メイカーズ進化論 本当の勝者はIoTで決まる | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:2h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし
著者:小笠原治
刊行:2015年10月
価格:740円+税
出版:NHK出版
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売れるモノの作り方

序章 進化する「モノづくり」の生態系 なぜDMM.make AKIBAは生まれたのか?
1モノが売れる
2モノが作れる
3モノゴトで稼ぐ
終章 IoTとその先の未来 「モノづくり」だから変えられる世界がある

 

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メイカーズは、アイデアさえあればモノが作れる!という主旨だった。
売れるモノが作れる!というのが本書の主旨。
そのカラクリは、欲しい人を集めてから作る。

欲しい人を集めてから作り始めることを可能にしたのが、クラウドファンディングだ。
資金を調達してから作り始めるので、在庫を抱える心配がない。

 

 

 

クラウドファンディングの一つ KICKSTARTER を見てみると、人が集まっているモノは、モノゴトが凄い!
欲しいと思わせるモノゴト作りが、これからのモノ作りなのだ。
著者はこれを「非言語」と表現する。
説明して分かるモノではなく、見てカッコイイ、すごいと思うモノ。
 

残念ながら日本のモノ作りは真逆で、画質、画素数、燃費、等々、説明しないと分からないモノが多い。
ベンチャーでモノ作りをする技術者に元大手メーカー出身が多いのも、日本のモノ作りの閉塞感を表していると言えるだろう。

メイカーズでは、モノ作りはこんなに簡単になったよ。さあどうする?と言われている気がした。
本書は、モノ作りの場を用意したよ。だけで、押しつけがましくない。
 

 

 

著者はモノ作りに必要なのは情熱という。
モノ作りの場を訪れたら、自分にもモノ作りの情熱が湧いてくるだろうか!?
自分しか使わない1点モノを作るのもありかなと思った。