会津の銘酒『中将』が少しだけ残っていたので、イカの麹漬けを肴に飲み切ってしまう事にしました。
さて、酒器はどれにするか?
一杯やる前の楽しい時間です。
お酒の残りが少なかったので、今右衛門を選びました。
今右衛門の初代は、17世紀に佐賀の鍋島藩の窯の御用絵師として指名されました。
技法は中国から伝わってきた赤絵で、写真の酒器は色鍋島と呼ばれています。
現在は14代が人間国宝として活躍されています。
手元の酒器は何代目だろうと思い、銘を見ると第十二代らしい事がわかりました。
もともと持っていた方の事から推測しても、時代的には合っていそうです。
このぐい呑で3杯程度のお酒でしたが、こんな事を調べながら呑むのは楽しいものです。