読書時間:2.5h
一読:あり(たぶん)
再読:なし
R指定:時間に追われていない人は不要
著者:オリバー・バークマン/訳:高橋璃子
原題:FOUR THOUSAND WEEKS - Time Management for Mortals
刊行:2022年6月
価格:1700円+税
出版:かんき出版
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時間に追われている人のための自己啓発本
イントロダクション 長い目で見れば、僕たちはみんな死んでいる
現実を直視する
なぜ、いつも時間に追われるのか
効率化ツールが逆効果になる理由
「時間がある」という前提を疑う
可能性を狭めると自由になれる
注意力を自分の手に取り戻す
本当の敵は自分の内側にいる
幻想を手放す
時間と戦っても勝ち目はない
人生には「今」しか存在しない
失われた余暇を取り戻す
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忙しさへの依存を手放す
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留まることで見えてくるもの
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時間をシェアすると豊かになれる
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ちっぽけな自分を受け入れる
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暗闇のなかで一歩を踏み出す
エピローグ 僕達に希望は必要ない
付録 有限性を受け入れるための10のツール
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4000は、千円札4枚、100ドル札40枚、パシフィコ横浜の座席数など、人間がイメージしやすい数である。
(東京ドーム4000個分はイメージしにくいや![]()
つまり、少ないと感じやすい。
24億秒なら長いと感じるのではないだろうか。(4000週≒24億秒)
人生は4000週しかないという行から人生は短いと説き、宇宙的無意味療法で締める。
宇宙
それをいっちゃお終いよ
宇宙を持ち出したら全てがちっぽけになってしまう。自己啓発本としては反則と思う。
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人生を生きはじめるための5つの質問
1生活や仕事のなかで、ちょっとした不快に耐えるのがいやで、楽なほうに逃げている部分はないか?
2達成不可能なほど高い基準で、自分の生産性やパフォーマンスを判断していないか?
3ありのままの自分ではなく、「あるべき自分」に縛られているのは、どんな部分だろうか?
4まだ自信がないからと、尻込みしている分野は何か?
5もしも行動の結果を気にしなくてよかったら、どんなふうに日々を過ごしたいか?
有限性を受け入れるための10のツール
1「開放」と「固定」のリストを作る
2先延ばし状態に耐える
3失敗することを決める
4できなかったことではなく、できたことを意識する
5配慮の対象を絞り込む
6退屈で、機能の少ないデバイスを使う
7ありふれたものに新しさを見いだす
8人間関係に好奇心を取り入れる
9親切の反射神経を身につける
10何もしない練習をする
アダム・グラント、カル・ニユーポート、ダニエル・ピンク、ジョン・ウィリアムズ、バーバラ・スピンデル、ジョー・モラン
自己啓発本によくある何か条では、これらの著名人には響かないと思う。
彼らが絶賛したのは、4000で短いと感じたからだろう。そういう意味では成功している。
30歳のときなら得るものはあったと思う。
分かるけど、そうは言っても振り返るヒマは無いんだよ!と思いながら、読んでいたと思う。
当時、振り返る重要さに気づいていれば人生違ったと思うが、そっちが良かったとは思わない。
30歳の自分へ贈りたいという意味を込めて、一読ありです。














