フォーリ・サローネ 2026 ~ その8 備忘録 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

フォーリ・サローネ中これだけは見ておきたかった、コルソ・コモの巨大タコ!

 

 

入るのに時間10分ほど並んだ。中庭に入り更にタコの顔が...!怖っ!

 

 

2階の窓から外を覗いた状態。

 

 

色とブツブツがリアルに再現されている!

 

 

室内までリアル!

 

 

今にもタコの足が伸びて来て絡まれそう?!爆

 

 

実はこちらモンクレールとのコラボ。

 

 

モンクレールの2026年サマーコレクションが登場。新たなグローバルキャンペーン"HAVE A PUFFY SUMMER"プロジェクトの一貫だったようだ。

 

  

 

 

また別の日に、サンタンブロージオ近くのサン・ベルナルディーノ・アッレ・モナケ教会で行われていた、吉泉聡氏率いるデザインスタジオ「TAKT PROJECT」にお邪魔して来た。

 

ミラノの小教区教会ではなく、ある共同体の祈りの場なのだが、イベントの時にしか中に入れない。

 

TAKT プロジェクトの展示は2022年もこちらで行われ、非常に印象的であったが、その後のそこでのイベントはどうも静寂を保つ「隠れ家」的な空間にはそぐわない気がしていたが、今回再び彼らが戻って来ており、感動。

 

 

 

 

それは、100本の枝をモチーフに、素材との現代的な関係性を探求するものであった。

 

 

また、テクノロジーを利用し、素材を再び感じ取る手段として再解釈されているというものであった。


森の中を歩き、木々に触れ、目に留まった枝を集め、それらをじっくりと観察し、3Dスキャンしてデジタルレンズを通して新たな視点から眺めたという。

 
  

 

  

 

 

たったた〜…

す〜っす〜っ…

サ〜っサ〜っ…

 

なんとも言えない擬音語が耳に残る

 

 

枝が独特な形、構造的な不均衡、そして重さが3Dプリンティングなどのツールを使って鮮やかに蘇り、その中で音を発しているようにも感じられた。

 

単なる枝が、人間との間を仲介する知覚器官のような存在となり、森の記録が作品となっているようであった。

 
ものづくりを持続可能な行為。それは、素材が素材となる以前の声、そして素材が生まれる環境の声に耳を傾けるということ。

 

ざーっと1週間駆け巡るフォーリ・サローネであったが、「創造性」とは?と振り返る。

 

表面的な装飾ではなく、作品の根底にある「知性」や、また感覚的な「美しさ」が統合され、自分と他者との間で、感情的な共有(エンパシー)が生まれた時、意味や価値が生まれるのではないか。

 

個人的に非常に楽しめた1週間であった。