あさひのブログ -118ページ目
かねてから悪役が見てみたいと思ってたジン・ガンシャン(景崗山)の、悪役やってるドラマがあったので。

「天下無賊」2013年2011年 監督/侯詠 主演/聶遠)
全22話

『天下無賊』 経済版DVD 5枚組 !中国語字幕!
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しかも「天下無賊」。同じ原作のTVドラマシリーズらしい。
でも日本語版はないので例によってYouTubeの中国語版で視聴。
(「天下无贼 电视剧版」で検索♪簡体字が表示されなければコピペで。)

とりあえずざっと5話目まで見たけど、これタイトルと登場人物を借用しただけで全く別の話!!原作とも映画とも全く無関係な話。
一見、刑事もののミステリで、世界的価値を持つ骨董の器をめぐって一般人(主人公)とヤクザと刑事が三つ巴で争う話っぽいんだけど…これが実はミステリではない。

物語はセリフはわかんなくても芝居で大体のことはわかるし、なんかもうとにかく安い、古臭ーい作風。2013年の作品なのに(8/30追記:2011年でした)なんでこんな古臭いんだろうと思いつつも見てって5話目でやっと気づいた、これはミステリを装った昼のメロドラマだ!!
芝居とか脚本とかどーにもこーにもおかしい部分が目について仕方ないし、トリックは強引でミステリとしては完全に破綻してるのに、物語の主軸には無関係そうなラブロマンスの描写にはやたら力入れてるという奇妙すぎる脚本w
ちゃんと最初から昼メロだと思って観るとけっこう面白い。見た目にわかりやすい物語にキャラクター、都合の良すぎる展開、それからモブの芝居が私でも分かるくらい棒読み大根なのも、昼メロなら納得納得。

というわけで最初からちゃんと台詞読み直して見たのであらすじを書いていきます。

#1 第1集
#2 第2、3集
#3 第4、5集
#4 第6、7集
#5 第8、9集
#6 第10、11集
#7 第12、13集
#8 第14、15集
#9 第16、17集
#10 第18、19集
#11 第20、21集
#12 第22集(最終話)


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原作。でも物語は全く無関係。



長いものに巻かれろ
「大宋提刑官 II」第三十二集15分あたりから。※ネタバレ注意
婺州(ブシュウ)で重要な情報を得た王儒璋は都へ戻り提刑司を訪れる。だが宋慈は留守だったため、骸骨並ぶ異様な光景広がる書斎で宋慈の帰りを待つ。戻ってきた宋慈は部下が王儒璋を書斎に入れた事を失礼だと叱る。

* * * * *

「王さま、(我々は)客間でお話いたしましょう。」
「この場所が良いではないか、とてもへんぴで(邪魔する)人がいない。」
「王さま、見てください、我々二人はちょうどこの一組の髑髏のようですよ。ただ目を合わせるだけで、口は開かない(心の内を喋りはしない。)」
「だが骸骨であろうと、宋提刑は彼ら(骸骨)の口を開かせることができないか(できるだろう)?」
「それは根拠のない言い伝えで(※)、信じるに値しませんよ。」
「だが今日の私のこの口は、この二つの髑髏よりも(口を)開かせるのは実に難しいぞ。」
 宋慈は王儒璋が書いたある人物の名前を目にする。
「どうやら、王さまはこの旅で、大きな収穫があったようですな。」
「(むしろ)失敗で何の収穫もない方がよかったよ。」
「わかりましたわかりました。」

※検死官の宋慈は死体から僅かな証拠を発見して事件を覆して来たので、世間では「死体と話せる男」と呼ばれている。


「お前は何がわかったというんだ?」
「王さま、ある事で、下官(わたくし)は…」
「下官下官などと言うな。私は今は既に陛下に辞して(喪に)伏しているのだ(※1)。」
「おそらく王さまはこの旅できっと、(ある)何か(の事実)に驚かされた。陛下に戯れに(嘘をついて)辞してお暇をいただいたのが、本当になるのでしょうか。(※2)
「わかった、それはいいから、話の腰を折るな。早くわかったことを話してみろ。」
「この件はわたくしがかつて王さまに対して、わたくしの観察眼を用いました(ことに始まります)(※3)。」

※1 (父の喪に服すという名目で暇をもらっているので)今は上官ではないから遠慮せず言え、という意味。
※2 本当にこのまま事件から手を引くつもりではないでしょうね、と念を押している。
※3 私が既に見破っていた事実で王儒璋を操るようなことをしました、と白状している。



「(それは)きっと李佑淳の妻があの、秘密の件を(記した書類を)老夫(わたくし)に差し出したその以前に、お前が既にさっさと先に(その書類を)見ていた事ではないか?」
「どうやら、わたしはもう御史さまに隠しておくことはできませんね(お見通しですね)。」
「(そう言う)お前には隠しておけんだろう、宋慈よ、お前はきっと私がブ州へ行ったことを知ってるだけでなく、私がブ州から戻ってきて以来、なぜこんなに顔色が悪く見えるのかも、きっとわかっているのだろう。」
「四文字(で言えます)。」
「どんな字だ?」
「投鼠忌器(ねずみとりを仕掛けた)。(※)
「宋提刑は本当に短い言葉で急所を衝いてくるな。よし、私は頭(最初)から話をさせられてやろう(白状しよう)。」

※この事件はあなたがねずみとりを仕掛けたことに始まったのだ、と言っている。王儒璋はある人物の悪事を暴こうとして罠をしかけたのだが、実際罠にかかった獲物は予想し得ない大物だったので顔色が悪い、という意味。

* * * * *

これまで頑固一徹だった王儒璋がやたらとかわいく見える冒頭の芝居!大好きw
日本語字幕版ではねずみとりの四文字は割愛されてるので、王儒璋が唐突にタネ明かしをはじめるように見える。元の台詞見て納得。



→インデックス
今年の琵琶湖花火大会。
どしゃぶりの寒い中決行されました。




















終盤の湖面すれすれの打ち上げが凄かった!!






