松山千春さんは、1955年生まれで、財津さんの7歳下、山木さんの5歳下、正やんの4歳下、細坪さんの3歳下、天野さんの2歳下になります。デビューも一番遅く、1977年(22歳)のことでした。デビュー曲は「旅立ち」でした。
それまでのフォーク音楽に比べて、千春さんの歌は、歌唱法が独特で、高音が力強く、とても派手な歌い方でした。
ここでは、〝北海道のスーパースター〟として人気が絶頂にあった1977〜1983年の7年間に発表された曲の中から24曲選びました。
ベスト24の選曲は、独断と偏見によるものです。曲順は、発表年時順です。
①旅立ち
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1977年発表/1st/74位)
松山千春の記念すべきデビュー曲。
「私は泣かない。だって、あなたの、あなたの思い出だけは消えたりしない。私の瞳が濡れているのは、涙なんかじゃないわ。泣いたりしない。」
②君のために作った歌
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「君のために作った歌(1977年発表/1st/8位)」初収録。
デビュー・アルバムのアルバム表題曲。素直で素朴で優しい曲です。
「何気なく口ずさむ歌だけど、せめて君には褒めてもらいたい。心を込めて歌うから、もう一度、歌うから。」
③オホーツクの海
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「君のために作った歌(1977年発表/1st/8位)」初収録。
シンプルだけど、雄大で美しい曲。
「はるかな潮騒、耳にすれば、忘れた何かを思い出す。しずかな、そして、しずかなオホーツクの海よ。」
④銀の雨
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「君のために作った歌(1977年発表/1st/8位)」初収録。
2ndシングル「かざぐるま」のB面に収録されていた曲ですが、名曲です。
「あなたと暮らしたわずかな時間、通り過ぎれば楽しかったわ。これ以上、私がそばにいたなら、あなたがだめになってしまうのね。」
⑤足寄より
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「君のために作った歌(1977年発表/1st/8位)」初収録。
千春さんのバラードで、いちばん好きな曲です。
「戻っておいでよ、この街に、都会の暮らしに疲れたら。あいかわらずの田舎町、それでも、お前のふるさとだろう。」
⑥大空と大地の中で
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「君のために作った歌(1977年発表/1st/8位)」初収録。
今や、松山千春の代名詞となった名曲。
「凍えた両手に、息を吹きかけて、凍れた身体をあたためて。果てしない大空と広い大地のその中で、いつの日か、幸せを自分の腕でつかむよう。」
⑦青春
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1978年/4th/26位)
デビュー曲「旅立ち」と並んで、ファンにとっては思い入れの強い曲のひとつ。
「青春の真ん中で君を愛して、戻らない若い日を君とともに生きる。」
⑧季節の中で
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1978年発表/5th/1位)
当時、大ブレイクして松山千春の名を全国区にした出世曲です。
「はばたけ高く、はばたけ強く。あなたの旅が始まる。めぐる、めぐる季節の中で、あなたは何を見つけるだろう。」
⑨青春Ⅱ
作詞作曲 松山千春
◯シングル「季節の中で(1978年発表/5th/1位)」のB面収録。
爆発的にヒットしたシングル「季節の中で」のB面の曲で、4thシングル「青春」の続編になる曲ですが、どちらの曲よりも、この曲の方が思い入れが深いというファンが多い、隠れた名曲です。
「背中を向けたあなたをつつむ淡い日差しが眩しすぎます。人は皆、束の間の幸せを信じて。あなたと生きた青春の日よ。愛にすべてをかけた日々。」
⑩ピエロ
作詞作曲 松山千春
◯アルバム『歩き続ける時(1978年発表/3rd/1位)』初収録。
これもファンには思い入れの深い隠れた名曲。
「笑いなさい、笑いなさい、君には笑顔が似合う。そうさ、僕はピエロでいいさ。いつも、笑いふりまくピエロでいいさ。」
⑪窓
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1979年/6th/5位)
歌詞が非常に印象的な佳曲。
「小さな窓から見える、この世界が僕のすべて。空の青さはわかるけど、空の広さはわからない。この窓を開いて自由になりたい。」
