あさひのブログ -67ページ目
弥生文化博物館の「世界の文字の物語」展へ行ってきました。

以前の「文字の博覧会」で文字学に興味が沸いたので。
はるか5000年前まで遡って文字の起源から伝播を広く紹介した展示になってます。
本当に古いものが多くて紙に書かれたものより立体物に書かれたものの方が多かった気が。「目には目を」で有名なハンムラビ法典碑(レプリカ)なんかもありました。この博物館が所蔵してる日本の「漢倭奴国王」金印レプリカもこちらに展示(※本物は福岡市博物館所蔵)。噂には聞いてたけど、小っちゃ!!2cm四方ってとこ。
展示物は古くて基本小さくて、ショーケースに入ってるので正直よく見えない…。写真の方がよっぽどはっきり見えていい。

最も古いメソポタミアの文字の起源は物々交換から始まった商売。羊を何匹、魚を何匹売るなどの確約であったり証明であったりしたトークンという小さな欠片。これをじゃらじゃらと多数移動させる不便からトークン特有の形を粘土板に必要数型押ししたというところから、文字の原型ができあがったそうです。つまりはハンコ。印章は当然文字があってから誕生したものだと思ってたけど逆だった!そしてトークンによる型押しから直接棒で粘土板に印づけるようになったのが、学校でも習うくさび形文字。
エジプトの文字(ヒエログリフ)、漢字はまた独自の起源を持っていて、こちらは信仰と深く結び付いて生まれたもののようです。神様の意志として威厳を知らしめたり、占いで天の意志を仰ぐ際に必要とされた道具の一つ。
展示は一部レプリカですが、それにしても現存しているものは占いや宗教にかかわるものが殆ど。"神の意志"を欠片でも残しているものを人々は大切に保管しようとしたのだろうと想像できます。

(リーフレットより)

その後の文字の伝播と変遷を辿っていくと新たな文字が生まれ、それ以上に消えていってる。戦争で制圧され消滅させられてしまった文字もあれば、使用している文字の不便さから自然と形を変えていったものも。文字は言葉同様、その時代の人々によって育てられ常に変化していくもののようです。

展示自体は、会場が思ったより狭かったので展示数も期待したほどではなかったけど(資料によると100点ほど)、それぞれの解説が、とてもわかりやすく整理され目で見て理解が広まる素晴らしいものでした。文字の歴史は人々の生活はもちろん、政治や権力とも切っても切り離せないという、当たり前ながら意識してなかったことを見せてくれました。
特に印象的だったのは、文字と記号の違いについての解説。記号とはここでは模様みたいな意味合いだけど、記号では文章を成さない、と。汎用性あってこその、文章を綴ることができてこその「文字」だと。トークンの型押しだけでは記号だったけど、それに並べ方や区切り方が加わればモノと動きの意味を成し「文章」になる、つまりそれは「文字」となる。
文字学にちょっと足を踏み入れられたような気がしました。


世界の文字の物語:ユーラシア 文字のかたち
7/9(土)-9/4(日) 大阪府立弥生文化博物館

大阪府立弥生文化博物館
JR阪和線信太山駅から徒歩で。茶色の舗装道路が案内してくれます。(民家のスキマを抜けて行くというえらい所ですw)
今年は日程が良くて淀川花火と琵琶湖花火両方行けました

一眼レフは持ってるけど動物しか撮ってないという万年カメラ初心者な私。今回はちょっと気合い入れて、「花火の撮り方」で検索してコツを探ってみたのですが…初心者はまず「バルブ撮影(ニコンのはBモードないのでMモードで)」「ISO 100、F11が基本」「SSは5~10秒」と書いてて、真に受けてまんまSS5秒でやったらもうブレるブレる。いや三脚使えって一番最初に書いてるか…。
でもさすがに5秒は長すぎて花火全部糸引いてしまうので微妙…ってことで結局1/4~1/3秒で撮ってみました。

淀川はNikon D3000使用。
250枚くらい撮ってまともに写ってたのが半分くらい。ちょっと遠いのもあって規模の大きいのしか見えず、しかも前半雲がかかってた。


手前に鉄塔が写りこむのでまるで工場火災みたいw

淀川花火はこちらに22枚アップしてます。


琵琶湖はミラーレスのNikon 1 J2使用。
400枚くらい撮ってやっぱりまともに見れるのは半分くらい。最初の20分は安定した距離と絞りを計るのに悪戦苦闘。

琵琶湖花火はその広さを生かして離れた二か所からのシンクロの打ち上げが見事なのですが、今回びっくりしたのが8か所一列からのシンクロ打ち上げ。



この色!めちゃブレてるけど色は伝わるはず。夜の琵琶湖に虹が出現!


