フロラリア 2026 〜 花祭り (備忘録) | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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晴天に恵まれた日曜日。

 

サン・マルコの花市・フロラリアに午後から出かけて来たが、地下鉄のランツァ駅を降りた時点ですごい人。日曜日の昼食後、しかもお天気が良く、サマータイムに入ったばかりなので、気持ちゆったり。散歩にでも、出かけよう!と考えることは皆同じ。笑

 

今回は、毎年春と秋のイベントに出かけている割に、お御堂に入っていないことに気づき、入ってみた。

 

祭壇、正面。

 

 

余談だが、カトリック信者であれば、教会に入ればすぐに十字を切り、ご聖体(キリストの体)が安置されている教会で最も神聖な場所である聖櫃の場所を確認し(通常は、祭壇の近くや聖堂内の小部屋にあり、その近くには赤いランプ(聖体ランプ)が灯されている)、イタリア人の場合は、主であるキリストへの敬意を表すため、右ひざを床につけたり、軽くまげ跪礼をする。

 

サン・マルコは、1254年頃にアウグスティヌス修道会によって建設が開始された歴史ある教会。聖マルコに捧げられたこの教会は、13世紀のヴェネツィアとの和解や、12世紀のフェデリコ・バルバロッサによるミラノ包囲に対する防衛の感謝を記念して建てられたと言われている。

 

立派な内装は、アウグスティヌス会の修道院設立期からきっと、(自らの名を結びつけてきた?)諸家による私的寄付が相次いでいただろうことは、想像できていたが、ヴィスコンティ家の財政的支援はかなり大きかったようだ。

 

実は知らなかったのだが、教会入り口、ファサードの中央には、小柱の束で構成されたアーチを持つ優雅な大理石の門があり、その上部にはニッチに収められたサンタゴスティ―ノ(聖アウグスティヌス)、サン・マルコ(聖マルコ)、サンタンブロージオ(聖アンブロジウス)の全身像が3体飾られているのだ。

 



とにかくサン・マルコには、フレスコ画の断片や、ルネサンス期以降の絵画(マニエリスム(16世紀)やバロック様式(17世紀))が多数残されており、「ミラノの美術の宝庫」とも評されていると知った。

 

話は基、

 

入って直ぐ右側のカペッラ。

 

 

焚き火と天使。聖書において「焚き火」や「火」は、神の臨在、清め、裁きを象徴する重要な要素であり、天使の活動とも深く結びついているが、どのエピソードなのだろうか?ガイドが欲しかった!

 

 

そして、こちらはこのアングルが美しく、光の加減を調整しながら画像を撮っている人が多かった。

 

 

右上 *『アレクサンデル4世がアウグスティヌス会を設立する』と、その下中央部からは1956年の修復工事の際に、14世紀の『磔刑』が発見されたのだそうだ。この作品は断片的な状態であったが、フレスコ画の一部とそれを覆っていた墓を取り除くことで、再び日の目を見るようになった。

 

* 実際には、グリエルモ隠遁者会、アウグスチノ修道会、福者ジョヴァンニ・ボノの隠遁者会、モンテ・ファヴァーリの兄弟会、ブレッティーノの隠修士会に対して合併を命じた。このうちグリエルモ隠遁者会とモンテ・ファヴァーリ兄弟会は教皇の認可を得て合併から離脱したが、残りの3団体は1256年4月9日の教皇大勅書『リケト・エクレシアエ』のもとで合併が承認され、アウグスチノ隠修士会に統合された。

 

 

パイプオルガンと朗読台。

 

 

マリアバンビーナ。幼きマリア。個人的にはミラノの幼きマリア(マリアバンビーナ)修道会のマリア像が1番美しい気がする。

 

 

ピエタ礼拝堂

 

エルコーレ・プロカチーニの弟子であるミラノの画家フェデリコ・ビアンキによるフレスコ画。

 

左から

「この人を見よ」

ゲッセマネの庭での祈り

ユダのキス

 

 

どこかで見たことがあると思ったら、昨年大阪万博にバチカン美術館より貸し出しされていた、カラヴァッジョの「キリストの埋葬」の複製。

 

 

ジョヴァンニ・フランチェスコ・ゲッリエーリの作品。

 

 

どこかで既にみた記憶があるのだが、思い出せず。復活の希望を感じる作品。

 

 

 

 

ジョヴァンニ・パオロ・ロマッツォによる『聖ペトロ、聖アウグスティヌス、聖パウロに囲まれた聖母と幼子イエスの戴冠』(1571年)

 

 

フォッパ礼拝堂のフレスコ画、こちらもジョヴァンニ・パオロ・ロマッツォによる『聖ペトロとシモン・マグスの転落』(1571年)

 

 

新約聖書外伝の『ペテロ行伝』によると、シモン・マグスは、自らの魔術によって空中を浮揚しペテロに対し挑んだが、ペテロが神に祈りを捧げると忽ち墜落し落命したとされる。

 


フォッパ礼拝堂の天井、ドーム。ドームは8つの扇形に区切られており、それぞれが預言者やシビュラ(古代の巫女)を大胆な斜視法を用いて雲の上に浮かんでいる。人物でぎっしりと埋め尽くされたこの場面は、上方から差し込む斜光によるコントラスト豊かな照明に照らされ、構図に強い垂直感を与えている。

 

 

しばらくお御堂に座り佇んだ。

 

そして、この日の目的であった花を捜しに中庭へ。

 

手軽で簡単長持ちの花…を探していたらこちらにたどり着いた。

 

西洋クモマグサ。色がかわいらしい。5月6月まで花が咲くなので、終わったら、首をきれいにそろえて切り、水は乾いたらたっぷりあげるだけで良いらしい。冬は寒さにも強いと言うので、安心。

 

 

また帽子もゲット。インド製だが、既に黒、茶色、白、赤、ペトロ色を持っており、特に黒は紫色とリバーシブルであったり、ダブルのフリルが入っていたり、さまさま。一度スーパーでその帽子を被っていたら、「売って欲しい」と声をかけられ、「使用中だし、洗っていないし」と言ったにも関わらず、お金を握らされ、持って行かれてしまったこともあった‼︎爆


今回は緑!夏が楽しみ。

 

 

充実した花祭りであった。

 

今日の一句
花祭り あれ見てこれ見て 好奇心