「今日は世界観光の日」だって~パリで強盗に遭った?! | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

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って事でこれまでの海外旅行の思い出など書ければ良いが、実は人生で海外旅行は3回だけ。(あと1回出張があったのみ。)
もう、どれも当ブログで紹介しました。
 
まずは、アメリカ西海岸方面へ。
これは、学生生活最後のお遊びって事で、好きなエディ・コクランの墓参りをメインにした親友との二人旅。
 
2回目は、もう25年ほど前だったかな??
ハワイへ行きました。
ちょっとずれた日程の夏休みを取り、スカイダイビングをどうしても体験したく初の一人旅。
ここで、噂によく聞いていたホテルの室内にカギを入れたまま出るという日本人あるあるを自ら体験してしまった…!(苦笑)
 
最後は、イギリスとフランスへ。
エディ・コクランの命日に事故死した現場に花を手向けるための旅でした。
この時の、「フランス」で強盗に遭った(!)時の事を…。
 
フランスと言えばやはりパリ。
パリは東京のように地下鉄が発達してるので、地下鉄で移動していました。
しかし、英語のスペルはパッと見ておおまか判るのだが、フランス語はこれまで一度も直に接することなどもなかったので、乗り換え時に間違えぬように手元にある路線図と駅の案内板などをしっかり確認しながら、一緒に行った当時の会社の友人と移動した。
当然、どうしても地元のパリジャンたちのようにさっさと動けずに、気づけば周囲に誰もいないことがしばしば。
そんなこんなで誰もいない乗り換え階段を上ってていたら、うしろからやけにフレンドリーに話しかけくる若いやつが来た。
「アロ~~!ウェイ、ウエイッ!」
デビュー時のレニー・クラビッツをもっと汚くしたアフリカ系の男なのだが、何言ってるかよく判らん。
とりあえず「ジャポネーゼ?」みたいに言っていた気がしたので、ここは数少ない自分の知ってるフランス語で「ウイ」と答えて、先を行こうとするとまた「ウェイ、ウエイッ!」と歩みを止めようとする。
すると「モネ!」と声を荒げる。
ん?判んねぇから、また歩き出すと、「モネ!、モネ!モネーーー」と繰り返したところで、ふと気が付いた。
「モネ」って「マネー」ってこと??
すると、上着のポケットに手を突っ込み何やら「ガチャガチャ」音がしてる!
ああ、拳銃を突き付けられるんだ!!!
そう思うや、自分の人生のこれまでが走馬灯のように、頭の中で回りかけたその時。
男はカッターナイフを、しかも工作用の日本でもよく売ってる握り手が赤く黒い丸いところを緩めると刃が出る、ああいうやつ。
拳銃が出ると思ったら、何度も見たことのあるカッターだと、面白いもんで恐怖感がかなり薄くなるものです。
そこで、ポケットにあった小銭を全部出しやり過ごそうしたが、要領を得ないような表情になりまた「ジャポネーゼ?」と問いかけてくる。
「ウイ」答えます。
おそらく向こうは日本人は金持ちと言うイメージがあったのでしょうね。
そこで、自分の先にいた友人が腰にポシェットをつけていたのを発見したので、友人の前に立ちはだかりポシェットを開けさせ、中の財布を出し中身を確かめる。
実は、この友人は俺から借金して渡航費と宿泊費に充てて来ていたくらいので、多くない小銭とクレジットカードでこの旅を過ごしていたのだった。
そりゃ、財布に金なんか入ってません。(笑)
すると、今度は我々が日本人か疑わしくなったんでしょうね、彼のパスポートをポシェットから出し確かめようとした瞬間、さすが友人もパスポートは取られまいと「何すんねん!このボケ!!もう、ええわー!ったく!!!」とその強盗にえらい剣幕で怒鳴りつけて、ズンズンと歩き出した。
彼は、大阪人です。
パリの強盗も本物の大阪弁の勢いについつい怯んでしまう。(笑)
そこに運よく、初老のジェントルマン的な男性が階段の横に付いてるエスカレーターで上がって来たので、私が目で合図を送ると、こちらの様子を首を伸ばし確認してくれた。
すると、その強盗、慌ててカッターを隠し、天井を見上げ口笛を吹くというまるでマンガか何かのような古典的リアクションを始めるではないか!(爆笑)
そのまま、そのジェントルマンの歩みに合わせ、こちらも移動。
フランス紳士が心配そうに話しかけてくれた。
フランス語で判らなかったが、「ああいう輩がいるから旅行者は気をつけてね」と言っていたのだろう。
人の多い乗り換えホームに着くまでに、何度か後ろを振り返ると、これまたマンガのように下手な尾行をしており、こちらが振り向くと奴は立ち止まり地面を見たり壁を見たり…。(苦笑)
あの強盗も俺の財布を先に出しゃ、フランで1万円ほどは持っていたんだけどねー。
残念でした!
 
まあ、そんな怖い出来事も今はこうやってアホな話のネタになるので、やはり旅は面白かったりする。
海外はもちろん、国内も当分の間は旅行には行けないですね…。
あ、ちなみに本日の「世界観光の日」は 世界中で観光の機運を高めようと、国連の世界観光機関(UNWTO)なるものが1980年に定めたそうです。