STAP騒動が、これだけ注目を集めた理由として、記者と学者の生のやりとりを、一般の人がウオッチできたからでは?と以前に書きました。

事件でも起きなければ、こうした記者会見はやりませんし、今回は、実際に事件が起きたため、責任ある理研関係者が記者会見をしました。

神戸CDBの研究員は、再現実験前後で記者会見をし、理研本部は、調査委員会の中間報告。最終報告などで記者会見をしました。

再現実験の責任者であった相澤氏は、最初の記者会見で、記者たちに要望をしました。再現実験に限定して質問を受けると言いました。しかし、記者にとって公表内容は後で文書を読めばよいことで、記者会見では別のことを聞きたいのです。

回答者の失言から、大衆の喜ぶネタを引き出したいのです。そうした瞬時のかけひきが、興味深いのです。頭脳と頭脳のぶつかり合いといった感じの質疑応答の緊張感です。

いったん、記者会見を経験した相澤氏は、二回目となる検証結果発表では、記者の質問を予期していました。

記者は、小保方氏の様子を報道したいのです。数回、小保方氏の様子を聞かれた相澤氏は切れて、「あなたは、小保方氏が泣いたとか、そういうことを聞きたいのか!」とやり返しました。

記者も負けず、「いや、まずはその質問ではなく、最初にお聞きしたのは・・・」としてから、「では、最後の質問ですが、彼女は泣いたのか?を聞きたい」でした。こうした瞬時のやりとりが、見ている人をひきつけました。

STAP問題は、扱う専門用語が膨大で、記者たちはその意味を、自分のものにすることに四苦八苦しました。

記者の中には、理研からリークする情報を得て、豊富な知識を持ち合わす記者たちがいましたが、彼女たちは、遠藤すり替え説を確認するための質問に終始し、問題点を掘り起こすという作業はできませんでした。

調査委員会報告で、東京新聞の記者が、ESからSTAPをつくると、ESとSTAPの遺伝子が似ていても説明がつくのではないか?と質問しました。
回答した研究者は、ESからSTAPを作る???という質問が理解できませんでした
解説すると、ESは受精卵からつくるため、生命倫理の問題が起こり、そのために卵をつかわないiPS、STAPの開発研究に進んでいるのです

ESからSTAPを作る人はいません。ですから、これは一見、馬鹿な質問だったように聞こえますが、この記者は、皆が信じているESすり替え説に疑問を投げたのです。そうした意味では、価値がありました。

記者があまりに専門的な分野に入りすぎてしまうと、本来の記者会見の目的が達成できなくなります。TCR再合成の有無などで、記者会見の場で議論しても、しかたないことです。

記者会見での大事なポイント、今回は人権が関係しているのだが・・・、が、見逃されてしまうのです。

神戸CDBと、調査委員会の際立つ違いは、小保方氏に対する配慮の違いでした。

実際に小保方氏に接した神戸CDBは、彼女を研究者として配慮し、理研本部の発表は、彼女への配慮を欠きました。

調査委員会は、ろうろうと読み上げて、小保方氏のミスを指摘しました。
ESすり替え説を採用しましたが、故意か偶然かは特定しませんでした。
しかし、小保方氏がすり替えた以外で、第三者による行為の可能性が議論されませんでした。

人権擁護の立場から、記者がここに関して、質問しても良かったのです。

桂調査委員会長の頭の中には、小保方氏以外のすり替え犯を想定していないように見えました。桂調査委員会長は、理研側が作り上げたシナリオを完全に信じ切っていたようでした。

犯人特定は、調査委員会の権限ではないとは言え、調査委員会の発表は、ますます、巷に、小保方犯行説を広めてしまったのです。
これで、決着したか?やれやれ!とするネット書き込みもありました。

桂調査委員会長は、小保方氏の問題点を、時々、薄ら笑いを浮かべて指摘しました。桂調査委員会長は、小保方氏の印象を語り、その内容は、小保方氏はミスの言訳が多く、不注意な人で困ったものだとするものでした。

桂調査委員会長は、かつて、彼が研究に従事していた頃とは、今は研究員の質がだいぶ様変わりしたことにお気づきでないです。

昔から遺伝学は、難しい学問で、マニアックな人が、一生かけて研究する分野だったと思います。その研究所には、アニメやファッションを追う若い研究者は、皆無だったかも・・・・。

テレビのコメンテイターの言葉によると、かつて論文を書く人は、何年もそれにかかりきりだったが、今は、別の仕事をしながら論文を書く人や、子育てと両立させながら論文を書く人が増えたてめ、論文の質も様変わりしているとの指摘でした。

確かに、コピペ、画像の流用などは、今は、実に簡単にできてしまうのです。
ネットには、一流の人が作った画像が溢れています。

研究者は、稚拙な自分自身の画像より、似たものなら使ってしまえ!の誘惑は強くあると思います。

もちろん、フェアな行為ではなく、はるか昔、研究論文を作った時代の人には、許せない行為であると思います。しかし、その頃は、そうした流用技術がなかったのです。

盗用可能な画像や論文がネットに溢れている現状は、“科学は皆のもの”という西洋哲学があります。学生たちは、一流の画像に触れながら学びます。

優秀な学生は、どんどん、自分のファイルに取り込むでしょうし、論文の言い回しなども、コピペして、自分のファイルに置きます。

日本人にとって、一流学者の論文の英文は、珠玉の表現に溢れているのです。
論文の英文には、格調が求められますし、シンプルであることも要求されます。こうした文章をつくることは、日本人は苦手です。

実は、優秀な学生ほど、こうして集めたファイルを持っています。学生のうちに、自由に英文論文にアクセスできる人は、優秀な学生です。ここまでの力がない学生は、英文が自分のものになっておらず、コピペファイルを増やすことができません。

学生からの提出書類にコピペが多いほど、その大学は優秀な学生がいることになりそうです。

卒業後、自らが研究論文作成する時には、コピペの英語を、自分の表現に書き換えなければなりませんが、直して直していくうちに、元の英文に近いてしまうかも・・・・・(涙)。
私は、小保方さん気の毒路線で、このブログを書いていますが、抗争が起きれば、戦う者同士には、どちらにも哀愁が漂います。
涙の小保方さんを見るのも悲しいですが、反論する技術研究者層の人々の必死な様子にも、心を打たれます。
 
日経サイエンスも、毎日新聞の記者も、すっかり、このkahoなる技術研究者側について、徹底した小保方さんバッシングの書きっぷりでした。
 
記者らは、取材を続けるうちに、あるべき研究の姿を熱く語るkaho氏に感化されたと思います。
同時に、記者たちは、取材を続けるうちに、いろいろな理研内部の確執が、見えてきたと思いますし、小保方擁護の気持ちも湧いてきたと思います。しかし、親元の出版社の方針やら圧力がかかり、一貫した小保方批判で書かざるを得ない状況だったのではないかと・・・???。(当然、個人的意見ヨ)
 
たまたま、本日のネットの動画で、猫にベットに居座られたフレンチブルの子犬が、必死にねぐらを取り戻そうとする様子が流れました。
 
戦うことは、動物の本能です。肉食の動物は、餌を得るため命をかけ、その時に重大な怪我を負えば、死ななくてはなりません。
 
命がけで餌を狙う動物と同様に、人間同士も宿命的に競争します。
そして、他人が戦う姿を見て、人々は、勇気をもらったり、逆に泣かされたりと、いろいろな感情を味わうものです。
 
ネットで動画が、自由に配信される時代を背景に、今回のSTAP細胞をめぐる科学者同志の争いは、劇場型で再現され、強く人々の興味を呼びました。
 
普段、人々にとってはなじみの薄い、万能細胞関連の有名な学者たちを集め、記者を相手に、生の声で、瞬時の判断を聞かせる機会は、一般人にとっても興味深いものでした。
 
調査委員会の結論は、反小保方路線で固まったため、彼女にとっては大変、厳しいものでした。とにかく調査委員が、ESすり替えで固まっているのですから、それ以外の可能性については、全く検討されず、たくさんの問題点が残りました。
 
