自律分散型組織には「アジャイル型組織」「ティール組織」「ホラクラシー組織」の3つに分類されます。
①アジャイル組織
「アジャイル組織」とは、業務を実行しながら同時並行で改善を繰り返す組織です。小さなチームに権限を与えて、業務を遂行していき、問題が発生すればすばやく対処しながら解決していくスタイルです。
アジャイル(agile=素早い)という意味からきています。
②ティール組織
「ティール組織」とは、経営学者のフレデリック・ラルーが提唱した、組織モデルの変遷における理想的な組織形態のことを指します。
権力を集中させたリーダーは存在せず、メンバーが組織の目的をはっきりと理解し、必要に応じて意志決定を行い、行動をするという考え方です。
メンバーはフラットな関係で、自主的に成長をしながら活動することができるようになります。
③ホラクラシー組織
「ホラクラシー組織」とは、組織内に役職や階級、さらには上下関係が存在しない組織形態のことを指します。
ホラクラシー組織では、明確なルールとグループにおけるまとめ役の存在により「自由」と「規律」のバランスをうまくとりながら業務を進めていくことになります。