風香る5月。
その5月も気づいたらもう下旬。そろそろ6月、そして学年末。
なぜか気分は慌ただしさと、しかし、すぐに夏休みになり、人が減りゆったりした気分になれると言う余裕と嬉しさが混じり合う。
ところで、この時期地元の地下鉄M5を降りると、いつもホワーンと甘い香りがする。特に夜、地下鉄を降りた時だけに感じる。
地上のジャスミン?菩提樹?は咲いていただろうか?しかし、この香りは、地上に繋がる階段・エレベーターを通じて入ってくるのだろうか?その割には距離がありすぎでは?とずっと気になっていた。
久々トラムで街中より帰宅。
余談だが、ドウモ近くのコルドゥージオ広場は、再開発工事に伴い、複数のトラム(2、12、14、16、19番)路線が迂回され、現在とんでもないことになっている!その後3、15、24、27番トラムも対象予定だそうで、6月30日に始まり9月14日に終了する。 (まあ無理だろう。苦笑) 工事は2026年までに完了予定で、冬季オリンピックのため11月に一時中断されるようだ。
話は基、サン・シーロ競技場が見えるあたりで下車。最近高層ビルが出来、外観が非常に悪くなった。
とはいえ、一年を通して好きな風景だ。
そこで目を疑う風景に直撃!
なんだこの巨大なオブジェは?ジャスミンの怪物か?
本来渡る道の反対側に出た。
形がおかしい!花を摘まんで内側を覗いてみると、電気機器のようだ。トンネル内の電気設備や排水設備に関する塔なのか?また換気のための煙突なのか? 近くに格子状の蓋を発見。通気口というか換気口というか、ここからジャスミンの香りが漂っていくのだろうか?
ジャスミンの両脇は菩提樹の木。これから開花するので、6月は菩提樹の香りがあちこちでただよう。特に何気にサンシーロ地域は菩提樹の木が多いのだ。
しかし、調べてみたらあちこちにあるようだ。
実際、M5の全ルート、すべての駅に存在しているそうで、M4の駅にも出現している。
2000年代初頭のロンバルディア州の条例として、地下のある私有地(中庭など)の設置には3メートル以上、公共用地であれば、6メートル以上の高さの強制換気口なるものを設置するのが義務なのだそうだ。ナポリやロンドンなどでもみられる光景だと言う。
この装置は、ビルや土木建築物の外から空気を吸い込み、室内へ「送り込む」というもの。換気扇のように、中の空気やにおいを外に出すのとは逆の作用。
地下鉄によっては、かなり深い場所もあり、窓をつけるファサードがないわけだから、表面上に空気を入れ替える装置を設置するしかない。それが敢えて規則になっていたわけだが、考えてみれば当たり前のことだが、高濃度のニュームや汚染物質を含む空気がそのまま送られてもいけないので、それをフィルター処理するというわけだ。
塔を都市デザイン化する。そして、花の香りが地下ホームに漂うっていたのだ。
ジャスミン好きな私にとっては、大きな謎が解け、嬉しい限りであった。
今日の一句
眼から鱗 香りと緑化 都市デザイン