今後も、万能細胞をめぐる新発見は、世界的に続くでしょうから、そのたびに、今回おきたSTAP騒動が蒸し返されると思います。
 
今回の騒動は、外の一般人が、同じ研究所であるはずの理研内で、派閥的な対立が大きいことを知る機会になりました。神戸CDB 対 CDB以外の理研との間の対立図です。
 
神戸CDB発の論文は、すぐ反CDBの内部研究者に問題視され、反証実験にさらされ、短期間で撤回を余儀なくさらされました。
 
人が集まれば、どこにも競争は起きます。特に研究所では、名声、ポスト、派閥、学閥をめぐる壮絶な争いは、半端ではないでしょう。技術者同志は、お互いの理論を競い合って、その主張を譲らないでしょう。
 
そうした学問的、派閥的争いが起きた時、調整する人がいることは、組織にとって、とても大切なことです。調整する人の資質は、文系のセンスと、理系のセンスの両方が要求されます。
 
優秀な人なら、きっと、その両面をこなすことができそうな気がします。
調整のための組織は、研究所にとって、とても、重要なものになると思います。

理研内の調整部署は、コンプライアンス室と呼ばれるところのようですが、こうした部署に、優秀な事務の方がいることが大事なのではないでしょうか?
この人は、科学的な論争をある程度、理解ができないといけないと思います。
 
事務職は、何が、学問的に問われているのか?何が矛盾するのか?技術者同志の言い分を聞いて、両者を説得し、内部で丸く治める資質が求められます。
 
今回は、そうした中立の調整がうまく機能していないと思います。
外の人なら、中立で判断できるというのは、難しい科学の世界では、あてはまらにと思います。

検体すり替え、窃盗、データ改ざん、実験妨害を含め、内部の人間が何をしたかが、最後が問題になるからです。こうした問題は、必ずしも外部に出なくても、内部的に調整される方が、真実に近づくと思います。

若山氏と一緒にキメラを作った大学院生の証言、公開RNA遺伝子データの出どころ、解析検体の正当性など、小保方氏の人権を守るための調査も、平行して発表されなければなりません。
小保方氏ひとりの責任で終わらせようとしては、いけないと思います。
 
中立性にたつ内部の人間による調整がうまく機能しないと、今回のように、個人のミスで片づけられてしまいます。 そして、誰かが泣く泣くあきらめたり、人権を傷つけられたり、訴訟騒動になってしまいます。科学界にとっても、損失になります。優秀な人が集まらなくなります。
 
今回、多くの人々が、STAP騒動の行方をウオッチしていました。しかし、調査委員会の結論は、多くの疑問に答えず、とても歯切れや後味の悪いものになっているのです。
このところ、STAP細胞を書いています。学者仲間が、寄ってたかって、新人研究者である小保方氏を非難し、捏造呼ばわりするのは、何故なのでしょう?最初は、女性だからバッシングが厳しいと、思いました。中部大学の武田先生が、以下のようなことをブログに書かれています(要約)。・・・ともかく理研は「研究室に任せないで、理研の総力で詐欺をする」と決めたのでしょう(理研の委員会自体がそう言っている。武田の推定ではない)。
・・・・論文の不備、作為があったとしたら、それは「理研」が行ったものです。
以上引用終わり
 
武田先生の話で、私にとって大事な情報だったと思うのは、①理研は、新研究センターを立ち上げようとしていたことと、②小保方氏の実験がなかなか成功しなかったことは、理研内では知られていたという2点です。
 
トラックバックの記事です。昨日の当ブログに続きます。
このところ、STAP細胞を書いています。学者仲間が、寄ってたかって、新人研究者である小保方氏を非難し、捏造呼ばわりするのは、何故なのでしょう?
 
最初は、女性だからバッシングが厳しいと、思いました。

「お嬢ちゃん。こんなところに来ちゃだめよ!」との、バッシングかと・・・。
しかし、もっと、大きな権力抗争が裏にあり、そこに利用されてしまったのではないか?と、考えるようになりました。
 
中部大学の武田先生が、以下のようなことをブログに書かれています(要約)。
 
 理研は、特定研究法人の指定をとり、STAP研究センターの予算をとるという計画だったので す。
2014年12月にその理研自体が「STAP細胞はインチキ」という結論をだしたのですが、2012年12月にも「STAPはない」と分かっていたのです。・・・ともかく理研は「研究室に任せないで、理研の総力で詐欺をする」と決めたのでしょう(理研の委員会自体がそう言っている。武田の推定ではない)。
・・・・論文の不備、作為があったとしたら、それは「理研」が行ったものです。
理研の利権に役立てようと、論文作成、人の応援、記者会見、壁塗りなどすべては「理研」がやったことです。
もう一つ大切なことは、理研は「小保方さんの実験に再現性がない」ということを知っていたということです。一説に40人とか40回とか言いますが、小保方さんの研究の再現性が得られないことは理研で知られていたとされています。  
 
1月末の記者会見の直後、異例の速さで論文の欠陥が指摘されると、「理研自らが委員会を作り、あたかも論文を小保方さんが書いたようにして世論操作を行います。それに加担したのがNHKと毎日新聞でした。(引用終わり)
 
以上は、武田先生の推定ですが、私も、理研の新研究センター問題がからんでいるという点では同感です。

武田先生の話で、私にとって大事な情報だったと思うのは、①理研は、新研究センターを立ち上げようとしていたことと、②小保方氏の実験がなかなか成功しなかったことは、理研内では知られていたという2点です。
 
神戸CDBは、京大の知恵の粋を集めるようになり、日本のもうかる科学技術の代表選手となりました。科学分野は、京大がトップになってしまうかもしれません。京大偏重を恐れる学者たちと、今の体制に不満を持つ理研職員の思いが集結したからではないでしょうか?
 
そして、理研は、社会に強く発言でき、同時に理研内から、被害者を出さなくするということです。つまり、理研と関係のうすい小保方氏ひとりに、罪をなすりつけるというやり方です。

自由な日本では、容易に情報は、外に出てしまいますので、組織ぐるみの悪いことは、できないと思います。
 
一部の職員が、画策しても、実行して成果を上げるのは、不可能と思います。
 
理研が、不満や抗議を社会に強く発信できて、それでも、処分者は出ず、理研内の人たちの立場が守れるような画策なら、実行可能です。それであれば、多くの職員は、見て見ぬふりをしても良いと思う人が多くなります。
 
以前から、私が想像するのは、圧倒的な人数を誇る技術者層からの反乱です。
反乱の矛先は、国の潤沢な予算を独り占めしそうであった新研究センターだったのではないか?と思います。
 
新センターを推進する笹井先生のCDBで、新人の研究者が華やかな業績を出しました。
これを契機に、国のテコ入が入り、国家的産業として、日の当たる研究が始まろうとしていました。
 
そうした状況を見て、理研職員は、どのような感情を持ったでしょうか?
 
