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サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

 

キエ 2018

\5522@トスカニー

ビルG.D.ヴァイラ

クローバーイタリア ピエモンテ州 

ぶどうフレイザ

ワイン15.0%

キノコリコリス

キノコミネラルいろいろ

 

 

1日目 2025/1/1

 

 

 

 

お供は、ガリエニのおせち、天ぷら(えび、かきあげ)、鴨だし蕎麦、紅白なます

 

 

ヴァイラさんはブドウを活かす造り手なので、樽を効かせたりしません。

スパイシーな感じはありませんが、こちらによるとタバコ、胡椒の香りがあるそうな

度数15%ですが、飲み口は優しいです。

 

単体でも美味しいです。

トリュフ香るローストビーフはよく合います。

燻した肉は味変でしょうか。トマト系もありです。

変なクセがないので、テーブルワインのように大きく外さない感じです。

 

5000円のワインでこれだけ美味しいのに、100万円のワインを当てるなんて、

ズバリ!できるわけがないッ!

と思いながら、芸能人格付けチェック!2025お正月スペシャルを観てました。

 

 

2日目 2025/1/2

お供は、ガリエニのおせち残り、ランプステーキ、パン(メゾン ランドゥメンヌ

 

ステーキは脂がのっていて、ワインでスッキリする感じでした。

何かのソースがあれば良かったかも。

 

 

 

3日目 2025/1/9

お供は、砂肝のコンフィ、カプレーゼ、豚の角煮、いちじくのカルパッチョ、シャウエッセン夜味、ブロッコリー炒め、牡蠣の燻製

 

こってり肉より甘いもの。

角煮もいいですが、いちじくが合っていました。

飲み口が優しいので、濃い味より控えめなお供が良いようです。

 

 

 

4日目 2025/2/2

お供は、ステーキ、付け合せ、ベジマイト

 

渋味がでていました。

澱じゃないですが、こういう方向になるのは残念です。

パワーはあるのでリセット感はありますが、

ちょっと寂しいですね。

 

おしまい

 

ミレニアム 2021

\2970-20%@ENOTECAonline

ビルラ・モット

クローバー南アフリカ フランシュック

ぶどうメルロ 51%
ぶどうカベルネ・フラン 35%
ぶどうカベルネ・ソーヴィニヨン 10%
ぶどうプティ・ヴェルド 4%

ワイン13.5%

キノココショウ

キノココーヒー

キノコタバコ

 

 

1日目 2024/12/25

お供は、鹿ソーセージ、ローストビーフ、マッシュポテト、キノコのマリネ、ピラフ

 

スパイシーです。

ここまで強いと合わせるものがなさそうですが、

鹿ソーセージとマリアージュ

 

袋ごと茹でたのでソーセージの塩気が強いですが、それさえなければ、言うことなしでした。

 

次回は、コンビーフのアヒージョでいけるはず

 

 

 

2日目 2025/1/9

お供は、砂肝のコンフィ、カプレーゼ、豚の角煮、いちじくのカルパッチョ、シャウエッセン夜味、ブロッコリー炒め、牡蠣の燻製

 

このワインは濃い味に合うようです。

角煮よりも夜味に合いました。

ワインに負けない、いちじくも悪くないです。

 

 

3日目 2025/1/16

お供は、ホタルイカのペペロンチーノ、焼き鳥(一炭)、黒豆

 

焼き鳥にマリアージュ~

と言いたいところですが、鹿肉ソーセージや夜味の方がマリアってます。

 

レバータレ串は苦みがあるので、それが邪魔している感じです。

もちろん充分美味しいです

 

 

4日目 2025/2/2

お供は、ステーキ、付け合せ、ベジマイト

 

赤身肉にワインソースでマリアっていたと思います。

焼き鳥に合わせるために1杯残しました

 

 

つづく

読書時間:4.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:ジェイムズ・C・スコット/訳:清水展、日下渉、中溝和弥
原題:Two Cheers for Anarchism: Six Easy Pieces on Autonomy, Dignity, and Meaningful Work and Play
刊行:2017年9月
価格:2800円+税
出版:岩波書店
本本本本本本本

 

アナーキーを理解する最終章(自分)

 

はじめに

1無秩序と「カリスマ」の利用
2土着の秩序と公式の秩序
3人間の生産
4プチ・ブルジョアジーへの万歳二唱
5政治のために
6個別性と流動性
訳者あとがき・解題

......

 

パリのタクシー運転手は、ストを行うとき交通規則を完璧に守る。
規則に従うことが非効率になる好例である。

ストは示し合わせて行うが、やろうと言い出すのは誰なのか。
赤信号みんなで渡れば怖くないは、みんなでルールを破る標語!?だが、最初に足を出すのは誰なのか。

不服従を行う者たちの安全は非可視性にかかっている。目立って叩かれるのは誰も望まない。
おかしいと思っていても従っている規則に対して、普段から逆らうクセをつけておこう、というのが著者の主張である。

応仁の乱もフランス革命も誰かが最初の一人になったわけではなく、後からみればそうだったというだけなので、気にしなくていいらしいが、それでも最初の一人にはなりたくない。
......

 

1998年に郵便番号が7桁へ変更になり、建物にも番号が付けられるようになった。(例:102-8080 TOKYO FM)
一見便利だが、京都の人にとってはそうではなかった

 

便利になったのは外の人であり、基準は外の人が便利になるために作られる。


質を量に変換して分析することを費用便益分析という。米軍や世界銀行などでも活用されている。
大阪万博2025の費用便益分析はプラスである。

 

 

基準を作ると質は正しく量に変換できなくなり(グッドハートの法則)、質を量に変換できないときはゼロになる。
基準を導入するのは平等で民主的なようだが、巧妙に違う。

見た目、年齢、収入で判断された婚活を思い出す。
自分はステータス(数値)で判断しているのに、数値で判断されるのは腑に落ちなかった。
大阪万博の分析も同じで、なんか腑に落ちない。

著者は恣意的と表現しているが、つまりはズル。
エリートがズルしているという直感は正しい。

原題にある万歳二唱(Two Cheers)は、全てがズルではないことを示している。
家父長制など外から基準を持ち込んだほうが良いこともあるからだ。

『目が覚めて寝るまで従属のなかに生き、保身の術を身につけた人間が、突然、リスクを取ることを厭わない人間になることを期待できるだろうか。』

そう言われても最初の一人は怖い。
面従腹背でいいと思う。
アナーキーと面従腹背は似てませんか?

......


アナーキーのイメージはこういう無法者でした。

 

本書を含めてアナーキーのイメージを変えてくれた3冊です

 

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

 

民主主義の非西洋起源について