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ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

昨日なんと、今年の仕事納めとなった。

 

シッター先は、引越しの真っただ中で、今までいた家は売れてしまったが、新しい家に入るまで1週間かかり、現在も入居準備の改装中。

 

そんなわけで今月は5日間しか、仕事をしていない。(物産展があって助かったが!)子供たちの習い事だけ連れて行っていたが、なんだかんだドタキャンが多かった。

 

昨日、新居を見てきたが、フローリングの張り替えが終了し、現在壁の塗り替え中であった。それが終わらない限り家具などは既に持ち込んであるが、住む準備に入れず、その間別宅のクレモナで過ごすため、そして子供たちの幼稚園も1日早く終了(園側に伝えてなかった!)と言うことで私はお役目ごめん。

 

予定外に時間が出来てしまい、一時帰国しようと思っていたが、フライトを検索している間にどんどん価格上昇。安いのを探すと片道17時間以上になるし、なんだかんだ逆に疲れに帰るのも辛い。

 

断捨離と思う割に、物が増えゴミ屋敷化。(私1人の問題ではないが)ここは意を徹して、無駄なものの処分をしなければならない。やるなら今でしょ!って感じ。

 

それにしても、この1年、シッター先にはよく振り回され、子供達も成長しているとはいえ、嵐のようであった。大人しく天使のようであった三男は凶暴化し、やたら兄たちにちょっかいを出し、最終的には泣かされるのだが、蹴ったり、殴ったりしつこい。それでいてマンマに駆け寄り、兄たちが怒られる。要領いいわ...

 

1番優しくて、のんびりした長男が1番泣かされている。やりたくないピアノも騙し騙し連れて行かされ(私に?!)、本当になんとかしてあげたい、と毎回思う。それでも、時にひねくれ、小悪魔化し、私のバッグから編みかけのものを数回解かれ、ブチ切れる事もあった。どうしてそう言う事するかな...きっとSOSなのか?だからと言って、全部解くことはないだろう!(あたるなら親に当たってよ!)流石に我が家でもそんな事されなかったぞ!「もうこのク◯ガキ‼︎」何度心の中で叫んだものか.... 他のシッターだったら直ぐに匙投げちゃうぞ!と言いたいくらいだ。

 

最後に彼らはミラノ郊外に車を停めており、そこからクレモナへ戻る、と言うので、そこまで地下鉄に乗って行かなくてはならず、駅の前で年末の挨拶を交わした。

 

子供たちにクリスマスに渡してください、といってプレゼントを渡すと、両親からも某ミラノ老舗パスティッチェリアのパネットーネを頂いた。

 

そして、アパートを出る時、「おしっこは大丈夫?」と促したにもかかわらず、地下鉄の駅前で「おしっこ...」と次男。もう私はしーらない!と思った。また家に戻るか、駅のトイレに行くしかないだろう。そうこうしている間に、次男が地下へ降りていくエスカレーターに勝手に乗ってしまったではないか!

 

◯◯!とパパさんが叫び、追いかけて行った。じゃあまた年始のことは連絡し合いましょう、とママさんと話していたら、今度は長男と三男がエスカレートに乗ってしまった!

 

「もう行ってください!」挨拶もろくにできなかったが、ママさんにも行ってもらった。

 

やれやれお騒がせ一家だ...と思っていると姿は見えないが、地下へ降りて行った子供たちが「グラッツイエ!T子〜!!ブウオン・ナターレ〜!」良いクリスマスを!と親に言われたのだろう、大きな声が響き渡った。

 

最後の最後までお騒がせな一家であった。しばらく休みになるから心を落ち着かせよう...年末くらい心身共にゆっくりしなければ...

 

今日の一句

人生は バランス重要 ワークライフ