理研には、一生を研究に費やし、消耗しながら腕を磨き、成果をあげたとしても、必ずしも評価されないで下積みでおわる研究員たちが多くいます。彼らが、小保方氏のような駆け出しの新人が、何も知らない、何もできないくせして、日が当たるのは、学問的にも、社会的にも許せない!という感情を持つのは、当然のものでしょう。
 
古参の実力ある研究者たちは傷つき、彼らの不満は、つのったと思います。彼らにとって、新研究センター構想は、容易に受け入れがたいものだと推定します。
 
古参の研究者たちは、俺たちの実力を評価しろ!と言わんばかりに、STAP論文発表を待ちかねたように、理研内部から、反乱ののろしを上げました。
 
先ほどの、武田先生は、理研内からの①や②の情報を得ているのですが、小保方氏の研究がうまくすすまない時期に、トリックをしかけることを思いついた人がいたのかもしれません。何しろ、頭の良い人が集まっているのが研究所です。
 
そして、小保方氏が論文の見かけをよくするための操作が裏目に出て、一部の操作が、すべてのゼロからの捏造説に利用されてしまったのです。
 
理研内の多くの研究者を巻き込まないと、この企ては成功しないはずです。
すり替え犯人を、小保方氏に限定すれば、すべて話のつじつまが合います。
 
捏造するようなエセ研究者を採用するような新センター構想は、即刻つぶすべきとのキャンペーンを広めることができるのです。
いろいろな学者間の抗争に、世間知らずの小保方氏が利用されてしまったのではないかと・・・。
 
理研外部にも、新センター構想に反対な有名学者も、多くいたようですから、そうした反対派は、事件が起きるのを待ち構えていました。新センター構想に対し、理研内の一般研究者の反発も、外部の教授たちの反発も強かったのです。
 
小保方氏は、悪意ある他人から、どこかで、作業中の検体をすりかえられてしまったとか、親マウスをかえられてしまったとかの事件があったのかもしれません。若山マウス由来でない別の細胞になっていることを気づかずに、若山氏と必死でキメラ作業させられてしまったのではないでしょうか?
 
実際には、培養細胞のすり替えは、難しいと思います。しかし、STAP細胞とES細胞が同じ遺伝子構造を持つことは事実なので、その状態で作業が継続されていたと考えるのが、その後の残存検体の結果を説明するには、便利です。
 
とにかく、実験室には、入れ替わり立ち替わりの技術者たちがいたのですから、すり替えは可能だったかもしれません。あるいは、単純なる検体持ち出しミスだってあるし、マウスゲージのラベルの貼り間違えだってあるかもしれません。
 
私が言いたいのは、理研内に犯人がいるとかではなく、どう考えると、STAP細胞が、残存検体に遺伝子と矛盾しないかを、考えているのです。小保方氏を窮地から救いたいからです。
彼女には、動機がないのです。
 
 ”理研は、俺たち研究者が支えているのだ!真実はこれだ!俺たちは証拠つかんでいる! この新人は無能だ!捏造者だ!”との、強いメッセージが、内部職員がネットを使って、盛んに情報が発信されました。
 
こうした作戦は、論文発表直後から始まりました。ネットには、捏造説のやり方がいろいろに書きこまれました。
 
ヤフー知恵袋に書きこまれたものをひとつ、紹介します。このサイトは、誰かが質問Qを書きこみ、それに応じて有志が、アンサーを書きこむQA方式です。だれが書きこんでもかまいませんので、自分でQして、自分で名前をかえてAすることができます。
 
OCT4-GFPって、何ですか?と質問した人がいて、回答者がふざけて、“ムーミンは、STAPとES細胞の培養中に、間違えてラベルを貼り替えて、先生に提出したら、先生がとても喜んでくれたので、ムーミンは、それから、毎回、わざと貼り替えるようにしたんだよ!”とのAが載っていました。
 
そして、12月に発表になった最終報告では、論文発表早期からネットやマスコミにリークされていたESにすり替っていたとの説になりましたが、驚くことに、すり替え説ではなく、混入説だったのです。やはり、調査委員会においても、犯人を作りたくないのです。
 
理研研究所の職員に、検証実験させているのですから、でてくる結果は決まっています。
結束の固い技術者同士は、実績のある専門者の解析内容に反論することなどできません。理研上層部も、つじつまがあって、理研の権威が傷つかなければ、何でも良いとのスタンスだっと思います。
 
STAP細胞は、同一細胞でないこと、STAPその物の検体は残っていないのですから、残存検体からでは、結論できないし、捏造の証拠はつかめないはずです。
 
それでも、STAPの無かったの結論になるのですから、この結論は、理研職員から支持されており、理研職員を守るための結論が、理研にとって絶対必要であったのでしょう。
 
もし、解析を外部機関に委託したら、どうだったのでしょうか?お金はもっとかかったでしょうし、正確だったのでしょうか?そうとも、思えません。
 
解析ができる技術者は、外部であろうと限られています。
研究施設が違っても、技術者は仲間同士で、普段、協力しあっていますので、外部委託もあてになりません。
 
ですから、検査をさせる人(調査委員会)は、検査する人に情報を与えてはいけないのです。
解析検体をブラインドにして、複数の技術者に同時に作業させないと、正当性は保てません。技術者間は、鉄の結束があると思います。それは、協力し合う研究者同士、当然のことだと思います。
 
最後に、毎日やNHKがなぜ、あれだけ小保方バッシングに走ったかという理由ですが、やはり、大人気の彼女の違う顔を暴けば、視聴率が取れるからかな?・・。
 
後でわかったことですが、男性は、若い女性が分別もある賢い男性をだますストリーがお好きだと言うことです。こうしたストリーは、男性の支持を集めます。

但し、記事を書いた女性記者たちは、今後、サイエンス学者への取材記事は書けないのではないでしょうか。なぜなら、この分野の専門家は、もはや、彼女たちに心を許さないと思うからです。
 
このブログは、12月19日の理研の調査委員会の結論は、問題が多いことを書いています。

昨年の中盤から行われていた小保方氏を含む再現実験の目的は、STAP細胞が出現するか否かでした

それらしき万能細胞は出現しましたが、残念ながら、途中で消えてしまい、この成果は評価されることはありませんでした。今後につながるものとして、もう少し、この希望の星を、評価しても良かったと思います。

日本は、諸外国と比べて、人の教育・社会的レベルが、とても均一化している社会と思います。
格差が少ないのですが、それでも、上の層の人は、そうでない人の立場を理解しないところがあります。

大学や研究所のポストを得ている学者、さらに、教授や所長ともなれば、上層社会に属しているわけですから、一般的な価値観にうといところがあります。

記者会見での記者は、学者の考える価値観とは違うところを考えています。学者の失言から、真実を読み取りたいのです。

教授や所長なる人が、問題ある発言をしても、それに気づかず、いわゆる、世間の常識からずれてしまうのです。学者は、社会慣れしていない人が多いです。一方、マスコミは、上から下までの、全社会に生きる人を網羅しています。

深窓の学者が、専門分野以外の危機管理の大役をまかされ、マスコミから、矢継ぎ早の追及を受ければ、失言、誤認を披露してしまうでしょう。

今回の調査委員会の桂委員長は、この大役を引き受けるのは、抵抗があったと思いますが、仲間であるはずの研究者(小保方氏)に配慮を欠いたものでした。

調査委員会自身が、調査の手足を欠いていたようでした。

桂委員長は、ずいぶん時間をかけて現状を把握し、記者会見に及んだと思います。
桂氏にとって、自らの健康も消耗するような毎日ではないかと想像します。

しかし、所詮、外部の桂委員長にとって、理研は自分の組織ではないし、関係者の内情は詳しくないし、検証実験に立ち会ったわけではないでしょう。桂委員長が、調査の責任を取る立場として、広範にわたる記者の質問に的確に答えるのは、難しかったと思います。

今回の調査結果の内容の多くは、すでに、理研の関係者から提出された情報と類似したものにすぎません。
 
調査委員会が、疑惑解明の責任を果たすために、理研職員が、委員会のメンバーに向けて、データを用意し、かつ結果説明もしたでしょう。その元になったのは、理研実験室で作った検証報告でしょうから、理研作成ストリーの報告書を紹介しているだけであろうと思われます。

もし、調査委員会が、独自の調査体制を持ち、理研内部のスタッフによるすり替え説、ねつ造説も含めて検証をする気になれば、結果は違ったものになったかもしれません。

そうなると、現時点で、残存する検体は、それ自体が実験で使われた正当な検体であるとの証拠は無くなります(すり替えられた可能性)。過去にさかのぼり、すり替えが慢性的に行われていれば、すべての検体の再現性が乏しくなり、遺伝子検索の結果を得たとしても、結論を出すことができないという結果になると思います。

