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ソリューションのおぼえがき

中小企業を応援するために、経営者と共に元気に戦っています!


正解なき、組織や事業の課題を発見し、
向き合って、ソリューションを提案しつづけるための「覚書」。

自律分散型組織には「アジャイル型組織」「ティール組織」「ホラクラシー組織」の3つに分類されます。

 

①アジャイル組織

「アジャイル組織」とは、業務を実行しながら同時並行で改善を繰り返す組織です。小さなチームに権限を与えて、業務を遂行していき、問題が発生すればすばやく対処しながら解決していくスタイルです。

アジャイル(agile=素早い)という意味からきています。

 

②ティール組織

「ティール組織」とは、経営学者のフレデリック・ラルーが提唱した、組織モデルの変遷における理想的な組織形態のことを指します。

権力を集中させたリーダーは存在せず、メンバーが組織の目的をはっきりと理解し、必要に応じて意志決定を行い、行動をするという考え方です。

メンバーはフラットな関係で、自主的に成長をしながら活動することができるようになります。

 

③ホラクラシー組織

「ホラクラシー組織」とは、組織内に役職や階級、さらには上下関係が存在しない組織形態のことを指します。

ホラクラシー組織では、明確なルールとグループにおけるまとめ役の存在により「自由」と「規律」のバランスをうまくとりながら業務を進めていくことになります。

サーバント・リーダーはメンバーに積極的に関わり、意見に耳を傾けるスタイルをとります。

メンバーを支え、ひとりひとりの持ち味を引き出す役割を担います。

 

「サーバント」(servant=奉仕者)からきた新しいリーダーシップの概念です。

 

誤解していけないのは、メンバーの言いなりになるのではなく、支援者でないといけません。

優しさや甘さとも違います。時には組織の目的を示すことも必要ですし、そのために目的の共有に力を注ぐことも必要になります。

シェアード・リーダーシップは、「職場やチームのメンバーが必要なときに必要なリーダーシップを発揮し、誰かがリーダーシップを発揮しているときには、他のメンバーはフォロワーシップに徹するような職場やチームの状態」(石川 2016)

 

特徴としては、

「全員がリーダーシップを発揮している」

「誰かがリーダーシップを発揮しており、それが適切と感じたときには、他のメンバーはフォロワーシップに徹する」

「リーダーとフォロワーが流動的である」

 

すなわち、シェアード・リーダーシップはフラットな関係で流動的に自然発生するような特徴のリーダーシップと言えそうです。

 

※石川淳(2016)『シェアド・リーダーシップ:チーム全員の影響力が職場を強くする』 中央経済社

自律分散型組織とは

「自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization :DAO)」とは、マネジャーが指示をすることがなく、メンバーの自律な活動によって運営される組織のことです。

 

昨今の時代はVUCAと呼ばれており、社会変化に対応しやすい自律分散型組織が企業における目標とする組織なのではないかと考えられるようになりました。

 

「自律分散型組織」は「中央集権型組織(ヒエラルキー組織)」とは異なり、基本的にフラット化された組織です。

中央集権型組織とは

組織の類型を考えたとき

Altimeter GroupのJ.Owyang氏が

“Companies organize for social in 5 ways”で紹介しているのが

 

5つの類型

Centralized(中央集権型)

Distributed(分散型)

Coordinated(協調型)

Multiple Hub and Spoke(ハブ型)

Holistic(総員稼働型)

 

ただし、これは企業の「ソーシャルメディア運営のための組織形態」という限定的な課題のために組織全般について言えるかどうかはわからないが、使えそうだと思った。

 

一度、深堀りして調べてみることにしよう。