仕事が終わって浦賀のマンションに移動して、今は0時半過ぎ。


カクテルに合う「陸」を取り出して、モヒートミントのシロップとアンゴスチュラのリキュールを使ってカクテルを作り、一杯。





1週間で一番好きな時間です。


音楽は、メロディ・ガルドーのアルバムです。





独特の声が「静寂」の中で響いて心地よい空間です。


深夜なので、静寂の中から音が立ち上がる感じが重要です♪


この静寂に寄与しているのは、おそらくPERFECTIONのコンセントフィルターです。


電源ラインに乗るノイズをLEDの光に変えるというもので、ノイズがあると本体のLEDが点滅します。


エアコンと電子レンジを使っているせいか、点滅状態が続きます。



ノイズフィルター自体にノイズ量を表示する機能は、実際の効果とともに、プラシーボ効果を増大させることも出来ていそうです。


十代の頃、いくつかのメーカーからスピーカーユニットが発売されていました。


お金が無くて、やっと買えたのがパイオニアのフルレンジスピーカーPE-16でした。


上位には、PAX-A20というコアキシャルタイプがありましたが1974年頃で8千円位したので、とても買えませんでした。


これを手に入れることが出来たのは、50年近く経ってからです。




中央にはセルラホーンがついたツィーターが付いています。




今見てもなかなかのデザインです。


ずっと鳴らす事もなくしまっておいたのですが、オフィスにあるボックスに入れてみる事にしました。


もともとはコーラルのFLAT-6が入っていたボックスで、穴の直径が合いません。




とりあえず裏側から取り付けてみました。



アンプはUNISON Researchのunico2nd, CDプレーヤは、英国naimのCD5 SIです。


鳴らしてみると、明らかに最近のスピーカーとは異なる音です。


音圧レベルが94dbあるので、押し出しの強い音です。



左右のスピーカーの距離を広くすれば変わるかも知れませんが、ステージが見えるような音場型ではないようです。


同じ場所にあるウィーンアコースティクスのベルクは解像度の良い音場型なので、楽器の配置も意識しようとすると、PAX-A20は向いていないように感じました。


ただ、不思議に落ち着く感じがあるため、気がつくとPAX-A20を使うことが多くなりました。


同じコアキシャルタイプではコーラルの8CX-50が眠っているので、聴き比べてみようと思います。



気分転換のために良く行くのが御茶ノ水です。


この街は大好きで、学生時代から50年近く通い続けています。


必ず寄るのはディスクユニオンのクラシック館とオーディオユニオンで、坂を下って石橋楽器に寄ってギターを見たり、ちょうどよい時間であれば、『かぶら屋』で一杯やってから帰ると言うのが一つのパターンです。


オーディオユニオン4階ののアクセサリーフロアに行くと、気になっていたものを見つけました。


PERFECTIONのコンセントフィルター『PFT−ANE1』です。





少し前にブログで書いた、電源のノイズを除去するアクセサリーです。


翌日にこれを使ったデモのイベントがあると言う事でしたが、特別に体験させて頂くことになりました。


4階に置かれているシステムはいつもいい音を聴かせてくれるのですが、改めてじっくりと聴いてみるとちょっとざわついた感じがします。


そして『PFT−ANE1』をテーブルタップに差し込むと…!


ざわついた感じが取れてスッキリとした音になりました。


この手の物はあまり信じない方ですが、こうやって体験すると受け入れるほかありません。


その場で購入して、後日浦賀のマンションに行った時に使ってみました。




テーブルタップはチクマ製のもので、挿す位置はACの入り口側です。


鳴らしたのはフォーカルのスピーカーです。



電源にノイズがのると、LEDが点滅します。


電子レンジを使うと頻繁に点滅するので、電源ラインにのるノイズを捉えていることがわかります。


夜の遅い時間だったのですが、音楽をかけてみると、静寂の中からスッと音楽が立ち上がりました。


6万円ちょっとと安くはありませんでしたが、落ち着いて音楽に浸れる事を思えば、買って良かったかなと思います。