読書時間:5h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:アンソニーFアヴェニ/監修:増田義郎/訳:武井摩利
原題:Between the Lines: The Mystery of the Giant Ground Drawings of Ancient Nasca, Peru
刊行:2006年3月
価格:2800円+税
出版:創元社
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ナスカ地上絵の謎は月並み
序幕
世界の不思議
コロンブス以前のナスカ
百聞は一見に如かず
神聖な景観
迷宮へのレイ・ライン
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ナスカの地上絵はナスカ時代(BC100-AD800)に描かれた。
ナスカが有名なのは保存状態が良いからであり、地上絵は他の地域にもある。
動植物がたくさん描かれていると思われがちだが、直線がほとんどで、動植物は僅かである。
ナスカはワリ帝国に征服され、のちにインカ帝国に征服された。
インカ文明には文字がなく、南米の歴史を文字に残したのは、スペイン人が侵略してからである。つまり、
ナスカについて文字の記録はない。
それで好き勝手な説がでてくるわけだが、著者はこう主張する。
地上絵を描いた人の文化や暮らしを無視して、地上絵だけにスポットを当てるのは正しくない
ナスカの人々はどのような暮らしをしていたのだろうか。
ナスカは高台で乾燥しており水が貴重である。
夏季(11月~2月)になるとアンデス山から水が流れてくるので、インヘーニオ河谷、ナスカ河谷の人々は種まきが始められる。
2つの河谷は20km離れており、直線はラインセンターに向かって敷かれている。
多くはカワチという聖なる場所(ピラミッドがある)に向かっており、直線は巡礼路と考えるのが妥当と思われる。
地上絵については明確にしていないが、
宇宙人が描いた
高度な技術で描いた
星や星座を示している
神に見せるために大きく描いた
滑走路
等々の説は、ありえない。
儀式または巡礼用という説が妥当だろう。
ナスカ河谷側にはカワチがあり、地上絵はインヘーニオ河谷側にある。
近くに儀式用の絵を描くのは理にかなっている。
地上絵がただのラクガキとしたら、カワチの傍に描くのは憚られるだろう。
いずれにしても、インヘーニオ河谷側に地上絵があるのは妥当といえる。
芸術家は芸術作品、数学者は高度な幾何学的知識の記録、天文学者は天体というように、ナスカを訪れる者は誰も「意味を持つ答え」を見つけることに捉われすぎているように思える。
という著者の見解は、「陰謀の日本中世史」に通ずるものがあった
面白くない結論と、著者自ら語っているが、現実とはそんなもの


