空手 〜 自主練 その5 空手バカ主婦 II | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

空手の新年度開講は、今週の土曜日からだが、その前に体慣らし、と言うことで、黒帯と上級者にだけ声をかけて、再び自主練。

夏休みでも、空手のことばかり話す仲間数人、良くチャットしたものだ。技のこと、流派の事、そしてイタリア本部内部組織のことなど。

空手は打ってなんぼ。そしてスポーツではなく、武道。

礼節を重んじ、心技体を一体として修練するもの。いかなる困難にも屈せず、自己の言動や信念に一貫性を持って、人間的に成長していくことが大切。
形だけの、目に見える「礼儀作法」ではなく、日々どう生きるか?相手への思いやりや「己を見つめる」謙虚さ、更には社会に貢献できる人間を目指す...と言いたいが、自分に甘く、言い訳を良く耳にする。

人の振り見て...で自分を戒めるが、周りとの温度差に脱力気味。

そんな中、この夏同じマインドのメンバーだけが残って練習出来た満足感は大きい。限られた時間の中でもストイックに、自分を磨こうとする仲間たち。

2時間の稽古は毎回、休憩時間もわずか、ただただ型を打った。2時間じゃ足りない!

開講前の9月第1週に3時間稽古を3回しないか?と言う声もあったが、流石に仕事の後の3時間はキツすぎる。2時間x2回が限界じゃない?と言う事でスペースを予約。普段稽古場を確保するのは難しいが、まだ夏休みムード中は楽に取れた。

> 稽古の意味を考えず、ただひたすら打ち込む。息が上がってゼイゼイします。そうしたら少し休憩してまた打ち込む。その繰り返し。終わったら何かが変わっています。必ず。

と、師範からメッセージをいただいた。

やはり、

千日の稽古をもって鍛となし、 万日の稽古をもって錬となす

 

何事も続けることは大変である。そして、ただ続けるだけではなく、空手道訓同様、 「己をみつめ、 己を正し、己を磨くものである。」


それだけ。


今日の一句

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