ソリューションのおぼえがき -70ページ目

ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

「認める」の具体的方法を2つご紹介しましょう。

 

①クライアントの言葉をそのまま受け止める

評価や判断を加えようとはせず、クライアントの言葉をそのまま事実として受け止めます。

話の内容が客観的事実かどうかではなく、そのように話しているという事実を受け止めるようにします。

 

そのためには、心をニュートラルな状態にしておく必要があります。

クライアントの言葉をそのまま受け止めることができているかどうかは、クライアントに反論をしたい、アドバイスをしたい等の気持ちが自分自身に起きていないかどうかによって判断できます。

 

②クライアントの言葉に適切に反応する

「認める」の反対は「無視する」です。

無視をされると、相手は、認められていないと感じます。

相手を無視していないことを示すために、うなずく、あいづちを打つなど、相手の言葉を受け止めた上で、適切に反応することを心がけます。

 

但し、相手の言葉に反論したり、評価をしたりといった反応は避けましょう。

 

私はサラリーマン時代、様々なタイプの組織を運営することで、貴重な経験を重ねてきましたが、

 

・チームメンバーとチームリーダーが信頼関係がある

・しっかりとしたマネジメント・サイクルがチーム内で機能している

・メンバー間のコミュニケーションが密に行われている

この3つが成立していない組織は、長期的には業績も苦しかったですし、何より活気がありませんでした。

 

一方でこの3つをしっかりと成立するために動いている組織は、たとえ苦戦事業でも組織に活力がありました。

ですから、チームが強くなるためにはこの3つは改めて、チーム成立の3要素として必要不可欠なものなのだと感じました。

 

特に、「しっかりとしたマネジメント・サイクル」とはいったいどういうことを言っているのか?

私は、自分の組織運営を元に、

根底にある考え方として、

・メンバー・センタードシップが基本(主役はあくまでメンバーです)

・メンバーに評価対象を理解させる(評価を定量的な指標だけに求めてはいけません)

・トップが信頼関係を約束する(面従腹背であってはいけません。ここはトップに我慢が必要です)

この前提のもと、組織を前に進めていくことをおすすめしています。

 

言うは易し、行うは難しなのですが・・・

「オートクライン(autocrine)効果」とは、そもそもは医学分野などの用語であり、「分泌された物質が分泌した細胞そのものに作用することを指すこと」という意味だそうです。

コーチングの世界では、クライアント自身が話すと同時に、自分の耳で聞くことにより気付きを得ることを、「オートクライン効果」と呼んでいます。

 

クライアントから

「今、話しをしていて分かったんですけど・・・」

「話しながら気づいたんですけど・・・」という言葉が出てきます。

これがオートクラインです。

 

なぜオートクラインが起こるのかというと、人は口に出すことで初めて自分の内側にある考えや気持ちに気付くことができるからです。

 

自分自身のことや仕事のことでも自分自身が口に出すことで、改めて気付くことってあると思います。

経営者は管理職に対して、どうやって仕事を任せるとよいのでしょうか?

 

私は、逃げ道を作ってあげて、そして任せる訓練を積むという方法をおすすめしています。

 

具体的には、

・最後は経営者が責任を取るから、自分のとった判断を信じて行動してみてほしいと伝える。

・とりあえず、課題に取り組ませてる。その時は細かく指示はしないでおきましょう。

・報告を受けるときは追い詰めず、少々の言い訳を言わせてあげる余力を持って任せる。

・成果が得られた場合は、管理職とそのメンバーの手柄として認識してあげる。

などが考えられます。

 

このようなプロセスを繰り返していくと、できる管理職は経営者の立場を少しづつ理解していき、「社長はなぜ、こんなことを言っているのか?」という意味合いもわかってくるようです。

そうなれば、一人前の管理職です。ちゃんと任せてあげるとよいでしょう。

 

権限も持つことができ、ダイナミックに仕事を動かしていくことができる。

責任は重いけれども、やりがいがある。そんな管理職の仕事は魅力的である。

ということを社会全体、会社全体で発信していかなくてはなりません。

9月の上半期がようやく終了し、下半期に向かっていきますが、メンバーとの目標設定や成果共有などメンバーとの面談をするタイミングがきているのではないでしょうか。

 

面談の時に一番大切な考え方として、

 

・事実と感情を分けて伝えてあげる

・成果とプロセスに分けて伝えてあげる

・その期間の起きたことで伝えてあげる

 

そして、本人にこの期間に感じたことをフィードバックしてあげるとよいかと思います。

 

フィードバックの留意点をいくつか挙げてみます。

 

・相手の「成長」を願ってフィードバックしましょう。
・相手を非難したり、攻撃したりするものではありません。
・できるだけ「具体的」にフィードバックしましょう。
・相手が「受け容れやすいよう」に工夫しましょう。
・できるだけ「早い」時期にフィードバックしましょう。