昨日「安全地帯」のライブへ初めて足を運んだ。
先日の明治神宮大会もだが、毎年一緒に行くわたくしの兄貴分的な知人が、大の玉置浩二=安全地帯ファン。
以前にも、高齢ながら再就職に成功し、そのお祝いに玉置浩二のコンサートへ招待した。
その時に「やっぱ、安全地帯も観に行きたいなぁーっ!」と言っており、「また再結成があれば行きましょうか?」なんてほぼ社交辞令な会話をしたら、なんと今年バンド結成40周年と言う事で「安全地帯」でツアーを行なうとの事!
しょうがない、なんとこさチケットを取り、2人で観覧。
会場は、お初となる「東京ガーデンシアター」という新箱で8000人収容と言う日本武道館と同じキャパの特大ホール。
有明ガーデンの中にある。
安全地帯ともなるとチケットは1万円以上なのだが、幸いに一番安いので¥7,000の席種があったのでそちらを購入。(実際には手数料が入り¥7,330。)
2階席の最後列で、こんな感じのとこ。
なんか天井のダクトパイプがすぐ頭上・目前に有り、大きな会場なのにその空間を感じられない、小さなライブハウスの空間に居るかのよう。
ま、7,000円の席なので…。
最後列は14列なので、10列くらいまでに座れば解放感のある空間を感じられるでしょう。
ステージまでの距離は武道館の2階席と同じくらいか?
武道館慣れはしているので、ステージが遠いとは思わなかった。
さてライブだが、5分押しくらいでスタート。
安全地帯は5人でVo&G、Gx2名、B、Dsと言う編成だが、ドラムの田中氏が体調不良で不参加。
なのでメンバーは4人、そこにドラム2名、キーボード2名、ギター1名、ホーン4名、女性コーラス3名(こちらは久保田利伸や高中正義のサポートで有名な「アマゾンズ」!)という大所帯のサポート陣。
安全地帯と言えど、注目はやはり玉置氏の「歌」。
以前のソロライブ時は張り上げない小さな低い声もしっかり届いていたが、今回は声は出ているのだがかなりしゃがれ声になっており、声が不調なのか?と心配したが、張り上げる高い音域の声は圧巻だったので、ツアーの疲れか年齢から来るものか…そんな事だったのだろう。
実は一緒に行った知人は前回の玉置浩二ソロライブの時に「感極まって泣かないで下さいよ。」とふざけて言ったら「泣かねぇよ!」と言い返してきたのに、もうショーが始まる前から泣き出して困ったのだが(笑)、今回も「また、泣かないでくださいよ」と言うと「今度は大丈夫、安全地帯だからよ!」と言ってたが、3曲目に泣きメロのヒット曲「碧い瞳のエリス」が来ると「ヤバい!ヤバい!来た…」と言って泣き出した…。(苦笑)
いかつい老齢の爺さんを泣かす、それほどに玉置氏の歌声は独特で世界観があり人の心を揺さぶる力があると再認識。
「安全地帯」もほぼ玉置ワンマンのバンドと言うイメージだが、昨日観て2人のギタリストがいい!と言うのを思い知らされた。
ロックバンドにありがちな目立つ、煽るギターではなく、楽曲の世界観、メロディーを活かすそんなギターで、特にサスティンの音が秀逸。
そうそう、こちらの会場は前述のように大箱ながら2階は圧迫感があったが音はとても良い!!
ソロでは「田園」くらいしか知らなかったが「安全地帯」ではやはりヒット曲は多いし聴いた事あるメロディーもあり、この認知度の高い曲数があると言うのは、やはりライブでは強い。
ものすごく安定感と安心感が出る。
また、イメージ的にだが、オリジナルの曲のまま(新しいアレンジなどせずに)演奏してくれたのも良かった。
さらには、ソロ同様MCは一切無しで本編をやり切るのも潔い。
唯一発したのは後半「情熱」で休演の田中氏のドラム映像がスクリーンに流され、それと動機しての演奏で、曲終わりにスクリーンを指さし「田中裕二!」と叫んだだけ。
そんなこんなでヒット曲満載の本編が終わり、アンコールは1曲だけ「I LOVE YOUから始めよう」と言うナンバーでは特効演出オンパレードで会場が一体となりでこの日のショーは終了。
最後はメンバー4人だけ残り肩を組み皆でVサインを掲げたのち、ステージを後にした。
このツアーのセットリストはこちらで確認できます。
安全地帯の最大のヒットナンバー「ワインレッドの心」を10年前30周年時の再結成ライブから。