今年は高校野球100回記念年で、夏は盛り上がりました。
本来ならそんな節目を甲子園で観戦したくも、貧乏暇無し爺には所詮叶わぬ夢…。
秋になってもその余韻を引きずり、過日も秋季東京都大会観戦した。
そして、“秋の甲子園大会”との言える「明治神宮野球大会」は今年明治維新150年記念イヤーを冠付けての開催。
当然、高校の部に重きを置いて観戦する気まんまん。(笑)
そんな時に野球好きの知人より、「11月10日(土)の第1試合へ行くぞ!」と連絡が。
発表になったばかりの対戦カードを見たら、なんと!星稜高校(石川県)vs広陵高校(広島県)という、まさに甲子園級のカードじゃないですか!!
前夜の夜勤明けながらも普段なら死んでも起きない(?)時間に起き神宮球場へ向かった。
いやぁ、改めて目前のボードに両校の名前があるなんて感激の限り。
学生野球に詳しい知人は「この星稜の奥川ってのが1年からエースでさぁ」と早速情報が。
そしてこの試合、まさに“THE奥川投手ショー”となるのであった。
180cm以上あるだろう長身から投げる高速ストレートは威力大。
さらにスライダーの切れがかなり良いそうだ。
見た目からしてなんか大阪桐蔭時代の藤波投手(現阪神タイガース)を思い起こさせる感じ。
対する広陵は石原投手。
こちらも球威のあるピッチングをしています。
試合が動いたのは4回の星陵攻撃時。
この日のワンマンスターとなる5番ピッチャー奥川君の3ベースヒットを皮切りにまずは1点先制。
すると、続く福本君以下打者が続き猛攻が続く。
気が付きゃ、4-0までに。
たまらず、広陵は投手交代。
2番手は河野投手。
踏ん張れるか?
しかしながら打者一巡で、この回で7-0に!
その後、5回、6回とどちらも無得点で進むが、7回に星稜高校がさらに2点を挙げ完封コールドゲームに。。。
いやぁ、そりゃ名門星稜だけどさ、相手も広陵高校だぜ。
すげぇもん観たって感じですわ。
星陵の奥川君、7回までで11奪三振、現在2年生なので来年の甲子園が楽しみ!
そして、昨夜(11日)のことだが一緒に行った知人から電話で、「奥川、あいつフォーク投げてたんだって!」と。
どうやら夏の甲子園後にアンダー18で一緒になった選手にフォークの投げ方教わって、この試合で試投したらこの結果!
恐るべし…。
続いて第2試合。
神奈川県の強豪である桐蔭学園と九州の筑陽学園の対戦。
桐蔭学園は神奈川の5本の指に入るであろう名門。
今年限りで退団したジャイアンツの高橋由伸や、ベイスターズに行った加賀美希昇らを輩出。
対する筑陽学園はと言うと、申し訳ないが存じ上げない。
しかしながら、なんとあの長野久義選手(読売ジャイアンツ)がここを巣立ったそうで。
それなりに力のある高校なのかな?と思いつつ観戦し始めたのだが、これがまさかの展開に!!
先発ピッチャーは、桐蔭が伊禮投手。
筑陽は西投手。
ゲームは2回裏筑陽学園の攻撃に動きが出た。
6番福岡選手が3塁まで進むと、スクイズで1点先制し、その後も3番弥冨、4番江原の連続タイムリーで一気に4点を挙げる。
その後も筑陽は、3回に3点、4回に1点と追加点を入れて行く。
意地を見せたい名門桐蔭は5回表に代打神田君がタイムリーで1点を返す。
しかしながら桐蔭の反撃もここまで。
筑陽はさらに6回に福岡選手のソロホームランまで飛び出す始末。
結局10-1で筑陽があの桐蔭学園をコールドで負かしてしまった!
いや、まさかの展開!!
筑陽学園、これを機に記憶に留めます。
それにしても、広陵と桐蔭は悔しいでしょうね。
ともに甲子園の顔とも言える名門校ですから。
そしてこの明治神宮大会高校の部は明日決勝戦です。
10日は、この後に1試合だけ大学の部も観戦したのですが、長くなったのでまたの機会に。