角打ちではなく、会員制有料試飲場「唐木屋(のなか)」 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

皆様、新年あけましておめでとうございます!…もう、1月も後半なのにまだ正月気分なネタですみません!(苦笑)

 

今年の初詣を西太子堂にある「太子堂八幡神社」へ行ったことは紹介しました。

その際、初詣の前に駅前の噂のとある場所へ入りました。

西太子堂駅前にある「唐木屋」さんです。

駅のホームから見えます。

店前まで行くと…、

酒屋さんなのですが、ガラス戸から中の様子を窺える感じもなく、正直入りにくい構え。

意を決して入店すると、かなり薄暗い。

店内の壁面四方向ともに数多くのお酒が並べられている。

客は一人もいない。

店奥の一角に老齢女性がおり、こちらで酒を呑みたい旨を伝えると、決して饒舌でない感じながらも、飲む事を目的の場合は無料会員となり、酒瓶商品を購入する試飲なら会員登録は不必要dせあること。

また飲める酒には青い札がかかってそこに値段もあり、つまみは店内に乾きもの程度はあるが、持ち込みOKということを教えて下さった。

ここは会員登録して色々と飲んでみます。

店内中央部には、イスとテーブルが幾つかあるが、テーブルは酒樽だったりもする。

さ、何から呑もう?!

新年なので日本酒で、せっかくこういう場所でもあるので、普段お目にかかる事も無いものからと考え最初に選んだのは、メニューとしておかれていたにごり酒からスタート。

「小左衛門 超活性にごり 純米吟醸 生もと 備前雄町」を半合で。

冷蔵保存した鉄樽から注いでくれた一杯。

美味ま~い!甘さ、酸味、香り、のバランスがとても良いです。

ゴクゴク飲りたい気持ちを押さえ、味わいながら至福のひと時を楽しむ。

飲み終わり、店内のお酒を見て回るも、色々あり過ぎて訳分からなくなりそう。(笑)

なので、今の「小左衛門」流れで、お正月に相応しい名のお酒を贅沢に飲み比べ!

“ふくろう”と言う名の酒だが、「富来老」と「不苦労」と使い分けてるのが洒落ている。

左が「富来老」、右が「不苦労」。

「不苦労」の方が味わい深く、「富来老」の方があっさりした感じか。

続いては、新年にちなみ卯年限定商品のお酒をチョイス。

「ダルマ正宗」を常温でいただきます。

酒瓶のラベルがダルマに兎の耳を付けてるのがカワイイのかキモチ悪いのか…。(笑)

多少、飴色ぽさが伺えますが、こちら長期熟成の古酒となります。

ほんのわずかだが果実のような甘味と香りを持つ感じ。

ここまで、冷酒~常温と温かい酒を飲んでなかった。

こちらにはセルフ燗マシンも有るので、燗酒を飲もと思い、先の女将さんらしき方に「燗で飲みたいのですが、お勧めってありますか?」と尋ねた。

すると「人によって、好きな酒の好きな飲み方はそれぞれです。なので、こちらから何かをと言うよりは、お好きなお酒(銘柄)を見つけたらそのお酒をどの温度で飲むか試されるのが良いと思います。」と言われた。

ごもっともです。

愚問でした…。

正月の昼酒で、いよいよ酔いも回り出し、この後に初詣もあるし…と考えて、最後に「酒吞童子」を燗でいただくことに。

だが、セルフ燗マシンはこの日初めて稼働したので、なかなか温まってくれない…。

30度くらいまで待ったか?

超ぬる燗でした。

そして甘~い。

この「甘さ」が変に目を覚まさせてくれた。(苦笑)

まだ飲みたい気分だが、初詣へ行かねば…。

と、言う事でお参りより先にお神酒(?!)をいただいてからの参拝に。(笑)

ちなみにこの日のお会計は¥1,385也。

安い。

そして、後日会員証も到着。

こちらは「唐木屋のなか」と言い、角打ちではなくあくまで「有料試飲」の場だと言う。

いい酒との出会いの場を提供するのであって、酔って騒いで楽しむ飲み屋ではないのだと。

 

こちらに店内の様子と店主のインタビューが紹介されてるので、是非ご覧ください。

新年早々、貴重な体験が出来ました!