タータ日記 〜 その129 ツインズたちの面白語録 その3 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで32年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

ある日、シッター先のママさんに頼まれ、次男だけを連れて、出かける用事があった。
 
バスを待っている間、若い男性が私のところへ来てチラシをくれた。サンタンブロージョ近辺にできたロカーレ(いわゆる飲み屋)のアペリテイーボの割引券であった。
 
次男:これは何?
私 :  アペリテイーボの広告だよ。
 
次男は、うーん...と言う顔をしたので、アペリテイーボとは何かを説明しなきゃダメかな?と思ったら、
 
次男:僕が大きくなったら一緒に行こうよ。con tuo marito!(旦那さんも一緒に!)
 
この年で、私の夫に気を使っているのか?爆
 
僕はリンゴジュースを頼んで、T子の旦那さんはビール。T子は何がいいかな...。なんのジュースがいい?
 
大人ぶったお子ちゃまの会話は面白い!
 
次男: そして僕はT子と結婚するんだ!
はあ?
 
私と結婚すると言うのは、これで2回目。教会で結婚をすると言うから大笑い。
 
次男:そしてT子の旦那さんとも結婚するんだ。
 
またもや、はあ?である。3人でするの?と聞くと、M子もいいなあ、まずはM子と結婚するか、と言う。M子とは2年前私が骨折をした際、急遽2ヶ月間私の代理で子供たちのお世話をした日本人女性。
 
私: あのさー、君にとって「結婚」って何?と聞くと
次男: “baciarsi”
つまりキスをすることだと言う。爆 幼稚園で子供たちはこんな会話をしているのだろうか?
 
次男:そして花を贈るんだよ。パパはママに花を贈ってバッチョしたんだ。
 
なんか発想が可愛すぎる!
 
次男:だからバッチョする?
三度はあ?であった。爆 私が大笑いすると、”da ridere “ 笑えるの?つまり可笑しい?と聞いてきた。
 
私: あんまりね〜、こう言うことは、外で大きな声で話してはいけないよ。
次男 : なんでいけないの?公で言って人に認められるんでしょ? 
 
こんなこと5歳になるかならないかの幼児が話す内容か?爆 笑いが止まらない。
 
今度は、地下鉄に乗り、彼を空いている席に座らせると、スペースを作って一緒に座ろう!と言う。その隣も空いてはいたが、その横の男性の上着が空席に少しかかっていたので、避けさせて頂き座った。すると次男は私にベタベタしてきて「バッチョする?」と言うから、はあ?もう何回言わせるのだ‼︎
 
思わず周りの人がクスクス笑った。
 
10年後いやいや小学校へ入ったらどうなってしまうのだろう?爆
 
子供の言語力や語彙力を高めるためには、日々の会話や読書を通して、言葉のシャワーを浴びさせること、そして、子どもが言葉を積極的に使える環境を整えることが大切だと常に言う。
 
しかし、こんなに発想や表現力が豊かなのも末恐ろしいものだ。爆