CPAPを使うかどうかで睡眠の質が大きく変わるので、寝る時の必需品になっています。


仙台方面に出張に行く時、CPAPを持っていきました。


仙台からの旅行も含めると3泊するので、この間に以前の睡眠状態に戻るのはちょっと厳しいのです。


もともと外出先での使用が考慮されているのか、最初からこんなバッグに入れられて送られてきました。




バッグの中身はこんな感じです。




本体はティッシュの箱くらいで、ACアダプタやチューブと鼻に装着するマスクとベルトで構成されます。






マスク部分はこんな形状です。




形状や大きさは、いくつか種類があるようです。


私もそうでしたが、CPAPからは酸素が送られると思っている方が多いかもしれません。


そうではなく、チューブを通して供給されるのは空気です。


また、口を開けて寝る事で口内が乾く人向けに、蒸気が出るタイプもあり、私はこのタイプを選びました。




本体の横にはSDメモリのカードが刺さっていて、ここにデータが蓄積されるようです。


同時にデータはWI-Fiで飛ばされて、医者と共有され、次の診察時に状況を説明してくれるようです。


今回の3泊でも、ぐっすりと眠る事ができました。


7月に1週間くらいのインドネシア出張が予定されているのですが、税関での扱いがどうなるかわからないので、持って行くべきかどうか悩み中です。





昨年辺りから夜中にトイレに起きる回数が増え、今年になってからは一晩に5回くらいとなって、睡眠の質が極端に悪くなりました。


5時間に8回ということもあり、こうなると殆ど寝ていない状況です。


さすがにこれはまずいと考えて泌尿器科に行こうとしたのですが、別に思い当たる事がありました。


睡眠時無呼吸症候群です。


Apple Watchをつけて睡眠の様子を記録すると、だいたい次のようになっていました。




オレンジ色の部分は覚醒状態で、頻繁に起きている事がわかります。


レムや深い睡眠はゼロです。


こんな状態が1年は続いていたので、最近は椅子に座って目を閉じると、気がつくと1時間過ぎていることも多くなりました。


流石にまずいので、呼吸器内科に行って相談しました。


睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、まず、自宅に検査キットが送られてきます。








鼻に数ミリのチューブと指にセンサーを付けて2晩データを取ってから機器を返送します。


検査結果が出ると連絡が来るので、結果を聞きに病院に行きます。


結果は重症を通り越したとんでもない値でした。


睡眠時1時間辺りの無呼吸低呼吸回数(AHI)が40になると重症なのですが、私の場合57.9!


一晩の無呼吸回数は381回で、無呼吸時間は平均で43秒でした。


当然血液中の酸素濃度は低くなるわけで、最低時は72%!


死んでいてもおかしくない値です。


という事で、CPAPが保険適用で利用できる事になりました。


CPAPは、写真のような機器です。




鼻の部分にマスクを固定して、太いチューブで空気を送り込まれます。


物々しいのですが、とても良くできています。


機器については別の機会にアップしますが、効果は劇的です。




これは昨晩のデータですが、覚醒は1回しか無く、レムや深い睡眠がしっかりとあります。


徐々に改善されるのでは無く、使ったその日からこんな結果になります。


トイレも1回も行きません。


夜間頻尿の原因は、睡眠時無呼吸症候群だったようです。


睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病とも関係があり、本来は放っておいてはダメな病気でした。


使って2週間ですが、日中も快適になりました。


お悩みの方には、強く検査をお勧めします。



昨日、仙台から少し離れた所での仕事を終え、車で来たこともあり、せっかくなのでもう一泊して蔵王〜会津辺りをドライブする事にしました。


家内とは仙台駅で待ち合わせ中。


3階の新幹線口の通路から、大きなポスターが見えました。








「新幹線大爆破」というNetflixの映画の宣伝です。


「人命か救助か」

「組織か現場か」

「世論か政治か」


この3つの切り口が絡みあってストーリーが進みます。


一難去ってまた一難、つまり解決しそうで簡単には終わらせない展開から絶対絶命の終盤まで、なかなか楽しめる映画でした。


斎藤工さん演じる総括司令長をみていると、どんな窮地に立たされても諦めては行けないんだなと思わせられました。


いい映画だと思います。


それにしても、新幹線の駅で「新幹線大爆破」とはシュールです。