四旬節2026 〜 コンサート その2 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで33年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

 先週同様、友人が参加しているスピリチュアルコンサートに出かけて来た。

 

  

 

今回は、我が家の前の病院・ドン・ニョッキの聖堂で行われた。

 

ドン・ニョッキこと、Carlo Gnocchiは、イタリアの司祭、教育者、作家。 第二次世界大戦中、イタリア陸軍のエリート山岳戦兵士であるアルピニの従軍聖職者であり、戦争の悲劇的な経験の後、戦争によって引き起こされた苦しみと悲惨の傷を和らげるため従事。とりわけ戦争孤児に寄り添っていたと。

 

そして、昨日2月28日は、ドンニョッキ没後70周年であった。

 

彼は、1956年2月28日、重度な腫瘍により53歳で帰天。

 

ドン・ニョッキは、亡くなる直前に、眼科医に連絡し、「私のために刑務所に行く覚悟はあるか?あと数時間で私はこの世を去る。私の目を取って、私の子供たちの誰かに視力を取り戻させてやってほしい。そうすれば私はとても幸せだ」といって、移植を要請していたのだそうだ。

 

当時11歳半であった少年に、まだそれは違法であったのだが、角膜が移植された。当時の少年は現在81歳。現在も視力は健在のようだ。

 

それにしても、毎回趣味悪すぎ!と思うのだが(笑)、奇跡をもたらしたドン・ニョッキの体自体が祭壇にはいっている形になっている。

 

 

参加者メンバーは、先週のコンサートのアルトの歌手が変わり、聖歌隊メンバーも微妙に若返っていたような気がした。またお御堂の構造のせいかずっと音の響きも良く、何よりも先週はキーボードのみだったオルガンのパートが、小さ目ではあるが、パイプオルガンになった分、グッと良くなったし、平日の夜に再び集合し練習を重ねたそうだ。

 

そして、何よりも嬉しかったのは、今回は曲の度に、友人のご主人で、元スカラ座の歌手であり、聖歌隊の指導者でもあるマックスよりじきじき曲の紹介があり、歌詞が書かれた紙が配布されていたこと。

 

今年はアッシジの聖フランシスコ没800年記念であり、帰天したのは、1226年10月3日であるが、その翌日10月4日が記念日であり、今年からイタリアの国民の祝日と国会で認められた。ちなみに、フランシスコ(イタリアでは「サン・フランチェスコ」と呼ばれる)は、カトリック教会では「修道者」の記念日として祝われ、また動物や環境、イタリアの守護聖人として知られている。

 

今年はイタリアのあちらこちらで聖フランシスコに係るコンサートが行われることだろう。

 

今日はアシジの聖フランシスコの記念日だよ。 彼は執事であり ...

 

Mons. Frisinaによる”Canto di Madonna Povertà “. 個人的にFrisinaの曲が大好き。他にも”Alto e Glorioso Dio”が歌われた。ミサであの曲を歌おうものなら涙で歌えなくなってしまうかもしれない。苦笑

 

アンコールはやはり、聖フランシスコに捧げる曲であり、イタリアでも最も知られている"Fratello Sole Sorella Luna"であった。観に来ていた友人も涙したと言っていた。

 

 

病院前で桜が開花していた。

 

  

 

三寒四温を繰り返しながら、春に近づいていく。今日は寒かったが、心の温まるコンサートであった。

 

Dolce sentire (Fratello Sole Sorella Luna)

Dolce è sentire come nel mio cuoreOra umilmente sta nascendo amoreDolce è capire che non son più soloMa che son parte di una immensa vitaChe generosa risplende intorno a meDono di Lui, del suo immenso amore

 

Ci ha dato il cielo e le chiare stelleFratello sole e sorella lunaLa madre terra con frutti, prati e fioriIl fuoco, il vento, l'aria e l'acqua puraFonte di vita per le sue creatureDono di Lui, del suo immenso amore

 

Dono di Lui, del suo immenso amore

 

今日の一句

平和こそ 我らの宝 サン・フランチェスコ