フリードクロスターは、アウトドア派にはたくさん荷物が詰める2列シートタイプの方が向いています。

 

特にフルフラット状態にした時の広さは、車中泊も出来そうで魅力的です。

 

でも選んだのは、3列シートタイプ。

 

3列シートの方が、長尺の木材を運べるからと言う理由からでした。

 

3列目に人を乗せて走る事は、1年に1回あるかないかくらいなので、折りたたんでいるとは言え、シート分のスペースが無駄になります。

 

たたんだ状態を見ると、工夫すれば車体をいじらずに棚を付けられそうな穴やくぼみがあります。

 

 

 

 

そこで、板とゴム底足を使って棚を作ってみることにしました。

 

ゴム底足は、アンプやレンジなどを浮かせて置くために、機器の底に取り付けるパーツです。

 

板は400mm*900mmサイズの集成材を購入して、幅の400mmはそのまま使い、長さ方向だけカットしました。

 

ゴム底足は、板の端にネジで固定します。

 

 

 

たったこれだけで完成です。

 

ゴム底足は、たたんだ椅子のくぼみに差し込みます。

 

 

 

椅子には内側に倒れようとする力が働いているので、板はかなりしっかりと固定されました。

 

 

 

さらに両サイドの一部を跳ね上げて、上のくぼみにゴム底足を入れると、高い位置で板を固定できるので、下のスペースを大きく取ることが出来ます。

 

 

 

 

 

このままでは板に載せた荷物が走行中に落ちてしまう可能性があるので、こんな金具を付けて見ました。

 

 

 

 

これはウィスキー収納用に購入した隙間家具で使わなかった棚板用の部品です。

 

今回かかった費用は約3千円でした。

 

 

 

 

 

11月23日から一泊で浅間の小屋に行って来ました。


今年は週末に天気が良い事が少なかったように思いますが、この日は快晴でした。




冬じまいのためです。


積雪量は多くありませんが、それでも雪は降るので、冬の間は小屋には行きません。


次に行くのは3月末か、4月になります。


冬じまいとしてやる事は、主に次の4つです。


①デッキや屋根に積もった枯葉を除去する

②デッキのシェードを取り外す

③トイレのタンクを不凍液に入れ替える

④バッテリーを充電しておく

⑤発電機内臓の電池のコネクターを外す

⑥ネズミ穴を見つけて塞ぐ


①の枯葉は10センチ以上積もるので、除去しておかないと屋根やデッキを傷めてしまいます。


強力なブロワーを使えば思ったより楽な作業です。


②は、デッキに張ったコールマンのシェードで、5月から半年くらい張りっぱなしにしておきます。





シェードの生地が痛むので張りっぱなしは良くないですが、代わりにデッキの傷みはおさえられます。


シェードを外すのにあわせて、テーブルも雨水のかからない場所に移動します。


③④⑤は今回から加わった作業です。


バッテリーは完全放電させたくないので、80%くらい充電しておき、メインスイッチを切って起きます。


発電機にはセルモーターが内蔵されているため、このモーター用の充電池も放電しないように配線系のコネクターの一部を外しておきます。


ついでに発電機小屋から出して、室内に移動しました。


今年用意した発電と給電システムは小屋での生活を大きく改善してくれました。




⑥は、増築や改築を繰り返しているため、隙間をチェックして、もし不安な箇所があれば対策をします。


小屋の周辺にはネズミやヤマネがいて、わずかな隙間があればそこから侵入してしまうのです。


いつもそうですが、冬じまいをして自宅に帰る時から来年の春が待ち遠しくなります。






シベリウスの曲は、音楽が流れ始めて直ぐに、「ああ、これはシベリウスの曲だ」とわかるものが多いように思います。


3曲からなる「カレリア組曲」は、大好きな曲です。


靄がかかったフィンランドの深い森を思わせる曲が多いシベリウスの作品の中で、2曲目を除くと明るく楽しさや希望を感じます。


グランカッサがうまく使われているのも魅力的で、オーディオ的にも楽しめます。


「カレリア」の名前がつくシベリウスの曲はいくつかあります。


元々は劇音楽でしたが、初演後の評判が良くなくてシベリウスは失敗作として破棄しました。


その後、序曲と8曲を選んで組曲として、結局3曲が今でも演奏やレコーディングで取り上げられる「カレリア」組曲として残っています。


破棄された劇音楽は、ロベルト・カヤヌスが残していた自筆譜が補筆され、これはオスモ・ヴァンスカ指揮、ラハティ交響楽団によりBISからCD化されています。





このCDを手に入れて聴き始めると、最初の数小節で、「ああ、シベリウスだ!」と思いました。


約50分の劇場版を聴くと、3曲の「カレリア組曲」が劇場版を元に見事に再構成された事に驚かされます。


オスモ・ヴァンスカには、「カレリア組曲」の素晴らしい演奏もCDになっています。


ネーメ・ヤルヴィやハンニカイネンの演奏もお薦めです。