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ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

ヒトに動いてもらうためには、権威や権力だけでは動いてくれません。

確かに、動くには動いてくれると思います。
しかし、期待・要求レベルの高いことに対しては、動いたふりをしてくれるだけです。

例えば、会社で高い肩書を持っていながら、人望のあまりない方が、退職した途端、お客様や当時のメンバーに挨拶にいっても、なかなか本音で動いてくれない。という良くある話です。

その人と仕事がしたいわけじゃないですものね。
その会社や商材と取引をしていたのですから・・・。

当時の会社での肩書や当時の権力で周囲が、無理やり動かされていただけだったのに・・・。
ところが本人は「自分はエライ」と勘違いしているものですから、バツが悪い。

私も身を以て体験していることです。

だから、人望のある人間になりたいもの。
でも、どうやって人望って身に付くのだろう??

自分にとっても生涯の課題です。

幹部に一番ならせてはいけないタイプ・・・

それは「人望=人間力のないタイプ」です。

 

人間力の定義として

①知的思考能力が高い

②対人関係構築力が高い

③自己制御能力が高い

これらのバランスを持ち合わせることとして考えています。

 

成果は出すけれど、思考力が浅かったり、対人関係構築を行わない、身勝手で自己中心的であるなどといった人は人間力が高いとはいえないと私は考えています。

ところが実際は、今までで成果を出した人を社長として推挙するケースが多いもの。

決して悪いことではないのですが、もう少し考えたい・・・。

 

ただし、これには前提があります。

「社長に人望がありますか?」

なぜなら、社長が人望のない人は、幹部にも人望のない人を選びます。

「社長は、幹部の人に「人望がほしい」と思っておられますか?」権力で人をコントロールできると思っていませんか?

 

これがクリアしていれば、少々人望のない幹部でも社長になるための対策はあります。

①社長の行動・言動をしっかりと見て、自分が使えると思うことを実際に真似てみること。

②先人の知恵「本」を読むこと。

③メンバーに対して「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと言うこと。

 

これらから始めれば、少しづつメンバーの見方も変わってくると思います。

自分の経験でもあるのですが、人望がない人は、メンバーをまとめることは難しいと思っています。

 

しかし、人望のない人は権力や統制によって、メンバーをコントロールしにかかります。

とりあえず組織はコントロールするように見えます。

一瞬は動くように見えますが、長続きしません。

 

こんな話があります。

「功には禄、得には地位」

これは西郷隆盛氏がおっしゃた言葉だそうです。

 

人望のない人、すなわち、得のない人にメンバーを任せてはいけません。

これは巡り巡って、社長に帰ってきます。

 

たとえば

・優秀なメンバーが退職する。

・メンバーのやる気がさらに拡大して、ノーコントロールになる。

・職場の雰囲気がピリピリして暗くなる。

・無気力な組織になる。

などの状況に陥ります。

自分で一生懸命考えるのだが、どうしようもないくらい「堂々巡り」をすることがあります。

まったく考えもまとまらない・・・。

 

さて、そんなときあなたならどうしますか?


「どのくらい先」のことを考えているのだろうか?

と自分に問いかけてみてはいかがでしょうか?

 

意外と先々のことを考えていることが多いことに気づきます。

こんなことが起きたらどうしよう・・・

こうなったら嫌だな・・・

こういうことが問題になるかも・・・

慎重になるとなかなか判断ができないものです。

 

そんなときはとりあえず見通しを立てるのは止めて、「目先の第一歩」を考えてみる・・・。

そしてとりあえず取り組む・・・。

そんな考え方の方がうまくいくときもあります。

 

一度、お試しあれ。

消費者行動について理解することで、マーケティング戦略の設計に役立てたいと思います。

 

「習慣形成」理論は、消費者が特定の行動を繰り返すことによって習慣が形成され、その結果として安定した購買行動が生まれるという考えです。

例えば、毎朝同じブランドのコーヒーを購入する消費者は、ブランドが持つ安心感や既知の利便性を重視しています。

習慣が形成されることで、消費者の購買選択は予測可能になり、マーケティング戦略において重要な要素となります。