結論的には、故意か偶然かは検証することができず、ESが混入した可能性はあるが、その証拠をつかむことはできないという結論になると思います。

ESとTS細胞をまぜて、キメラができるか?などの実験は、やられていません。
理研のストリーでは、もし、実験をやれば、成功しなければならないのです。
成功しなければならない難しい実験など、やってくれる技術者がいないでしょう。
成功しなければ、やり方が悪いと言われるだけなのです。
再現実験も、遺伝子解析も、高度に専門的で、根気を要する作業です。

証明できないES、TS細胞混入説を、結論に盛り込んではいけないと思います。ES、TS細胞混入説を採用するなら、再現実験をして、ES,TS混合細胞が、胎盤形成する証明作業が必要でした。

成功しなければならない再現実験など、誰もやりたくありません。そうした意味では、社会的信用を失った小保方さんが、その名誉回復をかけて行った再現実験は、涙ものだったと思います。

新規科学の実験とは、再現性は問われないのです。教科書にあるような再現性の確立された実験では無いのです。クローン羊のドリーも、発表後しばらくの間、ねつ造説が出回って科学者を悩ませたという歴史があります。

小保方氏の行ったSTAP細胞の再現実験は、成功しなかったのですが、そうだからと言って、STAPねつ造とは言えません。
現実には、酸につけて未分化型の細胞の再現には成功しているのです。それが、まったく評価されていないのは、悲しいことです。

新規性の高い課題を追及する科学コミューニティの考え方を、調査委員会の結論に盛り込むべきだったのではないでしょうか?
このところ、STAP細胞問題を書いています。
 
昨年の前半のネットには、小保方氏捏造を誘導すための書き込みが盛んにななされていました。意図的な世論の誘導です。
 
文章の作り方が似ていて、同じ人かもしれないと思わせる文章もありました。
例えば、わざと難解に書いていて、途中の文章を省略して、結論に持っていき、意味を通じにくくするような書きっぷりの文章などです。
 
今回の騒動に共通しているのは、女性は血祭りに上げられやすいという現実です。

このブログをお読みの方には、又、その方向か?とがっかりされるかもしれませんが・・・・。
 
石川氏による小保方氏への告訴を見ますと、理研内の内部抗争を想像させます。
 
以下は、詳細に、STAP騒動を、文系の目から整理されている方のブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16217660.html#16294905
いつ、誰が、どのような発言をし、どのような行動をとったのかを、ひとつひとつ明らかにしておき、訴訟に備えるという文系思考が、良く伺える内容です。
 
このブログにも、石川氏による小保方氏への告訴の本音についての、推定が寄せられています。
“小保方さんがES盗んでSTAPを作成したと、つまり、世間に印象付けるための合わせ技と想像できる”
というご意見が書き込まれています。
 
STAP騒動は、どうも、特許申請の問題がからんでおり、今後、訴訟がおきる可能性もあるようです。
確かに、酸につけるだけで細胞が万能性を獲得するとの発見はすごいことですので、特許となれば、お金もからみ、ハーバードを巻き込んだ訴訟になりうる?と感じました。
 
さて、女性に対する攻撃についての話しに戻りますが、今回、めだったのは、分子細胞学会と、理研調査委員会にる、予想を超える強い小保方バッシングでした。

そこには、女性なら立場を失っても生きる道があるでしょ!とか、女性は、大それたことかんがえちゃだめだよ!というような、男性目線が感じられるのです。
 
原因について、少し考えてみますと、分子細胞学会には多くの大学教授、研究所教官、古参の技術研究員が入会していると思います。彼らは、日頃、学生や院生のコピペに悩まされており、それを禁止させたいためにも、小保方氏の切り貼りを強く非難したと思われます。
 
さらに、今回の論文は、発見のインパクトレベルが大きいわけですから、そうしたビッグ論文に対して、縁の下の技術を担う学会会員からのジェラシーを含んだ反発が高く、学会はそれを反映したかと・・・・。
つまり、ビッグな論文は、より精度が要求されるべきとの正論です。
 
今回の非難声明は、うっかりミスが全く、許されていません。
ある程度のうっかりの勘違いも許されていいのかもしれませんが、分子細胞学会はそうした言いわけを一切、認めませんでした。
そこには、女性だからより厳しく!の感情があるのではないか?と勘ぐってしまいます。
 
最初の頃の小保方氏は、実験がうまく行って、そこそこの結果を確認できたが、その後、写真を撮ったり記録を残す時点で、うまく結果がでず、究極、泣く泣くの切り貼りかも・・・。
 
もうひとつは、理研の職場は、新人の女性研究員を受け入れない土壌があるのではないかと推定しました。
 
今回の石川氏の訴訟で垣間見えるのですが、理研の技術員 (皆外に出れば先生と呼ばれる人たち) の間は、強い結束があるのではないかと言うことです。
特に、古参の研究員は、若いスター的な女性に対して、結束して反発するのではないかと思うのです。
 
古参の研究員が反発を感じる対象は、第一は新人女性研究員、第二は、出世していく仲間たちではないかと、推定します。
 
研究の成果には、トップ著者の仕事の影に、下働きをした技術員の汗と涙があるのです。こうした努力が配慮されない場合には、研究員の哀しさは、相当に強いものがあるでしょう。
 
告訴した石川氏は、だまされた若山教授が気の毒と言っているとニュースにありましたが、これは本根なのか?と疑いました。
 
今回の検証のための残存検体の遺伝子解析などの重労働は、下積み研究員に任されたでしょうから、この研究員たちは、調査委員会の動向に、相当の影響を与えたと思います。
 
“俺たちの技術を見よ!俺たちがいなければ、理研の調査は何も進まないぞ!”と、調査委員会の発表には、貢献した職人根性的なプライドを感じました。
 
細かいところを突っ込んで言ったら、いつまでたっても結果が出せないかもしれません。ある程度、解析して方向性をだしたら、後は、つじつまがあうようなストリーを作った方が、発表原稿向きです。
 
つじつまを合わせるために、データを不正をした可能性は、ないのでしょうか?実際に、作業した技術員は、絶対に不正はなかったのでしょうか?
 
検証委員会の発表には、すでにマスコミにリークしていた解析結果が含まれているわけなので、この検証解析の仕事を、第三者的に、確かめても良かったのではないでしょうか?
 
検証プロジェクトが企画された時点で、誰がすり替えをだしたかは不明でした。さすれば、検証に参加するすべての人は、監視の元で成績を出すようにするのがフェアです。
 
調査委員会は、立派で科学的な調査委員会であるために、何よりも、つじつまのある結果が欲しかったとおもいます。無理して結論したところは無かったのでしょうか?技術員から、弱みにつけこまれるようなことは、なかったのでしょうか?
 
結果、小保方氏個人に対して、とても強い非難となる、ES細胞の混入説となりました。
 
検証プロジェクトの相澤先生は、小保方氏をカメラ監視をして実験させたことを、謝罪したと書かれてありました。
 
本当に検証のその場にいた人たちは、“魂の限界”と言った小保方氏の検証実験の様子に、感じるところがあったかも・・・・。
 
将来、関係者から、そうした証言がでてくる期待は持ちたいです。

昨日、STAP細胞問題を書きました。そのモチベーションになったのは、証拠もないのに、マスコミはゼロからのSTAP捏造説をつくりあげるなんて、ひどいものだと思ったからです。

検証委員会も、あんな形で個人攻撃をするなんて、意外でした。知識人の集団であるはずの検証委員会の長が、ろうろうと個人ミス読みあげて、非難する様子は、恐いものがありました。

一般的には、研究者の再起を促す意味でも、検証委員会は、画像の改変の厳重注意で終わる話ではないでしょうか?そして、STAP細胞の存在については、いくつかの可能性を提示して、その結果、解析困難、検証不能で終わらせるのが、知識人の常識であり、かつ、温情かと期待していました。

検証委員会も、何か恨みを持つ集団にのっとられているのではないか?脅されているのではないか?という印象をもちました。

そもそも、新規知見をゼロから捏造するなんで、大変な作業だと思いますよ。実験途中で、若干、結果の一部を入れ変えることは可能としても、どう展開するかわからない新規実験をやらないで、ゼロから結果を創作するなんて、できないと思います。

