで]

期待してたような「土の中から等身大の人形が次々と出て来て…」というシーンは一切なく、まったくきれいに保存されていた地下にまったくきれいに並んでいる等身大の像という扱いでした!スタジオ感丸出し!
なーんかもうちょっと華やかなハリウッド的冒険エンターテイメントかと思ってた。これB級映画じゃん。ノリがTVドラマみたい。
どうしてもこの手のだと往年の大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ」と比べてしまうけど、設定も物語もほぼほぼ同じなのになぁんかレベルが低い。迫力あるCGを駆使できる分現代の方がスゴいのできるはずなのに、なぁんかチャチい。

でも最初からアクション"コメディ"だと心構えして見ればなかなか楽しめる。アメリカらしい物語の簡易さが子供から高校生くらいまで幅広く受け入れられるエンタメ作品にはなってる。ザ・金曜ロードショー。
前作や前々作は知らないけどコメディ色が強いというのか、真剣な場面でも気が抜けるようなセリフが転がってるので、アメリカンジョークの好き嫌いでかなり意見が分かれそうな気はする。

前作・前々作知らなくても主要キャラの過去がわかるような作りだし、しかも各々のキャラの個性が強く魅力的でキャラクターものとしてはすごくよくできた脚本だと思う。主人公の義理のお兄さんとか地味にナイスキャラw


TSUTAYA DISCAS
28勝23敗4引分け。
中国の他の3Dアニメを見てみた。

「不思議の国のユーゴとララ」(2012年 原題「神秘世界歴険記/Yugo & Lala」 監督/王雲飛)
79分
不思議の国のユーゴとララ [DVD]/TCエンタテインメント

¥2,700
Amazon.co.jp

原題は「不思議な世界の冒険記」。英題は主人公の女の子ユーゴとおかしな友達ララ(※男の子)から。日本の感覚だとララの方が女の子っぽい響きだけど、漢字で書くと雨果(ユィクォ)と啦啦(ラーラ)。

――村の体育教師の娘ユーゴはやんちゃが過ぎて村の皆から嫌われていた。でもユーゴはそんなことは気にも留めずいたずらばかり。
ある日森で饅頭のようなぽってりした体にたてがみとしっぽが生えてる奇妙な動物に遭遇する。そいつを追いかけてる最中に崖から滑り落ちてしまった…。
気が付くとユーゴは村の入口で寝ていた。夢を見てたのかと思ったが、遠くにあの奇妙な動物の姿を見つける。またまたユーゴは"饅頭っ子"を追いかけて森へ。
森の中には見たことのない風景が広がっていた。大きなくじらが空を飛んでおり、饅頭っ子はくじらの口の中へ入っていく…ユーゴはいそいでくじらの口の中へ。するとくじらはゆっくりと空高く舞い上がって行った――

[ここからネタバレ------
くじらは選ばれた99匹の動物を動物達の楽園へと運ぶ船だった。この楽園には動物を襲う憎き人間がいない。仮に人間がやってきても三日滞在すれば動物に変わってしまうのだ。饅頭っ子ことララは自分の後をついてきた人間ユーゴを元の世界へ帰そうとするがユーゴは新しい世界に興味津々でまったく言う事を聞かない。ところが一日経ってユーゴにひげとしっぽが生えてきた!さすがにユーゴは泣きべそをかく。ララは出会った親切なクマおじさんと一緒にユーゴを元の世界へ帰すためのくじら船を動かすため、神殿の笛を取りに向かう。

神殿へ行くと花火のような光が舞い、ララの額に不思議な光が現れる。実はララは神官たちが待ち望んだ九耀星の力を引き出すことのできる奇跡の子だった。九耀星の力で憎き人間どもを滅ぼそうとするトラ将軍がララを狙う。ユーゴは神殿の笛を盗み出しララとクマおじさんと一緒に逃げ出す。追われるうちにはぐれてしまった三人。ユーゴはネズミ仙人に助けられくじら船がやってくる港へ案内されるが、ララが心配で引き返す。ララはクマおじさんと再会するがその前にトラ将軍が立ちはだかる。ついにララは捕えられ連れ去られてしまった。

トラ将軍は九耀星の力を引き出す儀式を開始する。この儀式でララの体がすべて石に変わった時、九耀星の力で人間は滅びる…だがそこへユーゴとクマおじさん、ネズミ仙人がかけつけ儀式を阻止しようとする。激闘の末トラ将軍を倒しユーゴは半分以上石になってしまったララを抱きしめる。するとまばゆい光があふれ、ララの体が石から元に戻った。「ずっと友達だよ。」二人は抱きしめ合う。

その後ララは楽園でクマおじさんと一緒に暮らし、ユーゴは元の世界へ戻って、でもやっぱりやんちゃなままなのでした!(終)
-----ここまで]

