冷え ~ 冷え対策と距骨調整 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

一気に寒くなり、ヒートテックとスカーフまたはネックウオーマーが必需品となった。
 
とはいえ、アスファルトや大理石は冷たく一気に足から冷えてくるのがわかる。ましてや空手の稽古は裸足。床暖房の道場もあるが、入っていない床との温度差は厳しく、また元々入っていない道場は板張りやポリ塩化ビニル樹脂製のマットは冷たさから痛さを感じるくらい。
 
するとすぐにふくらはぎの筋肉が硬くなってくる。下手すれば腰にも来るから放っておけぬ。
 
冷えからふくらはぎが硬くなるのは、冷えが血行不良を招き、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能が低下するためだと言う。
 
家に居る場合は、すぐに足湯するが、そうでない場合は、ストレッチやマッサージをする。ふくらはぎが硬くなると、正座も出来なくなるし、甲高故に骨で座るような形になるかなりしんどい。
 
こちらが足の冷えに良く効くツボ。
 
 
 
また、以前、日本の整体の先生に言われたのだが、足首の要である「距骨」の歪みを整えることで、全身のバランスを改善することができるのだそうだ。
 
足元の歪みが膝、腰、頭痛、冷え、便秘など様々な不調の原因となっていると考えるそうで、距骨の傾きを調整して体軸を安定させることを目指すのだそうだ。これにより、姿勢の改善、筋力アップ、血流改善などの効果も期待できると言う。
 
空手の指導をしていても、常に皆の足元を見ているが、偏平足の多いこと!そしてアキレス腱がまっすぐ伸びておらず、外側、または内側に倒れている人が多い。(靴底の裏の減り方をみれば、自分の特徴が良くわかる!)
 
そうなると、膝が内側に倒れたり、外側に向いたりして、若い頃はそれでもなんとか行けるが、ある年齢になれば絶対膝や腰やら肩やらどこかしらを悪くするのは目に見えている。
 
中高年だからあちこち痛くなるのではなく、若い頃からの積み重ねでそうなってしまうのだ。
 
毎日寝る前と起きてから、足首を内転、外転させ、腰を伸ばしたり、ふくらはぎのマッサージは欠かせられない。
 
また、体の中から温めることも重要。
 
生姜は積極的にとっている。できれば、生よりも一度蒸して乾燥させたものの方が、体が温まりやすい。

「冷えは万病のもと」。

体を温めることは健康維持の基本だが、やはりバランスが重要。適度な運動、バランスの取れた食事(体を温める食材の摂取)、適切な入浴、衣類による温度調節などを通して、常に平熱を維持できるような「冷えにくい体づくり」を目指すことが望ましい。

今日の一句
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