名物水中スターマイン。
決して暴発してるわけではありませんw

琵琶湖花火はこちらこちらに計72枚アップしてます。


SS長い方が派手に撮れるけど、絵が出る花火(魚、猫、スイカ、トンボなど)は短くないと糸引いて何が描かれてたのか分からなくなってしまうなぁ。



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昨年夏公開で大ヒットし話題になった3Dアニメ映画。来春日本でも公開されることになったようですが、ひと足先に原語で観てみました。

「(西遊記之)大聖帰来」(2015年 邦題「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」 監督/田暁鵬)
89分

※日本語版は2017年春公開予定。

字幕は中国語(簡体字)と英語の併記で、そもそも子供映画なので台詞も少なく、字幕読まなくても話は大体わかります。

――むかしむかし、孫悟空というとても強いお猿さんがいました。孫悟空は斉天大聖(天を支配する聖なる王)を名乗り、天帝に戦いを挑み、天界の将軍たちを片っ端からやっつけていきました。でもそんな孫悟空もお釈迦さまにはかなわず、天界を騒がせた罰として石に封じ込められてしまいました・・・。
そんな孫悟空の話が大好きな赤ん坊がいた。だが父母らと山を越える道中で山妖(山の妖怪)に襲われ、逃げ場を失った母は幼子と共に谷底へ身を投げた。

旅の托鉢僧の法明は川の上流から赤ん坊が流されてきたのを拾う。その赤ん坊はお守りのように孫悟空の人形を握りしめていた――

[ここからネタバレ------
そして幾年かが経ち、赤ん坊はチャン・リゥアル(江流児)と名付けられ法明の弟子として共に旅を続けていた。だが幼くやんちゃな流児はお経を唱えたり座禅を組んだりが苦手で、孫悟空のような強い力を身に着けたいと元気いっぱい。
ある日滞在していた村を山妖の群れが襲う。山妖は幼い赤ん坊ばかりを狙って暴れ回る。山妖に攫われそうになった女の赤ちゃんを助けた流児は山妖に追いかけられ山の洞窟へ逃げ込む。そこで偶然にも封印を解いてしまい、長年石に閉じ込められていた孫悟空が復活した。孫悟空は追いかけてきた山妖を追い払ってくれたが、右手にはめられた腕輪がまだ彼の力の一部を封じているようだ。腕輪を壊そうと試みるがどうやっても外れない。いら立った孫悟空は飛び出していった。

あの憧れの斉天大聖が本当にいた!流児は嬉しくなって彼の後を追いかける。赤ちゃんをお家へ返して師匠の元に戻るために力を貸してほしいと頼むが、孫悟空は俺には関係ないとつれない。
道中立ち寄った寺で銅像が突然動き出し流児に襲い掛かる。豚のような巨大な妖怪が化けていたのだ!孫悟空は妖怪をたたきのめして流児を助けてやるが、実はこの妖怪はかつて天界での戦いで孫悟空にやられ天から突き落とされて地上の豚に転生してしまった天将なのだった。孫悟空は幼い流児が危機に遭いながらも赤ん坊を助けようと必死になってる姿を見て、ついに彼を手助けしてやることにした。豚の妖怪…猪八戒も、相手がホンモノの孫悟空だと知って恐れつつも、なんだかんだで二人の後をついてきた。

山妖たちのボス・混沌は、来たるべき皆既日食での儀式のために生贄の赤ん坊を集めているのだった。孫悟空が現れたとの報告に、混沌は二匹の山妖を人間の姿に変えて彼らを待ち構える。
山妖が化けた人間の宿を訪れた流児らは夜中に山妖の群れに取り囲まれ、孫悟空が善戦するも赤ちゃんを奪われてしまった。赤ちゃんを助けに行かなきゃと言う流児だが、孫悟空は混沌との圧倒的な力の差に諦めるしかないと言う。流児は一人でも助けに行くと言って飛び出していった。