いや正直これは…ダメだな。いろんな意味で。
日本でちょっと前にあった「ドラえもん」の3Dアニメ版みたいな違和感と奇妙さ。NHK教育テレビでやってそうな、大人が作って自己満足してるような子供向けと言う割には子供目線じゃない、技術ばっかりみせつけてるイヤらしさばかりが目立つ。

まず話は設定に凝り過ぎてて大人かゲーム慣れした子供にしかわからないようなファンタジー。そのくせキャラの心情変化がうまく描かれてないからメインテーマの「友情」にしても、なんでいじめっ子のユーゴがララだけをそこまでして助けようと思うのかわからない。なぜクマおじさんやネズミ仙人がそこまでして人間の(しかも性格がかわいくない)ユーゴを助けようとするのか。
あとはもうこれは当時の技術力としか言いようがないけど、とってもCGでキャラの表情が乏しくて、ロボットなんだよね…。この段階の技術力でわざわざ3D映画にする必要あったんだろうか。オープニングとエンディングの絵本のようなアニメーションの方がずっとずっと味があってよかったと思う。

「大聖帰来」があまりに良かったもんだからちょっと中国の3Dアニメに期待しすぎた。これはまだまだ駆け出しの段階の作品。


TSUTAYA DISCAS
28勝22敗4引分け。
オリンピック卓球女子シングルスの決勝戦について報じたもの。
新华网(新華社通信HP)の掲載記事。

中国現代語に親しむための翻訳練習です。
雰囲気重視の意訳です。間違いは多々あるかと思います。


『同じ轍は踏まない 丁寧が女子卓球グランドスラム達成』
新華社リオデジャネイロ8月10日スポーツ特報(記者:蘇斌、張寒)
これはロンドンオリンピックの「続き」なのか。ネットを隔てて相対したのはやはり李暁霞と丁寧だった。

古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスはこう言った「同じ河に二度入ることはできない。」10日現在行われているリオオリンピック卓球女子決勝戦で、丁寧は(過ちを)歴史の様に繰り返させはしなかった。4:3。世界卓球界で最も優秀な二人の女子選手が相対して魅せたこの叙事詩的な(壮大な)勝負、ついに丁寧が2011年、2015年の世界卓球選手権チャンピオン、2011年、2014年ワールドカップチャンピオンの座を手にした後、グランドスラム(※世界選手権、ワールドカップ、オリンピックの三大会制覇)に向かう路上で僅差でオリンピック金メダルをつかみ取り、鄧亜萍、王楠、張怡寧、李暁霞に続く5人目のグランドスラム取得者となった。


1988年卓球がオリンピックの正式種目となって以来、中国卓球選手団が女子シングルスで金メダルを取り損ねたことはない。午前に行われた準決勝では、李暁霞は4:0で日本の福原愛を破り、丁寧は4:1で北朝鮮のカットマン金宋依を沈め、お国芸の卓球において不敗の金の地位を継続するに至った。

連覇を目指しぶつかりあう格好で、世界選手権の二人の最優秀選手が相対するこの頂上対決。丁寧がまずリードを取ったが、初回10:8でリードしている時に丁寧にサーブ失敗というミスが現れる。だが彼女はすぐに調整し11:9で自力でいいスタートを切った。

膠着した雰囲気が試合場内を占める中、二人は何度も連続して好戦を見せ、第五局を李暁霞が7:3で勝ち取った後、二人は20回以上のラリーを続け、現場の観客の興奮は最高潮に。6局終えて(同点で)優越が見えない中で、丁寧はまた決勝への鍵を開ける。続く三分を基礎固めし(着実に点を取る、の意味か?)、李暁霞がこの後も度々追いつき苦しめたものの、彼女の回転球が(インせず)アウトになるなどで(?)、勝敗を決めた最終局は11:7だった。


勝利を決めた後丁寧は床にひざまづき、喜びの涙が頬を流れた。二度のオリンピックで、彼女と李暁霞はチャンピオンの位置を取り合ってきたが、彼女は言う、この試合は今までやってきたものとは比べ物にならない、四年前から自分はさらに成長し、二人ともこの決勝戦ではすべての力を出し切り非常に高レベルな試合ができたと。

李暁霞は自分の試合運びをひとつひとつ振り返り、球が地に落ちない限り諦めないと言う。「まだ(滞在する)何日か時間があるので、この場の全ての試合を楽しみたいです。」と彼女は言った。

この前に行われた銅メダル争奪戦では、金宋依が4:1で福原愛に勝ち、最初に参加したオリンピックで銅メダルを勝ち取った。福原愛は四強に入り、四度参加したオリンピックの中で最も良い成績を収めた。