実際に、私の周りでは、マスコミをひどいと思っている人は多いのですが、ネットではそうした声が必ずしも高まらないのがつらいなあ!と感じました。

郵送詐欺を問われた村木さんの事件でも、扱う問題は違いますが、権威ある組織から一方的に責められるという構図がありました。彼女は戦って無罪でしたので、すごいと思いました。

誰もが名誉棄損の当事者になりうることを思えば、人は戦う力を維持していたいと思いました。
私の仕事は、医療訴訟のリスクがあるので、人ごととは思えないです。
 
遺伝子を改変された細胞の遺伝子解析をしても、せいぜい、この細胞とこの細胞は近いとか、一部のゲノム構造が一致するとかまでしか、わかりません。

しかし、日経サイエンスは、“細胞が一致した””由来が判明した“と書いています。そこに行くまでの説明が、実にこまごまと科学的思考で書いてあるのに、最後のところで急に、非学的な表現となり、“完全に一致した”となってしまいます。

マスコミの科学ライターは、専門家から指導を受けていて、文章を作ることが多いと思います。ライターにとって、細かく指導して知識をくれる専門家は、ありがたく頼りある存在です。しかし、理解不十分なライターの理論が飛躍しそうになったら、専門家は注意します。
専門家から 「これで言えるのは、ここまでだからね!それ以上に言うのはやめてね。書き過ぎだからね」
というアドバイスがあるはずです。

でも、今回の記事では、専門家から多量の知識を提供されていても、文章内容は、そうした注意は一切払われていないのです。

人工的に改変した細胞を対象に、ゲノム解析をすることが、どんなに不安定で難しい事なのかが、実際に作業した人は語ります。ちなみに、私は作業したことはありませんし、専門家ではありません。
 
しかし、遺伝子解析で、細胞の元をつきとめるなんでタスクは、不可能であろうことは想像できます。

細胞生物学を知らないと、こだわる点がずれていたり、発想が飛躍するのです。それでも、議論する相手がしっかりしていれば、人々の理解は進みます。

STAP研究中には、実験者は、多くの新しい細胞を作り、それぞれ目的に応じて、細胞を増やしたり、冷凍させていたと思います。その中で、現在も残存している一部の標本をとりだして、何かわかったとしても、それだけで、実験の結果を否定することはできないのです。

現在、解析可能なゲノム構造を見ても、どれとどれが同じ細胞とまでは言えないのです。

親子鑑定で、親子かどうか、遺伝子検査をすると98%の確率で親子であると言えるとかの表現を見ます。これは生きている人では、遺伝子が変わらないことを前提にしているので、特徴的なゲノム構造を比較して、確率を計算してだせるのです。

しかし、マウスの改変細胞は、こうした安定したゲノム解析とは異なります。現在でも、正常人のゲノムの完全解読には成功していないのです。読めないところが残っていることを考えても、遺伝子解析の難しさが想像できると思います。

今回は、遺伝子を人工的にいじられおかしくなったマウス細胞が対象です。RNAやDNAを調べて、どの位の精度で、この細胞はこの細胞から由来するなどと言えるのでしょうか?

遺伝子を改変させられてしまった細胞は、生き残るためにさらなる遺伝子改変を繰り返して、生き残る細胞状態になるため、ゲノム構造の作り直しを必死に繰り返します。戦国時代の武将たちのように、誰かが、この場合は安定した遺伝子構造を獲得した細胞ですが、生き残るための戦いです。

そうした不安定な細胞から何がわかるのでしょうか?現在使用できるゲノムの構造を調べる手技も、開発途上にすぎず、ゲノム自体もとても不安定なものです。1回しかおきない反応の繰り返しなのです。
 
今回、TCRの再合成についても、議論されていますが、万能性の獲得した後で、元の細胞の機能が残る点で、注目されています。しかし、確認を要するする大事な要素ではありません。

小保方さんの言葉によると、CD45細胞の30%がSTAPになるなどということのようですが、実にすごい万能性獲得の成功率です。この数値だけでも、実験仲間が驚いていたと思います。

後に否定されてしまいましたが、STAPが胎盤を作った時でも、スタッフの驚きは、同様だったらしいです。
検証プロジェクト発表時の、丹羽氏、相澤氏の会見の時のユーチューブを見ますと、この時ですら、丹羽氏はSTAPの存在を信じていたように思います。

STAP現象は、複数の証言があります。生きた細胞を使って実験するわけですから、プロトコールは、それほど大変ではないようです。何度か、論文投稿しているなので、ある程度の再現性を確かめていると思います。今の時点で、再現性が出なくても、STAPを否定できる材料は無いのです。

初期の頃の関係者の語るエピソードをネットで見返しますと、ESでは説明できないことがいろいろありました。そうした問題にこだわっている文系の方もいます。文系の方が、難解な専門用語を克服して、STAPに関心を持ってもらえる事は、頼もしいです。

このSTAP騒動は、人の名誉を守るという法曹界を担う文系の方にとっても、スルーできない問題なのだと思います。
患者側から理不尽な医療訴訟が起きれば、こうした文系知識人が、医師擁護をしてくれそうな気がします。文系の方も、大いにこの問題を取り上げて欲しいです。

さて、ゼロからの捏造説をつくられてしまった現状で、この現状を打開するためには、前回も書いたように、いろいろ考えられる可能性を披露したいと思います。

つまり、小保方さん以外の人だって、可能性あるでしょ!です。

しかし、同時に、小保方氏だけでなく、他の関係者の名誉も守りたいです。
あらぬ疑いは、かけても、かけられても、人の道から外れます。
ですから、もし、小説にするなら、こんなストリーではどう?という私からの提案であると、お考えください。

あくまで可能性を提示してみるだけで、個人を攻撃するものではありません。

① まず、STAPはあったとする説。これが一番、誰も傷つかないですみます。
細胞を酸につけると、どうなるのか?全く誰も知りません。脾臓リンパ球を酸につけたら、TCR再編成能がどうなるかなんで、だれも知らないし、TCRがいつ消えてもおかしくないし、いつ、復活してもおかしくないです。つまり、さまざまな観察結果が出てきてもかまわないのです。こちらの先生の実験ではこうなった!、こちらの技術者でもこうなり、どの実験では、どうなったので良いのです。最初に言ったもの勝ちです。

STAP実験の最初の頃は、STAPが良く作れたということですので、脾臓細胞を採取したマウスが、特殊だったかも・・・。しかし、悲しいかな、いづれにしろ、今はSTAPができないことが事実。しかし、再現は不能だからといって捏造とは言えないです。

② 他のサイトでも推理している人がいるけど、悪意のある行為があったとする可能性です。
動物の手渡し、細胞の準備で、違うものを渡されてしまう。幹細胞として保存されていたFI細胞が、冷凍保存中にES細胞にすり替えられた。若山研究所のマウスの系統が、狂わされていたかもしれない。

ここで大事なのは、すり替えたのは、小保方さんと決めることはできないです。彼女に濡れ衣をかぶせたくて、不正な介入があった可能性です。こうしたことは、できるだけ、考えたくないですが、可能性のひとつとして、提示したいです。

③ さらに、一部の技術員は、どのマウスとどのマウス、あるいはどの細胞と、どの細胞を入れ替えたのを知っていたとすると、かなり、怖いなと思います。その可能性はあります。動物の扱い、細胞の扱いに熟知していないとこの作業はできません。
実行犯は、研究室に出入りできる人で、小保方、若山先生に嫌がらせをしたい人で、かつ複数かもしれません。

調査委員会にも影響力が発揮できる立場の人とも通じている可能性がります。内部の状況を知っている技術員であれば、難しい回答をせまられている調査委員会に、ヒントを与えてあげたいと思ったかもしれません。

