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ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

自分なりの事象の整理方法

 

ホワイトボードに現状を整理したり、打ち手を考えたりするときに、文字を羅列するよりも、図で整理するとわかりやすくなる事が多いです。

 

このとき、どのような図にするかを自分なりに整理してみました。

 

①因果関係や順序がはっきりしている場合・・・フロー・チャート

 

②共通項や違いが重なる項目がある場合・・・ベン図

 

③3つの分類以上になる場合・・・ツリー図

 

④数値化ができる場合・・・グラフ

 

⑤上記4つにあてはまらない場合・・・マトリクス・チャート

 

この5つの図の書き方を理解して、使っていることが多いです。

従業員100人以下の企業を訪問する機会が多くあるのですが、社長が会社の方向性を変えよう、社内の改革を進めようとする時、大なり小なりの抵抗が社内に起こることが普通です。

 

たいていの従業員は、現状ままがありがたいと思っているものですし、ましてや自分たちへ火の粉が降り注ぐような渦中に入りたくないのが本音です。

この抵抗勢力に対して、社長がどのように接し対応するかで、改革の結果はやる前から決まることが多いもの。

多くの場合は、多数派を占める従業員からの抵抗に押される形で改革をするどころか”今のまま変わらない”という結果を選択してしまいます。

 

だから、改革を成功させるためには、様々な要素が必要になってきます。

中でも、何より重要なことはリーダーである社長の「断固たる覚悟」があるかどうかにかかってきます。

多少の痛みは伴うかもしれない・・・、けれども、従業員と会社の未来を守り続けるためには、多少の犠牲を払ったとしても、この改革を断行するという強い覚悟そのものです。

 

うつにならないための10の心得だそうです。

 

まあ、楽観思考を持てるとよいのですが・・・、真面目な方ほど些細なことに一生懸命考えてしまうものです。そのような方へのおぼえがき。

 

1.「できないこと」を受け入れること。

2.楽しめるポイントを探し続けること。

3.小さな達成感を大事にすること。

4.常に余力を残すこと。

5.他業種で働く友人とも多く接すること。

6.どうしようもないことをどうにかしようと悩まないこと。

7.人を好きになること。

8.「今いる場所が本当の居場所ではない」と感じても焦らない。

9.自分にとっての「大事なもの」を探すこと。

10.本当にどうしようもない気持ちは吐き出してしまうこと。

 

そうは言っても、頭ではわかっているのに考えてしまうこと自体が病の原因だからなあ・・・。

もし、自分も心に迷いを感じたら早め早めに意識してみよう・・・。

私がよくスピーチなどに使っていた話で、「変化を楽しめる人間でいたい」という話があります。

 

年を取るごとに変化に対応できなくなっている自分がいる、その戒めでもあるのですが、

ゆとりを持って変化を楽しめる人間でいたい・・・。そんな話です。

 

この変化というものは、

変化を掴む

変化に対応する

変化を促す

というキーワードに置き換えておりました。

 

人は変化を嫌います。しかし、時間も進んでいくように、勝手に世の中は変化していきます。

決算書には、色々な勘定科目や細かい会社の数字が載っています。

経営者が自社の決算を把握するのに、細かい勘定科目や会社の数字だけを見てしまっては自社の正しい姿を見失ってしまいます。

 

決算書を見るための「鳥・魚・虫」3つの目について考えてみましょう。

 

①「鳥の目」決算書全体を俯瞰しましょう

 

まずは「鳥の目」で決算書全体を俯瞰して見ましょう。いきなり細かい会社の数字だけを見ていては目的が何かわからず細かなことが気になってしまいます。

 

決算書の見方については時系列に比較をしたり、他社と比較したりするなど、大きな目で見ていくように心がけたいものです。

 

②「魚の目」市場の流れを見ましょう

 

次に「魚の目」で企業の業績の流れや自社のおかれた市場環境、さらに社会情勢の流れ等をみて、自社の決算数値がどのような影響を受け、今後どのような流れに乗っていくのかを創造しながら見ていくとよいでしょう。

 

大切なことは、数字を見ることだけではなく、流れをつかむことです。そのためにも、データを蓄積して以前と比較できるようにしておきたいものです。

 

その上で、経済の動きが自社にどのような影響をおよぼしたかを考えます。また、市場の流れに対して自社の数値の推移や、中長期的にはどうあるべきかを考えるとさらに経営力がつきます。

 

③「虫の目」会社の数字を細かく見ましょう

 

そして「虫の目」で大事な勘定科目について細かくみていきましょう。売掛金の滞留はないか、不良在庫はないか、固定資産はきちんと使われているか、等を確認していきましょう。