⑫卒業
作詞作曲 松山千春
◯アルバム『空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように(1979年発表/4th/1位)』初収録。
6thシングル「窓」のB面に収録されていた曲で、アルバムには別バージョンが収録されています。
「青い空、青い海、風のささやき。帰らない日々が駆け抜けていく。だけど今、夢がある。ささやかな夢だけど、明日があるから。」
⑬空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように(1979年発表/4th/1位)」初収録。
これも、千春さんにしか歌えない雄大な美しい曲。
「振り返ることもなく、荒れ果てた、この道を、空を飛ぶ鳥のように、野を駈ける風のように、歩き出せ、今すぐに、その胸に、夢を抱いて。」
⑭生きがい
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「空を飛ぶ鳥のように 野を駈ける風のように(1979年発表/4th/1位)」初収録。
千春さんの故郷への愛情が強く感じられる曲です。
「どこまでも青い空は高く、優しい日差しに包まれて、はなやぐものは何もないけど、僕はこの町で生きている。」
⑮夜明け
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1979年発表/7th/5位)
失恋で傷ついた人への励ましの思いがこめられたメッセージ・ソング。
「誰かを責めちゃいけない、もちろん君自身も。何かが狂っただけさ。よくあることさ。せめて君の夢がかなうよう、僕は歌い続ける、この歌を。」
⑯恋
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1980年発表/8th/6位)
千春さんのシングルの中で、いちばん好きなバラード曲です。
「きっとあなたはいつものことと、笑い飛ばすに違いない。だけど、今度は、本気みたい。あなたの顔もちらつかないわ。」
⑰帰ろうか
作詞作曲 松山千春
◯シングル「恋(1980年発表/8th/6位)」初収録。
夢に破れた男の哀しい歌ですが、妙に心が惹かれます。
「帰ろうか、帰ろうか、まだ寒い北国へ。だけど、そこには僕の愛した人がいる。」
⑱もう一度
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「浪漫(1980年発表/5th/1位)」初収録。
このアルバムで、いちばん良かった歌。
「こんな夜は、冷たい夜は、みょうに寂しくなるわ。あなたは煙草くゆらせながら、何か言おうとしてる。」
⑲風の詩
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「浪漫(1980年発表/5th/1位)」初収録。
今も時々街で流れる、根強い人気のある、明るく爽やかな曲。
「風が口ずさむ愛の詩、君にも届け、清々しいのは青い空、広がる大地。」
⑳人生の空から
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1980年発表/9th/4位)
千春さんのシングルの中で、いちばん好きな曲。
「深く耳をすませば、朝一番の汽笛、街はにわかにざわめいて、遠い旅の空から、君に送る便りは、力任せの殴り書き。まわり道でも、旅の終わりに、君にもう一度、会えたならいいね。」
㉑北風の中
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「木枯しに抱かれて(1980年発表/6th/1位)」初収録。
このアルバムの中で、いちばん好きだった歌。
「人ごみの中、走り去る君。声をかける。僕も走る。押し戻される。教えてほしい、愛のゆくえを。このまま終わるつもりだろうか、これからなのか。」
㉒木枯しに抱かれて
作詞作曲 松山千春
◯アルバム「木枯しに抱かれて(1980年発表/6th/1位)」初収録。
1990年代、バブル崩壊後の社会で、夜の街で、この曲が流れていました。
「何一つできずに、さまよい歩く心を、木枯しは吹き荒れ、あざわらうように。凍えてはいけない。涙してはいけない。まして、ここまできて、倒れてはいけない。」
㉓長い夜
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1981年発表/10th/1位)
千春さん最大のヒット・シングル曲。
「長い夜を飛び越えてみたい。お前だけに、この愛を誓う。星降る夜に誘われて、とまどう2人。」
㉔Sing a Song
作詞作曲 松山千春
◯シングル(1983年発表/14th/7位)
最後のベスト10圏内に入ったシングル曲。