今年は、色々とアニバーサリー事が多いようで。
しかも50周年記念を迎えるものが多い。
その中にかつての超人気ドラマ「太陽にほえろ!」も、50年前の今日1972年7月21日(毎金曜日20時放送)にその第1回を放送したのでした。
「太陽にほえろ!」はいわゆる刑事ものと呼ばれる作品で、テレビ初主演の銀幕スター石原裕次郎をその捜査一係長に置き、まだ若く青いでも一途な新米刑事にグループサウンズのヴォーカリストだった萩原健一を迎え、ベテランと若手のダブル主演でスタート。
その舞台となるのが警視庁七曲署(ななまがりしょ)である。
今回は「太陽にほえろ!」50周年記念を祝し、その七曲署へ出頭、いやお散歩へ!
ドラマ内では、新宿区矢追町近辺にある設定だったが、新宿区内に「矢追町」という番地は存在しない。
で、実際のロケはどこで行なったのか?
実は、初回放送のみ(?)渋谷区役所の関連舎屋だったらしい。
そこは今…、
「電力館」のあった場所。
しかし、あのドラマをご存じの方のイメージにあるあの「七曲署」は、実は世田谷区にある「海上自衛隊東京音楽隊」舎屋でした。
今は、こんな感じ。
新宿が舞台なのに署は渋谷と世田谷って…。(笑)
番組はダブル主演の1人萩原健一が降板し、二代目新米刑事に稀代の怪優あの松田優作が抜擢されデビューし、一層の人気番組となっていった。
「葬送曲」という回のシーンより。
長浜藤夫氏演じる最後の勤務を終え七曲署に入るシーン。
こんな角度ですかね…?
また同回にて、七曲署を出てまっすぐ進む道でのワンシーン。
この曲がり角ですね。
しかし、同番組を良く観ていた方なら、「七曲署の屋上では新宿の高層ビル群が映っていたではないか!」と指摘されるかと思う。
実は、屋上はまた別な場所で撮影していたのでした!
それは、こちらです!
こちらは、新宿にある佐藤ビル。
ここの屋上がロケ地でした!
前述の「葬送曲」回のワンシーン。
今は…、
高いビルが目立ちます。
屋上の一番端から屋上口を臨むとこんな感じ。
番組内では、こんなカットも。
アップでの現在は、
こんな感じです。
実は、同番組が放送されていた頃、新宿に住んでいて、何度かそのロケに遭遇したこともあった。
しかしながら、七曲署は初めて訪れることとなりました。
今回、渋谷と世田谷は先月、そして新宿に関してはなんと1月に訪れました。
実は、屋上ロケ地の佐藤ビルは今年早々に閉鎖するという噂を聞いて慌てて駆け付けた次第。
突然の訪問にもかかわらず、一つ返事で屋上を見せていただけた事、この場を借りて心より感謝申し上げます。(もちろん、後日お礼状とともに菓子折りを手配いたしました。)
次回も、「太陽にほえろ!」とゆかりのあるロケ地を訪ねたので、オマケ的な感じですが紹介したいと思っております。
最後に、50周年記念で歴代七曲署勤務刑事総出演で「太陽にほえろ!」のテーマ曲動画を作成された方がいらしゃったのでぜひご覧ください!