山妖の住む山へやって来た流児はそのアジトに忍び込むが、すぐに見つかってしまった。危機を救ってくれたのは、生き別れになってた師匠・法明だった!
アジトには沢山の赤ん坊がツタの籠に閉じ込められており、その下には灼熱の火釜がぼこぼこと泡を立てている。流児と法明は山妖に追いかけられツタの籠につかまり、衝撃で籠は切れて外へ転がり出ていった。
混沌は儀式を邪魔立てする流児を捕まえ殺そうとする。が、水龍が現れ流児を救い、そして孫悟空と猪八戒もやってきた。孫悟空と混沌の戦い。激しい戦闘の末混沌は崖下へ転落していった。だがその時日食が起こり、不穏な風と共におそろしい化け物…混沌の正体である大口虫が姿を現わした!
大口虫が孫悟空を追い詰める。流児は赤ん坊たちを師匠に任せて一人孫悟空を助けに走る。孫悟空がはやく逃げろというにも関わらず大口虫の注意を引き付ける。怒った大口虫は岩山を破壊しながら流児に襲い掛かった。孫悟空がすぐにかけつけるが一歩遅く、流児は岩礫の下敷きとなってしまった。それを見た孫悟空の怒りと悲しみが彼の真なる力を引き出す…腕輪の封印をも押しのけかつての力をすべて取り戻した彼は、天をもしのぐ力で大口虫を粉砕した。
やっとすべて終わった。その時「大聖!」と聞き慣れた声がして振り向くとそこには…(終)

※エンディング・スタッフロール時の背景で、流児が大怪我をしたものの生きていて、法明と共に孫悟空の筋斗雲に乗って赤ん坊たちを親の元へ返していくという様子が描かれている。

-----ここまで]

おおおおーー感動!!ヽ(*'0'*)ツ
おもしろかったー!わかりやすい笑いに満ちててトントン拍子という表現がピッタリとくる、息をつかせないテンポで最初から最後まで突き進んでく、楽しいアクションヒーローもの!!そして泣ける!!これは子供に見せたい。

生身の人間ではできないことを、アニメだからできる、そういう"意味ある"アクションシーンの数々。派手な壊しものは香港映画っぽさも感じるし、ここぞという時にスローモーションを挟み込むのは映画「マトリックス」以来の演出を意識か。緩急ついて、迫真とコメディの落差とか絶妙で飽きさせない。そして単なる「正義は勝つ」のヒーローものに収めず、子供たちへの愛情をテーマに持ってきて感動のラストへ導く。

あんまりアニメ見ないのでこれが特別すごいのかどうかわからないけど、今のアニメって本当にすごいな、子供向けだけど子供だましじゃない。
細部にディズニーや宮崎駿へのオマージュらしきシーンも垣間見えるけど、これは充分オリジナルと誇っていいんじゃないだろうか。正直最初は山妖が見た目怖すぎて子供だったら泣く!って思ったけど、そんな恐ろしい妖怪が序盤からけっこうズッコケにボケたり散々ひどい目にあったりしてコミカルで妙に愛着がわく。主人公の流児少年の純粋さひたむきさは子供たちが感情移入できるところで、準主役の孫悟空はなんてゆうかツンデレで、クールぶってるけど実は流児たちが心配なんていう可愛いすぎるキャラでおばちゃんキュンキュンするわw

日本では「西遊記」というと三蔵法師が孫悟空を石の中から助けて一緒に旅に出るってとこからしか知られてないから、その前の天界を騒がせるとこのエピソード知ってないと特に序盤はハテナが飛び交うかな…ここが日本で公開する場合のひとつの難点。あと随所に京劇のテイストをちりばめてるので(孫悟空の強さを形容する口上とか)それも知ってる知ってないとでは受け止められ方が違うかなぁ。
あと疑問だったのは、龍の存在。これは沙悟浄(原典では河童ではなく川の妖怪)の代わりなのか、それとも流児少年が川に守られているということを暗示してるのか…。

日本で公開されたら復習がてら見に行きたいな。


YOUKU
http://www.youku.com/show_page/id_z5389eca8996d11e4a080.html
広告さえ見れば無料。中国語&英語字幕。
芦屋市立美術館でやってる展覧会「チェコ絵本をめぐる旅」へ行ってきました。

チェコの作家の作品を中心に、原画やリトグラフ、絵本そのものを展示。絵のタイトル等と合わせて絵本のストーリーの概略も書いてくれてて親切。イメージがより膨らみます。小さい所なので展示数はそんなに多くはないのですが、古いものから現在に至るまで様々な作家の作品が並んでました。

前半は簡素でくっきりと縁取られたキャラクターでいかにも東欧らしい感じがするヨゼフ・チャペックの作品を中心に。とてもシンプルにデフォルメされているのに動きの見える、何かが起こりそうなわくわくする絵柄で子供心に還ります。
後半は現代の作家たちの作品。これは子供のための絵本らしい絵柄もあれば、どちらかというと大人を対象にしたような芸術性の強い、つまり子供にはあまりその凄さがよくわからなさそうな作品も。例えばすべて刺繍で作られている作品や、職人芸なコラージュ作品など。チェコで活躍している日本作家の作品なんかもありました。
現代作品になるともう東欧っぽさとか外国っぽさはなくなって普通に絵本として、イラストとして見えるのですが、やはり絵本のための絵というのは言葉に頼らず目だけで伝える、しかも相手が子供だから易しくないといけない。難しさをとっぱらって感覚的に楽しさや怖さ、寂しさ、嬉しさ等々を表していてココロ満たされます。