調査委員会に、不正介入の情報をリークした人もいるかもしれません。つまり、これとこれを調べると、つじつまが合いますよ!的なものですが・・・・。調査委委員会も、つじつまが合わなくなるような検証はパスした。手間のかかる作業を開始して、どんどん泥沼にはまることがあります。

調査をすれば、何もかもわかるようになる世界ではありません。高度に専門的、再現性に乏しい新たな知識の開発をめざすような作業です。笹井先生が、”仮説”という言葉を使ったのも、これからも見守ってくださいという意味だったと思います。
細胞の混ぜ方、植え方についても、十分な経験がないとできません。トライアンドエラーの世界です。
経験と再検を要する作業です。どの細胞とどの細胞は混ぜても増殖可能なのか、混ぜた細胞がばらばらになって、死滅してしまうのかなどの知識が豊富でないとできません。
混ぜた実行犯がいるとすると、その人しか、知らないこともあったかと・・・。
たとえば、TS細胞とES細胞をませて実験をする(キメラを作る)ことが可能かどうかなど・・・。
 
中部大学の武田先生と言う方が、STAP事件の真犯人は、理研であるとの1月27日の記事をネットに書かれました。
 
私は、小保方氏が気の毒と思う立場です。
なぜ、私が小保方氏擁護なのか?ですが、記者会見の時の真摯な彼女の様子を見て、彼女が嘘を言っているとは感じられず、真実を語っていると、私は信じたからです。

そして、彼女には、そうした捏造をする動機が考えにくいです。
 
今の時代になっても、女性は、最初に切り捨てられることが、多いと感じています。
日経サイエンスの記事2015年3月号は、記者の不十分な理解に基づき書かれていて、論理の飛躍に満ちています。
 
ネットでSTAP関連の記事を検索すると、多くのものがヒットします。誰かが、コメント欄に、小保方氏擁護の文章を書きこむと、決まって、激しく擁護派を攻撃する文章が書きこまれます。文章の主旨が似ていることから、同じ人が名前を変えて投稿している場合もありそうです。
 
ネット時代は、世論を扇動的につくっていく手段に満ちています。
1人の人間が、いろいろなブログに、別の名前でコメントすることもできます。
ブログなどで、小保方氏擁護の発言をする人がいると、別の人が激しく攻撃してきます。小保方攻撃一派が、世論誘導を目的として、反対派を切り崩すという雰囲気です。
 
逆に、ネットというのは、自分で書かれた文章に、他人名を使い、自分で賛辞する文章を書きこむことができます。ハンドルネームや名前を変えれば、操作が可能です。
書きこまれた文章が、真実でなくても、他人に真実である思わせるように誘導できます。
 
難解な話を書きこんで、別の人の名前で、「ごくろうさま、大変なお仕事、尊敬します」などと自画自賛することもできてしまいます。
 
よく理解できない人が、他の人も真実だと言っているようだから、この話は真実なのだろうと思い、人々の連鎖の輪を広げることもできます。
 
特に今回のSTAP関連のように、難しい用語や研究の内容については、理解できない人を巻き込みやすく、本当らしいと思わせる操作をしやすいと思います。
 
小保方氏捏造説は、マスコミを巻き込み、STAP細胞そのもの、実験そのものを捏造したかのように書かれてしまいました。

すでに、いろいろな情報が、ネットには行きかっています。私は、小保方氏捏造説を信じないので、いろいろな他の可能性を提案したいと思っています。
 
私は、ESにすり替えたのは、小保方氏でなく別人と考えます。
そもそも、すりかえたというのも事実かどうか、わかりません。
細胞を酸につけると細胞の機能がどのように変化していくかについては、誰も知らないのです。
酸浴後のSTAPがどのように変化するか?については、何でもありです。

ESにすりかえなくても、細胞には大きな変化があると主張できます。つまり、何でも論文にした人が勝ちの世界です.
それが正しいかどうか、追加の実験をすればよいのです。再現性が無ければわすれられていくだけです。
再現性がなければ捏造とすることは、新規科学の世界ではできません。
 
ここからは全くの私見です。
 
 
確かに、調査委員会が指摘したように、小保方氏は、図版を差し替えたりとか、切り貼りしたとかのミスがあったと思います。意図的にやったところもあるでしょう。それは、若い研究員がしばしば、負けてしまう誘惑だったかもしれません。
 
この操作が学会の逆鱗に触れたことも確かでしょう。小保方氏は、分子生物学会からも、激しく攻撃され、いけにえ的に扱われてしまいました。

一般的には、新人研究員であれば、ばれた後、言い訳の筋を通して、ごめんなさい!間違えました!で、多くの学会はやむを得ず認めるものです。

目の前に、紙幣を精巧に印刷できるパソコンがあるとなると、ついうっかり1万円札を印刷してしまう誘惑にかられる人は少なくないと思います。

画像の差し替えをどの位、強く非難するかの程度については、個人差の世界です。
昔の教官ほど、厳しいと思います。昔は、そんなこと、絶対できませんでしたから・・・。
ねつ造を指摘されれば、研究者として不利になりますが、反復犯でなければ、職業的ポストを奪われることはなさそうです。
 
マスコミや、批判者たちは、STAP細胞を元から全くの捏造をしたとする説をばらまきました。
そうした完全捏造説が、真実であるかのように世論を作りました。
 
しかし、彼女は実験もやり、テラトーマもつくり、キメラマウスも作ったのです。しかし、扱う細胞や、動物がどこかで入れ替わってしまった可能性があるのではないでしょうか?
 
理研関係者の話によると、彼女は他人より渡された細胞を使って実験をすすめたようですが、扱う細胞の遺伝子背景を調べる技術がなかったようでした。つまり、使っている細胞が何なのか確認できないまま、実験をくりかえし、そのたびに結果がばらつくようになっていったと思います。
 
実験の最初は、若山教授が作ってくれたようですが、その後は他の技術者が作ったものをわたされています。
このように、小保方氏は、多くの作業を、他の技術者に依存していました。
しかし、小保方氏のような若い研究員であれば、当然のことでした。
何もかもの技術を持つなどと言うことは不可能なのです。
 
周りの技術員から何か操作をされても、小保方氏には検証する技術がなかったようです。
遺伝子解析技術も無い、下積み経験もない小保方氏に対する理研内の技術員の反発は、高かったのではないかと思います。
 
理研内には、「そんな未熟な奴(小保方氏)のくせして、理研で実験するな!俺たちのように苦労して雑用をこなして、技術を磨いてからにしろ!」との批判的環境はあったでしょう。
そうした研究員から出る批判は当然のものでもあります。

どこでも、先輩をたてる流儀は必要でしょう。
先輩からミスを指摘されたら、誠意をもった返すのが人の道です。
しかし、乗り越えられない確執もあると思います。

やっぱり、女性は、男性の気持ちがわからず、気の回らない点があり、不利です。
男性が何を考えているか、女性は想像するのが不得意です。
 
理研内には、小保方氏への反発だけでなく、若山教授に対する反発もあったでしょう。
 
理研の予算取りとかで、華やかな研究分野と、必要だが地味な研究分野との間で、トラブルや恨みも起きます。つらつら思えば、研究所の、どこか一か所だけが、日が当たると言うのも悲しいものです。

研究に従事する人たちは、皆、秀才で、激しい努力と才能を要します。しかし、多くの研究は、日の目を見ずに、定年退職の歳が来てしまいます。
 
研究員は、マスコミに注目されるような大きな成果をあげたい、努力と才能が報われて欲しいと願いながら、激しい競争を続けます。
 
そうした研究生活は、メンタルを病むかもしれません。

研究員が、独自の研究室を持てる教授のポストにつける人はわずかです。教授になるような人であれば、周りの仲間の恨みつらみも買うかもしれないです。
 
このブログは、私が個人的に抱いている可能性を提供しています。
再三のお断りですが、私の想像の範囲というという前提で書いていますので、どうぞ、そのつもりでお願いします。
 