長いものに巻かれろ
「大宋提刑官 II」第二十八集36分あたりから。
ついに英に真意を吐露した曹墨は茫然として帰宅する。家では、何も語らない夫への不安と失望で憔悴しきった妻の玉娘がまだ起きて待っていた。

* * * * *

「君はどうして私をそんな目で見るんだ。」
「あなたはこの一晩(どこかへ)行った、私も一晩考えたの。私が何を考えてたかあなた分かる?私は以前のあの口を遮らない(→何でも話す)曹墨のことを考えてたのよ。」
「君は恐いもの知らずで私も戯言で災いを引き起こす書生だった。」
「たとえ(当時が)そうであっても、人から見たら不透明のベールで覆われてるような(表情の見えない、考えのわからない)今に比べたら、はっきりしてたわ。」
「私は君の心の中で、どうしてそんな風に(思われるようになったんだ?)」
「この一晩で私は沢山の事がはっきりわかったの。私は分かってる、あなたが絶対恩義を受けたことを忘れる人じゃないって。あなたが心の中の秘密を話せないのは、あなたに話せない理由があるから。でも私に後悔という言葉があるかということなら(後悔してるのかというと)、私はあなたに嘘はつけないわ。」


「君は私に嫁いだ事を後悔しているのか、私達はしかし本当に苦労し(助け合っ)てきた夫婦だろう。」
「私はあなたに嫁いだ事を後悔してるんじゃない、私はあの時あなたが功名を立てて官吏の世界へ入ることを激励したことを後悔してるの。もしあなたが以前のようなひ弱な書生だったら、人々のリーダーになることはできない(出世はできない)けど、最低限の生活は送れたはずよ。」
「君は私が君に何か嘘をついている事を怨んでいるのではないか?」
「墨兄さん(※)、私は言ったはずよ。あなたが話さないのは話せない理由があるから。私はまたあなたに無理やり(話を)させられないわ。」
「君は、私の心に重くのしかかっているこの事を、私が喜んで受けていると思うのか?私は早く(この事を)告白してしまいたい、その相手を見つけることができない。
いいだろう、他の人には言えないが、どうして我が妻に言えないだろうか。君に一切すべてを教えよう。」

※結婚する前はこう呼んでたのでその名残りのようだ。

* * * * *

物語の本筋に関わらない中では最も好きなシーン。この二人には幸せになって欲しいと願うばかりだ…。


→インデックス
「大宋提刑官 II」第二十八集2分あたりから。※ネタバレ注意
鄒少卿がうまく"仕事"を果たしたのかどうか心配になった曹墨は彼が宿泊している宿へ。だが彼の姿はなく部屋には他の客がいた。その時背後から声をかける者が。

* * * * *

「曹さま。」
「英さん。…お嬢さんは私の後をつけてきたのか。」
「堂々たる知事さまが自分の事は棚に上げて人を責めるだなんて、道理に合わないわね。」
「お嬢さん(の言う事は)どういう意味だ?」
「私がこの店(宿)に泊まってて、曹さまがいらっしゃるとは思わなかったわ。どうして私があなたをつけていたと言うの?おそらくはあなたが私をつけてたんじゃないかしら?」
「お嬢さんもこの店に泊まっていたのか。」
「そうよ。私も一人の独身女性ですから、どうしても街頭で野宿なんてできないわ。」


「玉娘がお嬢さんにうちに泊まっていくようにと誠心誠意引き留めたのに、お嬢さんはあの日急に(出て)行ってしまったではないか。」
「でも私よりももっと急いで出て行った人がいたわ(※)。事を成し終えて、夜が明けるのを待たずに行ってしまったわね。」
「お嬢さんは誰の事を言ってるのだ?」
「曹さま、どうして(彼が)湖州にとどまって馬脚を現すことのないように、ちゃんと去って行ったかどうか、彼(の様子)を見ようと思って(あなたは)ここへきたのではないと?(おそらく間違いないでしょう。)」
「英さん!あなたは宋さまの部下であり、私曹墨の夫婦の友人でもある。だから湖州の事には、私はお嬢さんにあまり関わってはいけないと勧める。(お嬢さんにはあまり関わって欲しくはないのだ。)」

※鄒少卿のこと。


「私も一人の(政治には関わらない)女性ですから、どうして湖州府の事を(あれこれと)追及することができましょう。
曹さま、これは私があなたのあの神秘(いわくつき)のお客さんが泊まっていた部屋の中から拾ったもの。お手数ですけど、その人にお返しになって。」
 英は荷物を曹墨に渡す。
「これは何だ?」
「あなたのあのいわくつきのお客さんは、実にまずい事をやらかしたわ。こんな事をしてどうしてしっぽ(証拠)を残していけるのかしら(※)。曹さま、安心できないなら、今日の夜また現場を見に行くべきよ。確実ではないけど(おそらく)、彼はまださらに大きな証拠をあそこに残してるでしょうから。」
 英は立ち去る。曹墨が手渡された荷をほどくと、中から"仕事"に使った黒装束が出てきた。

※あんな事件をやらかすのにどうしてこんなポカミスができるんだろう

* * * * *

英姑、この人興奮するとめっちゃ早口になって聞き取れないんだよね。
中国の女子は強し。


→インデックス