モヤモヤ ブラ 散歩~新宿ロケ地跡集 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先月末に自分が長らく住んだ新宿を訪れた。
新宿の夏空

新宿は超繁華街ですから、以前書いたように犯罪も起きれば、予期せぬ現場にバッタリと出くわすこともありました。
小学生の時分は、よくテレビのロケの現場に遭遇しました。
当時の新宿を舞台にしたドラマと言えばやはり「太陽にほえろ!」でしょう!!。
今は亡き松田優作のデビュー回でも新宿のあちこちが映ってました。
ジーパン刑事登場2
上掲のシーンは旧都電車庫跡地ですが、現在はゴールデン街へも抜けれる遊歩道として有名です。
新宿旧都電車庫跡2016年
ありゃ、風景なのに何故ピンボケ…?(苦笑)
そんな「太陽にほえろ!」のロケを初めて見たのはこのシーン。
「マカロニを殺した奴」より
犯人を殿下(小野寺昭)とジーパンが追いかけるシーン。
ここは、新宿二丁目の花園通りの1本北側の道。
新宿二丁目2016年1
まさにこんなアングルで先のシーンの撮影を見ていたのを覚えてる。
新宿二丁目のランドマークだった建物に「ラシントンパレス」というのがあった。
ラシントンパレス1970年代
にせホテルニューオータニみたいな外観ゆえ目立つ建物でした。
あの丸い展望ロビーのような場所でも「太陽にほえろ!」でボス(石原裕次郎)が初めて犯人を自ら射殺するシーン(123話「孤独のゲーム」)をロケで使用。
今では全く違うビルが…。
ラシントンパレス跡2016年
10年前にラシントンパレスは解体されたそうです。
続いては、新宿駅へ。
下記画像がどこかお解りの方はご年配ですね。(笑)
新宿駅南口1970年代
現在ではこうなっております。
新宿駅南口2016年
新宿駅南口のフラッグス前の広場です。
ここは随分と変わりました。

「太陽にほえろ!」は登場刑事(特に新米)が成長するも殉職してしまうというのが人気でしたが、そもそものその設定を作ったのは初代新米刑事で主役を務めた萩原健一。
その萩原健一が「太陽~」降板後に主役を張ったドラマが名作!(迷作?)「傷だらけの天使」。
その初回で、小学校時代の同級生の家が使用されたいた。
大東京美術1974年1
大東京美術株式会社とありますが、実際にその名前がこのお店だったと思います。
1階が店舗で2階が友達の住居。
現在では、このように。
大東京美術2016年1
綺麗に塗り替えられてはありますが廃墟ですね。
全く使用されていません。
しかしよく見ると、左に並ぶ大きなビルと合体してその1部になっていました。
大東京美術2016年2
ちなみに当時はこの店は所謂古道具屋さん、今では古美術商ですかね。
「傷だらけの天使」では萩原健一がここへ裏ルートで拳銃を仕入れに来るシーンで、店の中もロケで使用していました。
大東京美術1974年2


ここまで、1970年代の話ですが1960年代へ遡ります。
渥美清主演「泣いてたまるか」で、冒頭でミニスカートで歩く女性2人に渥美清の声で「ちょっとそこ行くミニスカートのおねえちゃん!」と呼び止められ、びっくりして小走りに逃げて行くシーン。
新宿伊勢丹角1967年1
この2人が小走りで角を右に曲がると瞬間見えるのがこれ。
新宿伊勢丹角1967年2
さらにカメラは右にパンすると、
新宿伊勢丹角1967年3
渥美清が露天商としてコウモリ傘を売っているシーン。(エピソード「僕のお父ちゃん」より)
もうお分かりですね。
新宿伊勢丹角2016年
新宿伊勢丹本館の南西角の場所…新宿の母なる方が昔から手相占いをしている場所です。
しかしながら、思えばこの「伊勢丹」自体、もう古いその佇まいを残して頑張ってますねー。
新宿伊勢丹
今のような夏休みの時期は、毎夏この伊勢丹の屋上でアニメや特撮もののキャラクターショーがあって観に行ってましたっけ。

今も新宿はロケに使われることも多いですが、60~70年代のドラマは本当に多かったです。
他にも「愛と誠」とか「新宿警察」なんてマイナードラマや「夜明けの刑事」、etc…、ロケの現場に出くわしたのを覚えております。
懐かしい…。