混入などの不正操作できるのは小保方氏だけでなく、そばにいる技術員や研究員も可能です。
長く、動物や細胞を扱って来た技術員であれば、すり替え、混入などの不正行為が可能なのです。
研究室内には、研究結果がばらつくような細工ができる人が複数でいるのです。
 
複数の職員が、協力すれば、不正内容の情報を共有し、論文発表後に、それをマスコミにばらせます。もし、不正の内容の一部を予め入手することができたら、自信をもって、遺伝子解析などの結果をマスコミにリークしたりできてしまいます。
 
小保方さん、若山さん、笹井さんなどのSTAP著者らは、理研の一般の下積み研究員から攻撃されていた可能性を考えたいです。上層部と、下積み技術者層との対立です。個性の強さと、執拗さ、プライドのぶつかり合いは、並みの一般社会の比ではないと思います。
 
そうはいうものの、他人の足を引っ張る行為は、どこの社会や会社でも当然あるべきものと考えますが、競争の激しい職種の方が起きやすいと思います。
 
一般社会にくらべ、研究室であれば、足を引っ張るに留まらず、操作を加えて、他人の実験をだめにすることもできてしまいます。こうした犯罪的行為だって可能です。

そうした環境を象徴するかのように、理研OBから、小保方さんを窃盗で告発をするような人が出てきています。マスコミによると、だまされた若山先生を救いたいなどと発言が書かれていました。
 
クモの巣城のようなところで、新規の研究をする人は、誰かが不正介入し、ばらつく結果に悩まされると思います。実験のたびにデータが狂っても、自分で回答を見つけて行かないとならない仕事です。

研究とは、真実がわかっていないところで勝負する難しいもので、小保方氏は、それを「魂の限界まで努力した」と表現しています。
 
幹細胞を作ったのは、若山先生ですが、マスコミは、その幹細胞で見られた遺伝子の問題点を、すべて小保方さんの捏造で説明しようとしています。
 
マスコミライターが、研究者によって誘導されてしまったからでなく、それが本の売れる結果につながると、ライターや出版社は、判断したからではないでしょうか?
 
訴訟などが起きても、女性ライターであれば、出版社も切り捨てやすいからだと思います。
 
腸内細菌の“多様性”とは、多数の種類の菌が雑居しているという意味です。
この状態に、あまりピンとこない人は多いと思います。
体内のどこか(今回は腸)で、菌が雑居しているのが、そんなに特別なのかな?と疑問を感じるからでしょう。
 
でも、これは特別に作られた状態になっていると考えられ、究極の住み分けが達成されていると言うべきものです。
 
将来、期待できるかはわかりませんが、局地戦争が治まって、地球が平和になるようなものです。それぞれの人間が、覇権を争うから、世界平和と、国家の住み分けが難しいのです。
 
同様に、菌も、生物体として、自らの仲間を増やそうとする宿命を持ちます。
腸内菌は、この生物体としての宿命を発揮せず、皆で仲良く同居することを甘んじています。
 
腸は、生き物同志の長い億の時間の攻防を経て、達成させたのです。
腸内菌の多様性は、自然にできあがっているというより、厳密に管理されている結果、到達させられた状態であると考えられるのです。
 
腸内の生物たちは、多彩で多様なバランスを保ちながら生存しています。
地球の平和は、皆が努力しなければ達成できないのと同じで、腸には、相当に実力のある管理システムがあって、厳密なバランスを保つしくみが存在していると考えられます。
 
腸に限らず、皮膚でもこうした常在する菌のバランスは保たれていて、私たちは健康な皮膚を維持しています。菌がいるから病気になるのではなく、菌がいるから健康を保てているのです。
 
どの位の種類の菌が腸内で生き延びているのは、現代医学ではわかりません。火星に生物がいるのかわからないのと同様に、人がまだ観察できない状態にあるということです。同じ種類の菌でも、個々でどの位遺伝子が異なるは、現代医学ではわかりません。
   
本来、私たちの腸の細胞は、菌の構造物を見分けて、排除しようとします。しかし、腸や皮膚でそうした拒絶反応が起きないためには、この反応を抑える働きが働いているためです。抑え役の免疫として、現在わかっているのは、調節性のT細胞(リンパ球)や、IL10と呼ばれる物質です。
 
赤ちゃんの腸内に、すぐ産道由来の菌が住みつけるのも、赤ちゃんが菌を排除しないからです。他にも、赤ちゃんが生まれてすぐ感染して、ずっと死ぬまで、同居状態になるウイルスなどもいます。B型肝炎ウイルスなども、そうした感染症です。
 
さて、腸にさまざまな菌をかかえることにより、人は、危険な病原体と、見逃す病原体を、みわける能力を獲得していきます。
 
腸は、人の腸の細胞と、腸内細菌の雑居状態です。粘膜上皮細胞は、シートのような状態で菌と常に接していますが、菌と人の細胞は争いません。腸内細菌は、人の免疫の調節係として機能しています。
菌は、食物成分の分解酵素や、糖代謝などにも働いています。
 
この腸内細菌が狂うと起きてくる病気として、慢性腸炎(潰瘍性大腸炎、クローン病)などがあります。
 
腸内細菌の一部が、住み分けを無視して増殖してくると、危険を察知した腸の細胞は、腸炎を起こして、のざばる菌の制御を開始します。この菌を排除しようとして、腹痛、下痢などの炎症が起きています。
 
ここでは、腸の恒常性が破壊された状態になり、管理システムの破綻が起きています。
機能していた因子が、機能を止めるからなのです。
病気を起こす因子は、患者さんによっても異なってくるのでのでしょう。
現代医学はまだ、解明できていない分野です。
 
話は変わりますが、ネットの動画で、ライオンや豹を飼っている人の映像を目にします。
外国では、大きな御屋敷やお庭があれば、猛獣を飼えるようですが、猛獣は巨大な体を摺り寄せて、人間に甘えてきます。
彼らは、高等な脳を持ち、餌をくれる人間が好きで好きでたまらないのだと思います。
 
ライオンや豹が、潤沢な餌を与えられている限り、人とトラブルになることはないでしょう。
しかし、もし、人が餌をくれなくなったらどうなのでしょうか?
放し飼いになっていれば、猛獣は自分で小動物を狙うかもしれません。しかし、それもなくなったら、人間も狙うのでしょうか?
家で飼っていた猛獣が、大好きな人間を襲うようになるには、猛獣が餓死寸前になったりの相当の悪い条件がそろわないと、起きてこないでしょう。
育てた猛獣が、飼い主を狙うのは、相当の悪い食の条件が重なりです。
 
人の腸の細菌が住み分けているのと似て、共存し合う同士が争うとなると、大きな条件の変化が起きているのです。  日頃親しんで、免疫調節作用をしてくれていたはずの腸内細菌が、突然、人に襲いかかると、病気が起きます。腸内細菌の乱れによる慢性大腸炎です。
 
 
いままでの研究では、腸の菌の多様性が獲得できる赤ちゃんでは、アレルギーの発症を防げるとかのデータは、発表されています。
1か月の時の赤ちゃんの腸の細菌が多様である方が、その後のアレルギーの発症が少なかったとの観察研究があります。
無菌マウスの腸内に、ビフィドバクテリウムを植え付けると、食物アレルギーの発症を防げたとかのデータもあります。
 
1989年、環境中の細菌が、アレルギーの発症を抑える働きがある(衛星仮説)と騒がれました。
大きな家畜を飼っている農家の子どもがアレルギーが少なかったからです。
 
今は、さらに、腸内細菌の多様性が、免疫調節作用との関連することや、過剰なアレルギー反応を抑える働きについても、データが示されています。
 
細菌は生きていないくとも、その成分だけでも、人に反応を起こさせます。
赤ちゃんが生まれた後も、菌の成分との反応が静かに起きれば、人は防御力を発揮できるようです。
 
つまり、人は、菌が日常的に体に触れたり、体内に入ることで、見分けの能力ができあがり、慣れた物質は受け入れ、慣れない物質(病原体が高い)を排除する能力を獲得していきます。
 
