プロレス界の新旧レスラーが逝く | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

この週末、2日連続でアメリカの人気プロレスラーの訃報。

 

まずは、馬場時代の「全日本プロレス」黄金期の立役者の1人、テリー・ファンク氏。

兄のドリー・ファンクJr.と「ファンクス」と言うタッグチームで日本にも何度も来日した。

溌剌ながらラフなファイトスタイルから「テキサス・ブロンコ(テキサスの荒馬)」と呼ばれた。

おそらく、日本で初めてアイドル人気を得たプロレスラーではないか?

それまでのプロレス会場は、絵に描いたような昭和のおっさんと子供ファンばかりの客席だったが、彼が登場してから女性客が急激に増えた。

チームでお揃いのユニフォームを作り、チアがもつボンボンを持ち込み、ジャニーズタレントの声援さながらの応援を送っていた女子グループも出現したほど。

また、親日色の強いイメージもあり、当時の全日マットの名ヒールのブッチャー、シーク、シン、あるいは後輩のハンセン、ブロディらとの激闘で老若男女問わず日本人ファンがついた。

そしてここ日本での記憶に残る試合は、アブドーラ・ザ・ブッチャーのフォーク反則攻撃で腕に何度もフォークを突き刺され血まみれになった、1977年の世界タッグリーグ戦での、あれでしょう!

この怪我が1つの理由ともなり、満身創痍で1983年に引退するも、結局すぐに復帰し、デスマッチなど痛々しい姿の試合が増えていく。

2000年代になっても兄のドリー・ファンクJr.はたまにリングで試合することもあったが、テリーはリングに上がることいつしか無くなった。

最後にテリーを見たのは、2015年の天龍源一郎引退興行だった。

T.ファンク

8年前か…。

プロレスが文句なく楽しい時代の象徴の1人と言ってよいでしょう。

2023年8月23日没、79歳でした。

 

 

そして、テリーの訃報の翌日には現役のWWEスーパースターのブレイ・ワイアット選手の訃報…。

メンヘラ系の猟奇キャラクターのレスラーとして、アメリカ最大のマット「WWE」で一躍人気者に。

自分も好きでした!

実は、アメリカで3代続く名レスラー一家の血筋で、祖父はブラックジャック・マリガン、父はマイケル・ウォールストリート、弟はボー・ダラス、という名家。

本名はウインダム・ロタンダ。

見た目の不気味さと、WWEならではのショーアップした世界観のビデオなどで、否応なく目立つ存在に。

さらに、リング上でも意味不明なポーズも手伝い、目が離せない選手でした。

天龍引退試合の前年2014年の来日時は観戦に行きましたよ!

B.ワイアット

これ、これ!!

WWEが一昨日、彼を偲んでアップした映像を。

初頭の不気味な「ワイアット・ファミリー」時代~幼児向けTV番組を模倣しながらも猟奇的な言動の頃~超不気味なマスクの着用時代~ほかにもオフショットも含め、彼がプロのエンターテイナーとして徹していたかが伝わります…。

彼もまた新型コロナウィルスの餌食となったそうです。

ウィルス罹患が心臓発作を引き起こした。

若干36歳、あまりに早すぎる。。。

 

両スーパー・プロレスラーを心より哀悼致します。

R.I.P…。