読書時間:2.5h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:鈴木大介
刊行:2023年1月
価格:900円+税
出版:講談社現代新書
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父の死をきっかけに自身の偏見と向き合う
序章
分断
対峙
検証
証言
追想
邂逅
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ガンになった父は右翼的な発言をするようになる。
父を軽蔑し、看取ったとき悲しみはなかった。
なぜ父はネット右翼になったのか?
父に抱いているイメージは兄弟や母親で違うこと、昭和初期生まれにとって、三国人や支那などは差別用語でないことが次第に明らかになり、父をネット右翼にしたのは著者自身だったと気づく。
著者は書き手として意識するところをあげている
1)自分の知りたい分野で、新しい知識を得る興奮
2)自分が思いもしなかった新たな価値観を知る驚き
3)自分の秘めた情動を代弁、言語化してくれるような言説を知る喜び
4)自分でも知らなかった自分自身の本音が発見できる驚き
5)自分だけがその思考を抱えていたわけではないと知る安堵
3は確証バイアスと呼ばれ、最も効果が高い
書き手として分かっていたはずなのに、ネトウヨスラングを発する父=ネット右翼、と決めつけてしまった著者の後悔は、察するに余りある。
自身も似たような経験があるからだ。

シアハートアタックにやらたわけではないけど
、一定期間で振り返ったほうがいいと思う。
振り返ればデタラメで学んでいた![]()
振り返りやすいよう本書の教訓をひとことで
自分の過剰な反応を疑え