菌や菌の成分に、接しながら育つということが、余計な物質に過剰な反応をなくすのです。
つまり、食物やダニアレルギーを防ぎます。
 
卵を食べた赤ちゃんの口の周りが赤くなっても、それだけであれば、検査結果にかかわらず卵を制限しない方が良いようです。アナフィラキシーを起こしても、時期を待てば、そうした反応は続きません。
 
食物アレルギーが、食べて治すという治療方針になったのも、こうした菌と人のかかわり合いの研究が後押しをしました。
 
人は、反応をしてはいけないのではなく、反応が進んではいけないだけなのです。その能力を内在しています。
 
過剰な反応が起きても、多くの人では治まって行きます。花粉症も、時間と共に治って行くことが期待できます。抗ヒスタミンも続け過ぎると、人により鼻の鼻水産生細胞が増えてしまいます。
こうした副作用が全員でおきれば、抗ヒスタミン剤はだめな薬であることがすぐわかりますが、一部の人だけで起きてくるので、難しいのです。
 
年齢の小さな子どもは、まだ、調節途上にあり、食べ物に反応したり、アナフィラキシーも起こしやすいが、治りやすいです。
 
むしろ、本物のアレルギーができあがってしまうのは、除去食をしていた成人や大学生などで、アナフィラキシー死が問題になります。
 
前回、発想の転換について書いた。男性の価値は、介護の要員としての能力で決まるなどと書いたが、反発を感じた男性陣も少なくないかもしれない。
 
人の価値とは、加齢していく人生の過程で変わっていくものだ。
 
適齢期の女性であれば、かつて、結婚の条件は三高、高学歴、高収入、高身長であったはずだ。
それは、適齢期の女性にとって、未来の夫が、将来にわたり、豊かな生活を保障してくれる相手だからである。
 
私の周りの女性たちを見ても、夫が社会的に高い地位につけば、その妻の女性は幸せそうだ。
周りからも、内助の功などと、もてはやされている。万年、平の亭主をもった女性より、満たされる部分は多いと思う。
 
しかし、加齢した妻が、体が不自由になった時、本当にやさしく接してくれるか夫かどうかは、又、別の資質なのではないかと思う。
 
高齢者の苦しさや悩みに、いかに気がつき、どんな風に助けてくれるかで、介護人の価値は決まる。
三高だった人は、縁の下の力持ちのような立場には甘んじられないことが多いかもしれない。
 
しかし、本当に頭の良い人というのは、いつでも、どこでも、周りから期待される人間像を演じられる人なのだと思う。
 
iPS細胞の山中教授が、NHKテレビ紅白歌合戦の審査員をして、司会者からコメントを求められた。
その時の山中教授は、その場にふさわしく、庶民的でありながら格調もある応答をしていた。ノーベル賞学者であるそんな彼に親しみをかんじた視聴者も多かったようだ。
 
山中教授、自ら語る医師としてのキャリアが、英語講演の形で、英語のリスニングの一般雑誌に紹介されていた。
 
その講演によると、山中教授は最初、整形外科医をめざしていたようだ。その後、山中教授は、自らのキャリアを基礎研究に変更するのだが、そのきっかけとして、手術には才能がないと悟った事、臨床医が助けられる患者の数に限界を感じたからであったと述べている。
 
そして、山中教授は、医学の実験とは、ことごとく、予想したこととは違う結果となるものであると話していた。
 
元々、自動性の危険をはらんだ細胞が安全であると確認する作業は難しい。
 
万能細胞の発見は、患者サイドからの期待も大きいだけに、どの研究者にとっても、安全性のある万能細胞の作製は、いばらの道であろう。
 
さて、こうした最先端の基礎医学では、嘘を言えば、そのうち、嘘はばれてしまう。しかし、臨床医学では、嘘でもしばらく気付かれず通用することがある。その間に、医者は、かせぐことができる。
 
こうした根拠の無い事でかせぐ医者は、都会に多い。こうした医師批判に敏感なのは、医療系の仕事に携わる事務系の人々である。彼らは客観的に、医師の品定めをするのが得意だ。
 
医療事務系の彼らの評価によると、東京の限られた本当に地価の高いところで医業をする医師が危ないと言う。
 
潤沢にお金がある都心の居住者たちは、高いものは良いものであることに慣れている。
しかし、医療だけは、高いものが良いものと限らない。
これが確実に言えるのは、医療分野だけである。
高地価の場所で医業をしている医療機関のネットの広告内容を見ると、その嘘が見てとれる。
 
とってつけた嘘は、医者でなくても、サプリでも薬でもしかりである。
 
医療は、暗示で商売がなりたつからである。
医者に限らず、他人に何か働きかける仕事や、師匠と呼ばれる仕事には、暗示で、人の気持ちを動かすことができる。
 
暗示で問題が大きいのは、暗示を他者にかけるだけでなく、自身に対してもかけてしまうことである。つまり、暗示をかけている側の人が、自らが超能力と誤解をしてしまう危険がある。
 
人は治療の効果を感じるのは頭である。
つまり、実際の効き目はなくても、頭が効果を感じれば良いからである。
 
最近は、そこに整体も加わってきている。
 
整体をやる人は、他人をその気にさせる魅力にとりつかれてしまうのだと思う。
整体士は、自らが高い能力を持っているとする自己暗示にかかってしまいがちだ。
 
お金儲けや暗示療法だと割り切って整体を施している人の割合は、実際はどの位なのだろうか?
 
暗示にかかったクライアントが熱心に通ってくるうちに、整体士、自らの手や腕が、すごい能力を持っていると思いこんでしまい、自らやっていることが何なのか?もうわからなってしまうのだと思う。
そうなれば、むしろ、整体士にとっては幸せなことであるが・・・。
 
ある、一流会社に努める若いエリート男性から、自律神経に効く整体があるという話を聞いた。
このエリート男性は、自らが自律神経失調だと言う。
医者にもかかって、薬物療法も受けた。しかし、薬は良くないと、彼は思った。
彼のくわしい症状はわからないが、彼は自律神経の治療に、自律神経専門の整体治療をみつけたと言う。
つまり、自律神経を治すとする専門の整体治療があるらしい。
 
私は、そんなのあるのか?と思ったが、そうした内心を隠しながら聞いた。
「それって、効果あるのですか?」
 
青年は、即座に「すごくあるんです。僕の場合、薬はだめでしたね。整体はすごくいいですよ。でも、料金がすごく、高いんです。専門だからしかたないみたいです。
と答えが返ってきた。
 
30分五千円とか?」
 
「いや、40分で八千円です。保険はききません」
 
こうした治療(まがい)のものは、高い方が効くだろう。
保険はきかないとの答えに、私はほっとしながら返した。
「気持ちが良いと思える時間を長くとることは、とても大事ですよね。」
 
ここで私のコメントも止めておけば良いのに、やはり、つい、本音が出た。
 
「なぜ効くのかの説明を、整体士に聞いた方がいいですよ。今度、そこを突っ込んで聞いてみたらどうかしら?」と、言った!
私の本音は、「整体士の理論が破たんするまで、聞きこんで欲しい・・・」ではあったが・・・。
 
整体士が、暗示療法をやっている自覚があれば良いが、整体士にその自覚が薄い場合、あるいは隠している場合は、クライアントとの話合いは不毛なものになりそうだ。
 
しかし、このクライアントは、薬が悪いと感じた鋭い感覚を持っている。
頭も教養もある一流会社の社員なのだから、いつか、自らの自律神経失調とは何なのか?に気づくようになるのでは・・・と考えた。
 
このクライアントは、整体士の説明に限界を感じるようになるかもしれないし、あるいは、クライアント自らで、治療が不要になったと感じるようになるかもしれない。
 
いずれ、どちらかには、なっていくのだろう。
 
そして、整体が効く理由を彼自身で解き明かして、整体に頼らずして、自らで自律神経を調整できるようになってほしいと思う。