ドラマでお勉強-大宋提刑官2 #11 | あさひのブログ
「大宋提刑官 II」第三十二集15分あたりから。※ネタバレ注意
婺州(ブシュウ)で重要な情報を得た王儒璋は都へ戻り提刑司を訪れる。だが宋慈は留守だったため、骸骨並ぶ異様な光景広がる書斎で宋慈の帰りを待つ。戻ってきた宋慈は部下が王儒璋を書斎に入れた事を失礼だと叱る。

* * * * *

「王さま、(我々は)客間でお話いたしましょう。」
「この場所が良いではないか、とてもへんぴで(邪魔する)人がいない。」
「王さま、見てください、我々二人はちょうどこの一組の髑髏のようですよ。ただ目を合わせるだけで、口は開かない(心の内を喋りはしない。)」
「だが骸骨であろうと、宋提刑は彼ら(骸骨)の口を開かせることができないか(できるだろう)?」
「それは根拠のない言い伝えで(※)、信じるに値しませんよ。」
「だが今日の私のこの口は、この二つの髑髏よりも(口を)開かせるのは実に難しいぞ。」
 宋慈は王儒璋が書いたある人物の名前を目にする。
「どうやら、王さまはこの旅で、大きな収穫があったようですな。」
「(むしろ)失敗で何の収穫もない方がよかったよ。」
「わかりましたわかりました。」

※検死官の宋慈は死体から僅かな証拠を発見して事件を覆して来たので、世間では「死体と話せる男」と呼ばれている。


「お前は何がわかったというんだ?」
「王さま、ある事で、下官(わたくし)は…」
「下官下官などと言うな。私は今は既に陛下に辞して(喪に)伏しているのだ(※1)。」
「おそらく王さまはこの旅できっと、(ある)何か(の事実)に驚かされた。陛下に戯れに(嘘をついて)辞してお暇をいただいたのが、本当になるのでしょうか。(※2)
「わかった、それはいいから、話の腰を折るな。早くわかったことを話してみろ。」
「この件はわたくしがかつて王さまに対して、わたくしの観察眼を用いました(ことに始まります)(※3)。」

※1 (父の喪に服すという名目で暇をもらっているので)今は上官ではないから遠慮せず言え、という意味。
※2 本当にこのまま事件から手を引くつもりではないでしょうね、と念を押している。
※3 私が既に見破っていた事実で王儒璋を操るようなことをしました、と白状している。



「(それは)きっと李佑淳の妻があの、秘密の件を(記した書類を)老夫(わたくし)に差し出したその以前に、お前が既にさっさと先に(その書類を)見ていた事ではないか?」
「どうやら、わたしはもう御史さまに隠しておくことはできませんね(お見通しですね)。」
「(そう言う)お前には隠しておけんだろう、宋慈よ、お前はきっと私がブ州へ行ったことを知ってるだけでなく、私がブ州から戻ってきて以来、なぜこんなに顔色が悪く見えるのかも、きっとわかっているのだろう。」
「四文字(で言えます)。」
「どんな字だ?」
「投鼠忌器(ねずみとりを仕掛けた)。(※)
「宋提刑は本当に短い言葉で急所を衝いてくるな。よし、私は頭(最初)から話をさせられてやろう(白状しよう)。」

※この事件はあなたがねずみとりを仕掛けたことに始まったのだ、と言っている。王儒璋はある人物の悪事を暴こうとして罠をしかけたのだが、実際罠にかかった獲物は予想し得ない大物だったので顔色が悪い、という意味。

* * * * *

これまで頑固一徹だった王儒璋がやたらとかわいく見える冒頭の芝居!大好きw
日本語字幕版ではねずみとりの四文字は割愛されてるので、王儒璋が唐突にタネ明かしをはじめるように見える。元の台詞見て納得。



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