喜びに満ちた日 〜 その6 トレヴィリオ編II | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

感動のミサにあずかった。

 

その後、オラトリオに移動して歓迎会にあずかるてはずになっていたが、皆祭壇に並んでなかなか記念撮影が終わらず。司教が副市長の女性を連れて来たが、皆集合写真で盛り上がり、司教の様子に気づく人がいなかった。そのうち副市長が私たちも入っちゃいましょうよ!と笑顔で団体の中の入られ、渋々司教も参加されたが、すぐに笑顔になられていた。

 

その後オラトリオへ移動すると、沢山のお料理が準備されおもてなしされた。

 

気づくとご自分のポスターの前に座り、誰も見ていないところでピースサインされておられるアンドレア師を発見!おかしすぎる‼︎ すぐに携帯電話を持って駆けつけたが間に合わず。笑

 

 

ある女性に呼び止められ、ご自分の息子さんはアンドレア師と同級生で2年前に彼のいらした府中教会で結婚式をしたのよ!と言って当時の画像を見せられた。

 

またその教会の事務をしていらっしゃる方も偶然巡礼に参加されていたのだが、その彼女を捕まえて通訳してちょうだい!と言われ会話されていた。

 

ところで、2年前ベルガモへ行く際、トレヴィリオでの乗り継ぎを間違えて1時間町を放浪することがあり、偶然知り合いになった方が、多分60歳超えておられるだろうが、アンドレア師と同じオラトリオ出身という事で、機会がある度メッセージのやり取りをして来た。今回2年ぶりにお会いすることが出来た。2年前同様車椅子のお母様とご一緒で、ミサだけで帰られたが、彼の幼馴染という方が、建築家であるが巡礼団のガイド役として歓迎会から午後の巡礼にご一緒された。すごい繋がりを感じた。

 

食後はトレヴィリオの中心地へ移動し、”Santuario della Madonna delle Lacrime”「涙の聖母教会」見学。

 

 

 

天井には、トレヴィリオの奇跡の歴史が描かれている。

 

1522年2月27日、フランス軍と神聖ローマ皇帝カール5世が戦い、ロートレック将軍率いるフランス軍が、クレモナを略奪し破壊しようとし、トレヴィーリオに到着。市の領事や聖職者による調停も虚しく終わり、人々は泣きながら祈り祈ったところ、翌日28日にアウグスティヌス修道院に併設されたサン・アゴスティーノ教会の壁に描かれた聖母像の目からは大量の涙が流れ、全身からは汗が流れ始め、それが6時間続いたという。町全体が喜びに湧き、町の鐘が祝賀の鐘を鳴らし、フランス軍は聖母に敬意を表し、退却…というものだ。

 

 

 

クーポラには、ミラノのドウモ、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラなど聖母に捧げられた教会の絵が描かれている。

 

 

 トレヴィリオを救った涙した聖母の奇跡の画。

 

そこにはラテン語でイザヤ16章9節の言葉「わたしは涙でお前を浸す。」(新共同訳)と書かれていたが、個人的には、「潤す」の方が綺麗な気がする。ちなみにトレヴィリオのカテドラルの司祭館の入り口にもこの言葉が刻まれていた。

 

 

こちらは、実際ロートレックが聖母の涙を知り、ひれ伏し、兜と剣を置いたという、その「兜と剣」。

 

 

そこでフランス軍からトレヴィーリオを救った聖母マリアへの感謝の歌である。”Lodiamo Maria”を聖母マリアに捧げた。

 

アンドレア司教曰く、「トレヴィリオで日本人が”Lodiamo Maria”を歌うのは歴史的出来事になります!」とおっしゃっていたが、数日後のローカル紙にも、40名もの日本人信者がアンドレア司教と共にトレヴィリオを訪れたことが掲載されていた。これは世界がイエスのみ言葉によって結ばれるという信仰の証でもある事だろう。その場に居合わせることが出来た事に感謝して止まない。

 

その後地下聖堂へ。

 

 

またカテドラルであるSan Martino教会とカテドラルに新設された美術館を訪問。また、そこでひょことっと同級生です!という市長が登場。まったくの私服であったので、普通のおじさんにしか見えなかった。笑 

 

また、サン・マルティーノの主任司祭であるドン・ノルベルトも登場。トレヴィリオ小教区の異動のニュースを聞いていたので、今度はどちらは異動されるのかお聞きすると9月からミラノ郊外のローの小教区を担当になられるとのことであった。トレヴィリオのカテドラルには、8年間宣教されておられたそうだ。

 

このサン・マルティーノ教会は、トレヴィリオ小教区の巡礼指定教会であると言うこともあり、聖年の賛歌を日本語で捧げた。

 

余談だが、昨年のアンドレア司教の凱旋ミサはこちらの教会で行われ、アンドレア司教は市長より"San Martino d'oro"、サン・マルティ―ノ市民功労賞を頂いている。つまり名誉市民なのであるが、アンドレア師と市長とドン・ノルベルトのトリオがやけにやんちゃなおじさんっぽく、見ていて微笑ましかった。​​​​​​

 

 

鐘楼まで登りたい人!と希望までとったが、登って降りてくるまで30分はかかるだろうし、とにかく時間が押せ押せの状況で、二手に分かれる...一つはローカルガイドと通訳で回るのはどうか...その場で案が出たが、皆アンドレア司教と回りたい‼︎行き当たりばったり強硬トレヴィリオ巡礼。笑


最後になんと!ドン・ノルベルトからの奢りで、全員でジェラテリアへ〜。店先にいたお客が、なんなんだ!この日本人の団体は…!と驚いており、これまた笑ってしまった。

 

そして、ついに巡礼団ともお別れ。何名かの信者さんとは絆が深まりつつ、名残惜しかったが、聖年のお恵みとして、神の赦し、恵み、そして希望をもって歩み続けられますように。

 

今日の一句

巡礼者 喜びと希望 胸に秘め