昨朝、起床してパソコンを立ち上げ、眼に入ったニュースに驚いた。
名ギタリストのジェフ・ベック急死の報道。
これまでの三大ロックギタリストとして、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、そしてこのジェフ・ベックと言うのは、日本史で織田信長、豊臣秀吉、徳川家康とセットで覚えてしまうのと同じように、ワンセットで記憶する重要人物。
とは言え、自分はそれほどジェフ・ベックを聴き込んだこともないが、やはり所々で折にしては聴く事は何度もあった。
一度だけ彼の来日公演を観た。
正式には単独来日公演でなはくオムニバス・ライブ・イベントで、ジェフ・ベック・グループ、スティーブ・ルカサー・バンド、元サンタナ~スティックスのギタリストニール・ショーンが参加したバッド・イングリッシュの共演ライブで、ゲスト参加でリチャード・マークスと何故かチャック・ベリー。
でもこの時は、なんでこの人いるの?と思われていたチャック・ベリー目当てに行ったのだが…。
1989年でしたか。
よく「孤高のギタリスト」と称されるが、ライブでの佇まいを観て、なるほどなと思えるオーラがありました。
黙々とギターを弾く姿が、ロックミュージックの持つ激しさとはまた違うアプローチをしており、その事も相まってカリスマ的な雰囲気があったのでしょう。
実は昨年末、何故かBBA(ベック、ボガート&アピス)の大阪公演のライブ盤をよく聴いてた。
1曲目からスティービー・ワンダーの「迷信」をこう聴かせてたかと改めて感心したり。(笑)
でも、思えばジェフ・ベックのソロのアルバムも、高校の親友が「これなんか有名だし、割と聴きやすいんじゃないかな?」と貸してくれたのが名盤『ブロー・バイ・ブロー』だったが、邦題は「ギター殺人者の凱旋」ってあったから期待してなかった。(苦笑)
でも、友人が「この中の“哀しみの恋人達”は多分好きそう。」と当時ピンク・フロイドをよく聴いてたわたくしにアドバイスしてくれた。
確かに、哀愁感漂う感じは日本人の琴線に訴求した。
奇しくも、これもスティービー・ワンダー作なんだよな…。
ヤードバーズ、B.B.A、ジェフ・ベック・グループと、華やかなりしロックの時代に孤高に輝き続けたギタリストに心よりお悔やみ申し上げます。
明けた本日、またパソコンを点けたら今度はリサ・マリー・プレスリーの急死の報…。
シンガーとしても活躍したが、キング・オブ・ロックンロールのあのエルヴィス・プレスリーの一人娘であり、キング・オブ・ポップスのマイケル・ジャクソンの元妻としての方が、どうしても有名な方。
昨年、話題をさらった映画『エルヴィス』が公開されたこともあり、また、エルヴィスの自家用ジェットは“リサ・マリー”号と名付けていたり、またこれをきっかけに音楽シーンにも戻るかな?なんて思ったりしたので、びっくりです。
ブルーノートへ来日公演もしてましたね。
彼女の音楽はヒットしませんでしたが、個人的には好きなタイプの音楽です。
1stシングル“Lights Out”です。
この世ではちょっとしか一緒にいれなかった父親エルヴィスと天国で仲睦まじくして下さい。
R.I.P…。