決算書を見る3つの目 | ソリューションのおぼえがき

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決算書には、色々な勘定科目や細かい会社の数字が載っています。

経営者が自社の決算を把握するのに、細かい勘定科目や会社の数字だけを見てしまっては自社の正しい姿を見失ってしまいます。

 

決算書を見るための「鳥・魚・虫」3つの目について考えてみましょう。

 

①「鳥の目」決算書全体を俯瞰しましょう

 

まずは「鳥の目」で決算書全体を俯瞰して見ましょう。いきなり細かい会社の数字だけを見ていては目的が何かわからず細かなことが気になってしまいます。

 

決算書の見方については時系列に比較をしたり、他社と比較したりするなど、大きな目で見ていくように心がけたいものです。

 

②「魚の目」市場の流れを見ましょう

 

次に「魚の目」で企業の業績の流れや自社のおかれた市場環境、さらに社会情勢の流れ等をみて、自社の決算数値がどのような影響を受け、今後どのような流れに乗っていくのかを創造しながら見ていくとよいでしょう。

 

大切なことは、数字を見ることだけではなく、流れをつかむことです。そのためにも、データを蓄積して以前と比較できるようにしておきたいものです。

 

その上で、経済の動きが自社にどのような影響をおよぼしたかを考えます。また、市場の流れに対して自社の数値の推移や、中長期的にはどうあるべきかを考えるとさらに経営力がつきます。

 

③「虫の目」会社の数字を細かく見ましょう

 

そして「虫の目」で大事な勘定科目について細かくみていきましょう。売掛金の滞留はないか、不良在庫はないか、固定資産はきちんと使われているか、等を確認していきましょう。