ワンオペ育児が苦しいって言うけれど…
「ワンオペ育児」という言葉はいつからあるのでしょう。最近とてもよく聞きますよね。実は私もいろいろな事情が重なり、子どもが生まれたその日から、いわゆる「ワンオペ育児」の状態です。(※主人がいるときは、2人で育児をしています※)ですから「ワンオペ育児」の大変さは、骨身に染みています。ひとりきりでほっとできるのは、数ヶ月に1度、主人に子どもをお任せたときのみだったりします(^_^;)でも、だからこそ私が思うのは「昭和までの家族」の在り方の素晴らしさです。たまに「ワンオペ育児」は日本社会の問題のように言われますが、私は家族や個人の問題であり基本的には「自由」と「豊かさ」の代償であると考えています。夫婦ともに両親がすでに他界をしている、さらにはひとりっ子で兄弟もいない…といった方はまれで、たいていは遠方にはどなたか近しい親族がいらっしゃると思うのです。両親と一緒に住む選択をせず、自分がやりたい仕事をして、自分の好きな人と結婚をして、自分が一緒に住みたいと思う人と一緒に住んで、自分が産みたいと思って子どもを産んだ、その結果「ワンオペ育児」になったというパターンが多い気がするのです。ですから少子化問題も、一人ひとりが自分や家族の在り方を見直し核家族から拡大家族に戻っていかなければ、解決するのが難しいのではないかと私は思っています。子育ての大変な部分だけを、押し付け合っても仕方がないと思うのです。