明日10月6日は「中秋の名月」。
日に日に、空が秋めいてきている。空気も澄んで、本来は好きな季節なのだが、この時期のミラノは、レバノン杉(Cedro del Libano (Cedrus Libani))が開花し、毎朝バルコニーをはいても、細かい黄色い花粉で一杯になるのだ。しかも、家の周りは杉で一杯!そろそろ洗濯物も外に干しても乾かなくなってきたが、いずれにしても花粉が恐ろしい。
現在私は、アレルギーの治療中なので、症状も落ち着いているが、長男はミラノに戻ってきた途端、鼻水とくしゃみが止まらなくなった!
話はそれたが、「中秋の名月」の「中秋」とは、旧暦の8月15日を指す。旧暦では7~9月を秋としているため、8月15日はちょうど秋の真ん中となる。またその頃は1年を通して最も月が美しい時期であるとされたことから、平安時代の貴族たちは、中秋の名月に月を眺めて和歌を詠む「観月の宴」を開いて楽しんだ。
月は季節にかかわらずいつでも見られるのに、なぜ昔から秋の月は美しいといわれるのか。
それは、秋の空気と月の適度な高さが関係しているという。秋の空気は、水分量が春や夏に比べて少なく乾燥している。そのため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出す。
また、月は冬に近づくほど空の高い位置を通り、夏は低い位置を通る。春は地上の埃などで月本来の明るさが霞んでしまう。
そのため、空気の水分量、大気の状況や月の高さなど、月が最も美しく見える条件が揃う秋こそ、月見にふさわしいといわれてきたのである。
そして「お月見」…といえば、ススキとお団子を思いつくが、やはりススキは鼻や目がむずむずしそう…苦笑。
「中秋の名月」は、サトイモやサツマイモの収穫時期にも当たることから、「芋名月」とも呼ばれ、豊作を祝う祭りのような意味も込められていたという。サトイモなどの収穫物を供える風習を残す地域も多く存在すると言う。メルカートでサトイモに似たタロ芋か薩摩ではないが、パターテ・ドルチェでも買って来てみようか?
とりあえず明日は天気が良いようだ。仕事帰り、月を見上げるのが楽しみだ。
今日の一句
空見上げ 秋の夜長に 神無月
