昭和といえば、なにを思い浮かべる?
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と言う事で、本日は「昭和の日」。
でも昭和生まれの人間は「昭和の日」と言うよりも「天皇誕生日」と言うほうがピンと来るという方も多いかも?
つまり昭和天皇の誕生日が4月29日で、その昭和天皇が崩御後に「昭和の日」としてそのまま祝日存続となっている。
昭和にちなんで、と言うか、多少こじつけ的な展開になるが(苦笑)、先日ザ・テンプターズの音源のことを記した際に、昔の彼らのカセットテープ商品を引っ張り出してみた。
物入れの奥にあった段ボール箱に入れていたカセットテープ群の中にそのテープもあったのだが、ほかにも懐かしさが込み上げるカセットテープが幾つもあった。
当時は、FMラジオでかかる好きな音源を事前に調べて、それをテープレコーダーやオーディオ・セットの前で待ち構えて録音したものでした。
昔は、東京でもFMラジオ局は2つだけ。
NHK-FMとFM東京(現TOKYO-FM)だけでした。
そして、これらFM局はいつ、どの番組で何の曲をかけるかを事前発表していたもんです。
それらの曲を調べるには“FM誌”と呼ばれる雑誌がありました。
『FMfan』とか『週刊FM』とか、そんな中で最初に愛読していたのが『FMレコパル』!
この、ユーモア溢れる漫画の表紙がポップでした!
この雑誌に2週間分の番組表と言うのが必ずあり、そこでいつ、どの番組で、何の曲がかかる、というのをチェックして、当日その時間に家にいて録音ボタンに手をかけ音楽を自分のカセットテープに収めたものでした。(最初の頃はタイマーなんかも無かったんでね。)
そしてこれらFM誌にはそのエアチェック録音したカセットにつけるインデックスも付いていて、『FMレコパル』はこの漫画(モーディュロというイタリアのアーティストの作品群)を使用していたのが好きで、よく使用していました。
こんな感じ。
このインデックスを正面で見ると、
ま、こんな3コマ漫画だけどユーモアに溢れていて、大好きでした。
それから何年か経って、さらに新しいFM誌が参画しました。
それが『FMステーション』。
こちらは、1980年代だったと思いますが、その頃に流行した海、ドライブ、スキーと言ったレジャー文化が人気高騰でそれらをポップに描いた鈴木英人氏のイラストが人気でした。
当然、インデックスもこの方の作品です。
あと、カセットのサイド部に入れられるアーティスト名のインデックスも重宝しました。
懐かしい!
今は音楽もラジオもコンピューターを介して聴く方が多いでしょう。
AIスピーカーや、サブスクリプションと言う定額制メディアを介して、「ビートルズの曲かけて!」とか「夏のドライブに合う曲をお願い!」とか言えば、あとはコンピューターが選んで曲をかけてくれるんですから、時代は変わりました。
コツコツ自分の好きな曲をオンタイムで待ち構えて録音していた時代がバカバカしくなります。(笑)
でも、昭和の人間としてはそんなアナログの行動で、どんどん音楽の幅が広がったりしていったので、ある意味ではいい“勉強”にもなったと思えるのです。
BSの「昭和は輝いていた」という番組で、「古いは、温かいんだ」と言っていたことがあったけど、そう実感します。
昭和とFMラジオと雑誌とカセットテープ、こんなにもアナログなメディアをありがたがっていたんです、昔は。(しみじみ…苦笑)