特に印象に残ったものとしてひとつはマリア・シュテンフォヴァー氏の「動物はどうやって眠るのかな」。孔雀って樹の上で寝るの!?っていう率直な驚きw
そしてもうひとつは、パヴェル・チェフ氏の絵本というかコミック的な長編作品「ペピーク・ストシェハの大冒険」原画。豊かな色使いもさることながら、版画?何か型押ししてるような細かい模様が丁寧に施され、よく見ると指紋がついてるこの手作業の様子が垣間見える仕事に感動。

この絵本をはじめとして、美術館が所蔵している作品は一階の閲覧コーナーで自由に見ることができます。


東欧の絵本大国「チェコ絵本をめぐる旅」
7/2(土)-9/4(日) 芦屋市立美術博物館 

芦屋市立美術博物館
JR、阪急、阪神各電車芦屋(川)駅から阪急バスでどうぞ。


長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))/岩波書店

¥778
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昨年公開の映画。無料で観られたので。

「王朝的女人・楊貴妃」(2015年 監督/十慶 主演/範冰冰、黎明)
122分
※日本語版はまだありません。[2017.2追記:日本語版発売されました]


――唐の玄宗皇帝の時代。ある大きな葬儀が執り行われ、死者を弔う舞を舞る踊り子の楊玉環が皇帝の目に留まる。それを目ざとく察知した武恵妃は息子の寿王の妃として彼女を宮中に上げた。玉環は見た事もない皇子との突然の結婚に不安を抱くが、寿王は彼女に永遠の愛を誓うのだった。
武恵妃は息子に国を継がせたい一心で、皇太子を罠にはめ処刑させる。だが真相がばれて激怒した皇帝の目の前で首を掻き切って自殺した。皇太子の位が空いた状態で、以前から皇帝が楊玉環に目をつけていると知っていた宦官は、寿王を皇太子にする代わりに玉環を差し出させればいいと皇帝にささやく。自分の妃を父親に差し出せと言われた寿王は激怒するが、宦官から自分の母親が元皇太子を謀殺したことを忘れたのかと言われ、ついに玉環を手放す覚悟を決める…だが彼女のお腹にはすでに命が宿っていた――

がんばった、がんばったけど60分でリタイア。orz
字幕が中国語と英語の併記だからセリフの意味がわからないことはなかったんだけど、この手の映画は飽きる。画面の美しさ、見た目の芸術度に重きを置いた、ぶっちゃけ話はどーでもいー系の。

美しい(つうか顔が派手な)楊貴妃をとりまく男たちとの純愛を、物語としては描いてるんだろうけど、ごめん、相手がおっさんすぎてムリ!
純愛ぽく描いてるけど、いや楊貴妃と寿王の純愛はまだいいよ。でもその後の展開おかしくない?「私を永遠に愛すると誓って。」って寿王に迫ってたお前が、かんざし見せられただけで白髪交じりのおっさんになびくなよー!散々嫌やって泣いて怒ってたやん、なんやねんこの尻軽女!おっさんもただの浮気やん、しかも息子の嫁を力づくでってサイテーの!
男は顔とカラダがいい女を選び、女はカネと権力を持つ男を選ぶという非常にゲスい現実を描いた物語w これに感情移入できる女性っているの??(-""-;)

画面は確かに美しい。美女というには個性的で派手な顔立ちのファン・ピンピン(範冰冰)は、パリコレモデルのような現実離れした「美」の化身として画面に君臨する。もう彼女は台詞なくていい、芝居しなくていい、ただ黙って立ってる(あるいは踊っている)だけで絵になる。逆に彼女に台詞を与えて泣かせたり怒らせたりしてるので中途半端に現実感が出てしまって、夢の世界から引き戻されるような残念感。

ファン・ピンピン、ジョアン・チェン(陳冲)、ニン・チン(寧静)と、若いのから年配まで揃って顔が派手な女優陣。こういう系統が好きな人にはおすすめ。私個人的にははジョアンさん演じる武恵妃がめちゃステキだった。すぐ退場してしまったのでがっかり。
男性陣は…ウー・チュン(呉尊)は若造すぎて、レオン・ライ(黎明)はおっさん臭すぎる。ごめんムリ。


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[2017.2追記]
楊貴妃 レディ・オブ・ザ・ダイナスティ [DVD]/ウー・ガン

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