生活信条  | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

自民党のトップを決める自民党総裁選が4日、投開票され、高市早苗前経済安全保障相が決選投票で小泉新次郎農林水産相を破り、第29代総裁に選ばれた。
 
自民党初の女性総裁、しかも女性初の総理大臣になるかもしれないといわれても、両手を挙げて喜べないのはなぜだろう?
 
以前、アメリカのJ・F.・ケネディ大統領は、就任演説で、アメリカ国民に向って「君達は、アメリカが君達に何をしてくれるかということを求めるよりも、君達がアメリカに何が出来るかということを考える人になってほしい」と語りかけた。
And so, my fellow Americans: ask not what your country can do for You Ask what you can do for your country. 

これは、日本でも同じ事が言えるんじゃないだろうか。 首相や地元の議員さんに、何かしてくれることを求めるよりも、自分達で何が出来るかを一緒に考えなくてはならない…と。私たちの生活信条とすべきこと。 
 

政治とは、世の中をより良い方向に導いていくための手段であろう。身近な経済や人々の生活を改善し、長期的そして国全体・世界的な視野に立って現状をさらに良くするためには、多くの人々と意見をぶつけ合い、最善の結論を見出すことが必要。そのための手段が政治であると考えられる。

 

そして、政治家だけでなく、国民ひとりひとりが自分のこととして政治に関心を持って参加し、力を合わせて一緒により良い社会を創っていく…それが理想の政治であろう。

 
これは、自分の人生を切り開く、勇気と積極性としてもいえるのではないだろうか。 

安楽な道を求めるよりも強い人と なることを求めしめ給え 
自分に ふさわしい 仕事よりも与えられた仕事を果たすに必要な力を 求めしめ給え byラルフ・ウォルドー・エマーソン


就任3年後、ダラスで暗殺されたケネディ大統領が、生前好んだ祈りだそうだ。 

自分の生活信条を考え、そしてまたこれほどまでに日本の政治を遠くから見守っていることはなかったことに気がついた。
 
批判することは簡単だ。そして、マスメディアの偏向報道に振り回されない様にしないといけない、とも思った。
 
今日の一句
常に持て 生活信条 生きる指針